エアコンの効きは特に問題なく普通に使えてたんですが、車を何日か使わずに停めているとフロントバンパーの下らへんに何やらオイルっぽいのが溜まってました(゜o゜;
エンジンオイル漏れなのかな?と思ってましたが、覗き込んでみるとエンジンオイルほど黒くなく、エアコンのコンプレッサーから濡れてます。
このまま代車として使用するわけにはいかないので修理となりましたm(_ _)m
ダイハツ タント L375S 2010年式 97100キロ



コンプレッサー周辺というかコンプレッサー下のステーにオイルが垂れてますね(^_^;)
プーリーとコンプレッサー本体を繋いでいる軸の部分から漏れてました(>0<;)
オイルシール?軸のブレ?ま〜なんであれコンプレッサー交換ですね。

ですがその前にまずは一旦エアコンの効き具合を確認してみます。

ちなみに去年の8月に当店でエアコンガスクリーニングを施工してます。


まだ外気温がそれほど高くないので効きは悪くなさそうですが、低圧と高圧の両方が低いのでエアコンガスが少なそうですね〜
エアコンオイルとともにエアコンガスも漏れてる可能性が高いと思います┐(´д`)┌


いつもの全自動ではなく手動コースで回収のみを選択してエアコンガスを回収してみると

回収量80グラム。
規定量は300グラムなので、コンプレッサーが頑張ってなんとか冷やしていた状態(^_^;)
外気温が30℃を超えるような日だったらぬるく感じたやろ〜な〜と思われます。

コンプレッサーを取り外す為にフロントバンパーを取り外し。

プーリーに掛かっているベルトを外します。


まだ消耗が少なかったのでベルトは再利用ですね〜

コンプレッサーから低圧と高圧の配管を取り外して


コンプレッサー本体を取り外しました(^^)/


軸からのオイル漏れで間違いないですね〜

リビルト品で交換します!

当然ですがオイル漏れはしてません(^^)

車側に取り付けて配管も取り付け。
今回は配管洗浄、即ちオイルフラッシングは行いません。
コンプレッサーが損傷して交換する場合、コンプレッサーの損傷具合や故障内容に依っては、コンプレッサー内で発生した鉄粉がエアコンシステム内にエアコンガスとともに循環していることがあります。そうした場合、コンプレッサー交換後に配管などに付着していた鉄粉がエアコンガスに運ばれてコンプレッサーにいらっしゃいます。
いらっしゃるとその鉄粉がコンプレッサー内のピストンやシリンダーを傷つけて再びコンプレッサーが圧縮不良を起こして壊れるという負の循環になり、再修理となります┐(‘~`;)┌
この作業(配管洗浄)を行わない場合、どこどこで修理したら修理代が安くなった!と喜ぶのも束の間、後日コンプレッサーを含めた再修理が必要になるんですよね〜(^_^;)
かと言ってなんでもかんでも配管洗浄、もしくは低高圧ホースやコンデンサーやエバポレーターなどエアコンシステムの部品を全交換となるとかなりの金額になるわけでして(>0<;)
そこで有効なのが当店が持ってるスナップオンのエアコンサービスステーションを使った配管洗浄なんですよね〜
基本的にはコンプレッサー以外の部品は交換せずにオイルフラッシングのみで完全に鉄粉を除去することができます(^^)
ちょっと話が逸れてましたが、今回の件は直前の圧力状態や故障内容等を考慮した結果、配管洗浄は必要ないと判断したのでコンプレッサー交換のみです(。・ω・。)ノ

エアコンサービスステーションDUAL PROを接続。

規定量に設定して充填、、、ではなく真空引きも含めたエアコンガスクリーニングでスタート(^^)/


充填の仕上げは設定量が正確に充填できる低圧充填で行ってます(^^)
通常の使い方である全自動での充填を行うと、ホースに残留する分などを予測値にて処理してるので多少?の誤差が出てしまうんです。まぁ多少なんでそれでもいいっちゃ〜いいんですが、ひと手間加えることで正確な充填量になるので、当店では低圧充填なんです♪

高圧ホースを外してエンジンを掛けエアコンを作動させて


低圧充填完了(^^)/

施工後は低圧、高圧ともに上がり、吹き出し口は5℃の表示。

手元の温度計でも4.4℃なので効き具合も改善してます(^^)

そこに追加でエアコン添加剤のパワーエアコンプラスを充填しておきます。
ちなみにこの添加剤の中身は20グラムの普通のエアコンガスと肝となる5ccの高性能オイル。そもそも標準で充填されてるエアコンオイルはほぼ添加剤が含まれていないベースオイルなんですよね(^_^;)
なのでパワーエアコンプラスを充填することで潤滑性、密閉性が向上して、冷却効率の向上や燃費の向上、パワーダウンの抑制にもなり、劣化したOリングを膨潤によりシール性を向上させて漏れの抑制など効果は多岐にわたります(≧▽≦)


充填完了しました〜

エアコンサービスステーションに備え付けの温度計はコンプレッサーのオンオフによる瞬時の温度変化に反応できないので、添加前より吹き出し口温度が上がってますが

手元の温度計では3.6℃まで下がってます(ʘᴗʘ✿)

エアコンの修理が終わったのでバンパーを戻して

リフトアップしたついでにエンジンオイルとエレメントを交換。

エンジンオイルはいつものワコーズプロステージSなんですが

添加剤は代車だからこそ?奮発してD1ケミカルのSOD-1プラスです(^^)/

最後にヘッドライトが曇ってきてたので

ワコーズのハードコート復元キットを使って

コーティングしておきました!
ちなみにですが当店の代車でハロゲンバルブの車には、スフィアライトのLEDバルブに交換して光軸を守りつつ光度を上げて夜間も安心して乗って頂けるようにしてます(^^)/
今回は代車の整備でしたが、、、
皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。
ガレージSMAKのYouTubeチャンネル
訳あって一般公開ではなく限定公開設定になってる
「エンジンオイルや添加剤の潤滑性能テスト」
「潤滑剤の極圧潤滑性能テスト」