goo blog サービス終了のお知らせ 

筑後國御原郡東郷山隈原

現:福岡県三井郡大刀洗町山隈の、いわゆる郷土史(的な…)

親戚・親族の呼称

2014-08-01 00:00:00 | 民俗関連
〇親族・親戚の範囲
・直系血族(■)
・六親等までの傍系血族(※)及びその配偶者
・三親等までの姻族(配偶者の血族)及びその配偶者

〇親族・親戚の呼称
※①~⑥親等

■六世の祖⑥

■五世の祖⑤

■高祖父/高祖母④
(こうそふ/こうそぼ)

※高祖父母の兄弟姉妹⑥
(五世の祖の子)

高伯父
(こうはくふ)
高叔父
(こうしゅくふ)
高伯母
(こうはくぼ)
高叔母
(こうしゅくぼ)

■曾祖父/曾祖母③
(そうそふ/そうそぼ)

※曾祖父母の兄弟姉妹⑤
(高祖父母の子)

曾伯父
(そうはくふ)
曾叔父
(そうしゅくふ)
曾伯母
(そうはくぼ)
曾叔母
(そうしゅくぼ)

※曾伯叔の子⑥
従曾伯父
(じゅうそうはくふ)
従曾叔父
(じゅうそうしゅくふ)
従曾伯母
(じゅうそうはくぼ)
従曾叔母
(じゅうそうしゅくぼ)

■祖父/祖母②

※祖父母の兄弟姉妹④
(曾祖父母の子)

大伯父
(おうおじ・おうはくふ)
大叔父
(おうおじ・おうしゅくふ)
大伯母
(おうおば・おうはくぼ)
大叔母
(おうおば・おうしゅくぼ)

※大伯叔の子⑤
父母のいとこ
(※いとこ違い)
従伯父
(じゅうはくふ)
従叔父
(じゅうしゅくふ)
従伯母
(じゅうはくぼ)
従叔母
(じゅうしゅくぼ)

※大伯叔の孫⑥
(はとこ)
(またいとこ)
再従兄
再従弟
再従姉
再従妹
※又(また)/弥(いや)

■父/母①

※父母の兄弟姉妹③
(祖父母の子)

伯父
(おじ・はくふ)
叔父
(おじ・しゅくふ)
伯母
(おば・はくぼ)
叔母
(おば・しゅくぼ)

※伯叔の子④
(いとこ)
従兄
従弟
従姉
従妹

※伯叔の孫⑤
いとこの子
(※いとこ違い)
従甥
(じゅうせい)
従姪
(じゅうてつ)

※いとこの孫⑥
従甥孫
(じゅうせいそん)
従姪孫
(じゅうてつそん)

■当代(本人)

※兄弟姉妹②

※兄弟姉妹の子③

(おい)

(めい)

※兄弟姉妹の孫④
甥孫
(せいそん)
姪孫
(てつそん)

※兄弟姉妹の曾孫⑤
甥曾孫(曾甥)
(せいそうそん・そうせい)
姪曾孫(曾姪)
(てつそうそん・そうてつ)

※兄弟姉妹の玄孫⑥
甥玄孫(玄甥)
(せいげんそん・げんせい)
姪玄孫(玄姪)
(てつげんそん・げんてつ)

■子①

■孫②

■曾孫(ひまご)③

■玄孫(やしゃご)④

■来孫(らいそん)⑤

■昆孫(こんそん)⑥


〇姻族・姻戚関係

※配偶者の父母①

義父/義母

※配偶者の祖父母②

義祖父/義祖母

※配偶者の曾祖父母③

義曾祖父/義曾祖母

※配偶者の兄弟姉妹②

義兄
義弟
義姉
義妹

※配偶者の甥姪③

義甥
義姪

※義父母の兄弟姉妹③

義伯父
義叔父
義伯母
義叔母

名字

2014-07-01 00:00:00 | 民俗関連
◇名字:
字を名乗ること。
※主に公称すること。

名字とは、本来は、氏や姓、苗字などとは異なり、それらを名乗る「行為」を指す言葉であった。

※江戸時代、庶民の名字は許されていないため、私称において、字と名の間に「の」をはさむことで名字ではないことを表した。
また、武家の子であっても、元服するまでは、名字帯刀を許されない。


◆字(あざな):
個人または家族を表す通称
主に個人を特定する
※奈良時代には、庶民の96%が字を有していたといわれ、一世帯あたりの平均は1.6個となり、夫婦別字であったことが推測される。


◆苗字:
名字(公称)を許された字のこと。
※主に朝廷や幕府、または藩などから名字を許可された字のことをいう。
※武家とは、幕府や藩、または朝廷に仕え、武士の身分が明らかである家(一族)を指し、いわゆる浪人は、どんなに血筋や家柄がはっきりしていても、あくまで自称「武士」であり、日常の苗字帯刀は非合法であった。


◆氏:
血族集団を表す。
※古代において、主に朝廷が認めたもの。
※江戸時代までは武家以上は夫婦別氏であった。


◆姓(姓尸):
血統または先祖を表し、本姓ともいう。
※朝廷から下賜されたもので、本来は皇籍離脱に伴うものであったが、中世以降は、主に有力な武家において、血統の正当性、または格式を表すものして用いられるようになったため、豊臣秀吉に代表されるように、養子縁組や姻戚関係を結ぶことによって、姓尸を得たケースも少なくなかった。

※江戸幕府の記録では、旗本でも本姓を持たない家は少なくなかった。


◇名(仮名):
通称


◇諱(いみな):
本名
※親またはかなり目上の者以外が諱で呼ぶことは無礼。
※女性の諱は隠されることが多かった。


◆名前:
名の前、氏または字(苗字)と名(仮名)を組み合わせ、個人を特定するもの。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

■1871(明治4)年
『戸籍法』
『姓尸不称令』
※「藤原」「源」「平」「橘」の4種で96%を占めたため廃止

■1872(明治5)年
『壬申戸籍』調査
【人口】33,110,825
平民 30,837,271(93%)
※平民の戸籍に記載されたのは苗字ではなく、個人を特定するために、筆頭者の字が備考的に記載された。


■1875(明治8)年
『平民苗字必称義務令』
※平民の戸籍登録において、それまでの備考的に記載された字(私称)から、正式の苗字を登録することになったが、字とは異なる苗字を登録したり、夫婦が同じ苗字を登録する例も多かった。

■1876年
『太政官令』
※江戸時代の武家に倣い夫婦別苗字とする。

■1890年
『旧民法』
夫婦同氏、妻は夫の氏を用いると定めた。

■1898年
改正『旧民法』
「戸主および家族はその家の氏を称す」と定めた。


※夫婦同氏、家族同氏が定められるまでは、夫婦は別氏、別苗字であるから、身分に関わらず、墓は基本的に個人の墓であり、現在のように「○○家の墓」が作られるようになったのは、家族同氏が定められた後のことである。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
現代の苗字

『日本苗字大辞典』(1997)によると、現在の日本の苗字は291,129種で、上位7,000種で、人口の96%を占める。

上位7,000種は、上位の苗字ほど、1875(明治8)年の平民苗字必称義務令によって、それまで名字を許されていなかった人口の90%以上を占める平民が、各地で同じ苗字を戸籍登録したことで急増したものが多いとされる。

短期間で戸籍登録する苗字を決めなければならなくなり、また、制度自体が混乱していたこともあり、当時、苗字ビジネス的なものが生まれ、全国で同じ苗字の偽系図や由緒書きが大量に出回ったといわれる。


中世以前に発祥したとされる苗字は、181,570種あるが、特に武家において、相続または拝領した所領の地名を苗字とすることが多かったため、異なる地域で同じ苗字が発祥した例は少なくない。

これはあくまで苗字で、血族集団を表す氏ではないということに注意する必要がある。

古代において、血族集団を表す氏は、極めて重要な意味を持っていた。

例えば、藤原氏の一門という場合、血縁の有無に関わらず、当主との主従関係がある者を指し、当主との血縁のある者の氏は、あくまで藤原であり、佐藤や後藤などの苗字は、一門の中で、当主との血縁の無い者が名乗った苗字である。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
家紋

日本には、約20,000種の家紋があるが、庶民の名字が制限された江戸時代において、菊紋や葵紋など、一部を除けば、苗字のような規制や制限は無く、身分に関係無く自由に使えたため、先祖を特定する材料になるとは限らない。

縄(左綯いと右綯い)

2013-12-01 00:00:00 | 民俗関連
●左綯いと右綯い

【綯(な)う】

複数(2本または3本)の糸や縄などに撚(よ)りをかけながら螺旋状に合わせて、より太い一本の縄にすること。

〇綯い方として、

時計回りに綯うことを【左綯い】といい、
反時計回りに綯うことを【右綯い】という。

ただし、
手前を起点として、奥に向かって綯う場合、時計回りに綯うと、縄目は右上がりになり、
奥を起点として、手前に向かって綯う場合、時計回りに綯うと、縄目に左上がりになる。
(※本文中の縄目とは、縄を縦に見た時の縄目。)

※しめ縄の場合には、前者を左綯いという。


〇縄として、

普通の縄は、しめ縄のように、どちらから見て、どちら向きに綯うかは決まっていないから、同じ時計回りに綯うにしても、どちらから綯うかで縄目が変わるから、縄目によって、綯い方を判断することはできない。

よって、綯い方ではなく縄目によって区別される。

普通(現代においてほとんどの人が縄を綯うことはないが…)、右利きの人が綯う縄の縄目は右上がりになり、左利きの人が綯う縄の縄目は左上がりになる。

また、縄を結ぶ場合にも、右利きの人は、縄目が右上がりの縄で結ぶ方がしっかり結べるが、縄目が左上がりの縄で結ぶと緩みやすい。

このため、綯い方に関係無く、縄目が右上がりのものを右綯い、縄目が左上がりのものを左綯いと呼ぶ方が一般的である。

しかし、左綯いのしめ縄の縄目が右上がりであることから、右上がりの縄目のものを左綯いと呼ぶこともある。

江戸時代の恋愛

2013-05-01 00:00:00 | 民俗関連
江戸時代

主に未婚者どうしの恋愛を「浮気」という。

江戸時代の庶民の恋愛観として、恋愛と結婚は別の問題で、恋愛は結婚を前提とせず、いつかは終わり、別れが訪れるものとされ、後腐れを残さないのが粋とされた。

決して結ばれることの無い、吉原の遊女と客が本気で恋愛することを「艶気:うわき」と呼んだことから、庶民において、恋愛を「浮気」と呼ぶようになった。

故に、「浮気」の反対語は、「本気」ではなく、「現実」とされる。
「現実」とは、いつかは別れることが前提の「浮気」に対して、別れないことを前提として生活を共にする「結婚」を指す。

ちなみに、「浮気」が本気の恋愛であるのに対して、遊びの関係を「色気」または「色」という。


既婚者の恋愛?を「密通」という。

「密通」は、人の道に反すること、すなわち「不義」とされた。

「倫」は、人間関係を指し、「不倫」とは、あらゆる人間関係において、関係を壊す行為、裏切りを意味し、夫婦において、配偶者への裏切りという意味である。

本来、不倫相手という場合、誰を裏切ったのかということであるから、密通の相手ではなく、配偶者を指すのが正しい。

ちなみに、江戸時代の「妾:めかけ」は、配偶者の了解を得た関係を指し、「密通」、すなわち「不義」とはならない。