ねこ☆にゃらーず

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ブリーダー崩壊に際し思うこと(3)

2012-11-30 16:33:50 | ボランティアの本音

ブリーダー崩壊に際し思うこと(1)、 ブリーダー崩壊に際し思うこと(2)の続きです。

 下に保健所での殺処分反対の署名活動ありますぜひ、参加してくださーい

先日も北九州でダックスフント27匹が遺棄され、ニュースとなった。

その後のニュースを見ると、保護した後、感染症で死亡した3匹以外はほぼ里親さんが決定したようで、良かったのだが、

この犬達を捨てたのは、愛好家かブリーダーではないかと言われているが、愛好家=一般人ではない。

間違えないで欲しいのは、同じ犬種を大量に飼育している場合、ほぼ間違いなく自家繁殖させている。

自家繁殖している愛好家は、ブリーダーとなんら変わりはありません。

そう、この犬達は、ブリーダーによって遺棄されたことになるんです・・・。

 

純血種の、いま人気の犬や猫が遺棄されるとニュースになる。

たまにそういったニュースを見て、たいていの人は「たまにこういうことが起きるのね。」と思う。

しかし!そうじゃないのだーーーーーー!

 

ブリーダーの崩壊は、実は、ごく日常的に起きている。

あなたの家のそばでも、ブリーダー崩壊おきてます!

プロ・素人ブリーダーは普通に住宅街に住んでいます。

小型犬や猫のブリーダーの場合、室内で飼育しているため、気がつかないだけなのです。

 

ニュースで見るブリーダー崩壊なんて、もう氷山の一角どころか、ひとかけら。

ここでは実話ベースに実態を話します。きれいごとじゃないのであしからず。

 

我が家は町内でも有名な猫屋敷なのだが、(私の名前は知らなくても、「猫の家の人」で通じる

引っ越してきた当初は、「お宅はブリーダーなのか?」と良く聞かれました。

(旦那が「増やすんじゃなくて、減らす方の活動してるんです」と町内会の会合で説明していた

というのも、意外や意外、同じ町内に猫のブリーダーが住んでいたのです。

 

興味もあってその家の前を通ってみたけど、猫の声も聞こえなければ、人の気配もない

え?ここホントにブリーダーの家?と思ったよ。

でも、それもそのはずだったんです。

たぶん私が見に行った時は、もうブリーダーとして機能しているか、いないかギリギリのところだったんだと思う。

その家はね、ブリーダーをするつもりで凝ったデザインの家を建て、商売始めたものの、経営が立ち行かなくなり、

経営破たんして家は取り押さえられ、裁判所によって家、不動産は競売にかけられたんです。

そう、潰れたの。ブリーダー崩壊です。

当時いたという30匹の猫たちがどうなったのか・・・近所の人も知りません。

どうしたと思いますか?

 

一番正解と思える答えは「殺処分を依頼した」です。遺棄していたら、ニュースになっただろうから。

 

閉店間際に、セールで売りさばいたと思う人がいるかもしれません。

でも、その家はショップではないのです。住宅街の中の一般の家なんですよ。

そのブリーダーはホームページを作って販売していたようです。

ホームページでセールして、もともと売れなかった猫種が急に売れるはずがない。

というのは、その猫種は今テレビでとても人気があるものの、遺伝的な問題で、

特徴とされる形状が、生まれてくる子猫の半分にしか現れないのです。

そう、半分はほぼ売り物にならないんです。売れるはずがない。

じゃあタダであげるのか?いいえ、あげません。

破産に追い込まれ、人間の生活費も苦しい、猫にもうお金はかけられない。

それでもタダでは渡さないのです。

ブリーダーの多くは、普段から売れない犬猫を抱えています。

生まれてくる子猫や子犬、その全てに、その猫種や犬種の特徴が現れるわけではないからです。

そういった売れない、または売れてもたいしてお金にならない規格外の子は、

ブリーダー本人によって処分されるか、殺処分を依頼します。

 

売りに出されたその猫のブリーダーの家の庭には、かつて使われていたケージ類が散乱し、

何かを祭ったとされる小さな祠があります。

たぶん、死んだ猫を供養するためのものだと思います・・・。

 

それと友人が巻き込まれた話。

大型犬のブリーダーが崩壊し、そのブリーダーは手元の犬達を里親探しは行わず、殺処分依頼しました。

手元に残った1匹を、私の友人に「あなたに飼って欲しい。あなたが飼えなければ処分する。」と言ってきたのです。

 

あなたはどう感じますか?

 

私はその最後に残った犬に、いきるチャンスを与えたいと思った。けれど、友人はとても大型犬が飼える状態ではない。

正直なところ、この話を聞いた時、猛烈に怒りがこみ上げました。

ブリーダーの自分中心的な愛情によって、里親探しもされずに命を奪われる犬。

私は友人に、その犬は里親探しをするべきだと主張しました。

その後、友人の説得により、その犬は里親探しをすることが認められ、里親さんも見つかりました。

 

だけどね、いい加減すぎないか!

我が家にも、相当数の猫がいる。私が死んだ時に、この猫たちはどうなるのか?

実は、私の生命保険は死後、猫たちの世話を旦那ができない場合、

里親探しをするために使ってもらうことになっている。

私は死ぬが、猫たちが生きていけるようにお金は残すのである。

それなりの額は生命保険で下りるようになっている。

 

命を扱うくせに、ブリーダーたちは、経営破たんした時のこと考えてないのか?

その時に犬猫をどうしようかと考えてないのか?

犬や猫は、要らなくなったら殺処分なのか?

犬や猫は産業廃棄物ですか?

 

N(のりたま)さんに、このことを話したら、

「ブリーダーは金もうけなんだから、もうからなくなった犬猫にお金かけるはずないじゃない。」

 

ブリーダーにとって犬猫は商品。お金を稼ぐ道具なんですよね。

そう、経営破たんしてしまったら、犬猫は不良在庫なのです。

抱えていても食費や維持費がかかる。里親探しにかける時間も手間も無駄。

 

※一部のブリーダーは良い人だよ!という意見があります。

もちろんそういう人もいます。でも、まともなブリーダーは少ないんですよ。

ここで、あえて悪辣なブリーダーの実態を暴き、ブリーダーの規制を求め、

いい加減なブリーダーを減らしたいと訴えることは、まともなブリーダーも望むことだと思います。

だって、まともなブリーダーこそが、いい加減なブリーダーに対し怒ってるはずだから。

 

続きます。

保健所での殺処分反対の署名活動ありますぜひ、参加してくださーい

保健所への動物の持ち込み禁止および殺処分の撤廃

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