マツダ デミオ DE5FS 2010年式 101100キロ

エアコンはなんとなく効きが悪い程度で、全く効いてないわけではありません。
ほとんどの場合は故障しているわけではなくて、エアコンガスが減っていたり不純物(空気や水分など)が混ざっていたりするわけですが、エアコンガスクリーニングをすることでそれらを解消することが出来ますよ(^^)

ボンネットを開けてエンジンルームを確認すると

エアコンのガス種類、使用オイル、ガス充填量などが記載されたシールが貼ってあります。
貼ってない場合はボンネットを交換だったり修理した後にシールを貼り忘れてるのかな〜と(^_^;)


スナップオンのエアコンガスステーションを接続〜

アイドリングでは外気温30℃に対して吹き出し口温度は15℃。

エンジン回転数を2000回転ぐらいに上げると

コンプレッサーの回転数も上がるので低圧は下がって高圧は上がります(^^)
そして吹き出し口温度は11℃。
体感で感じてた通り悪くはないけどもう少し冷えて欲しいな〜ってとこですね(^_^;)

規定量500グラムから後ほど追加で充填する添加剤の分を差し引いた475グラムに設定してエアコンガスクリーニングスタート(^^)/

終了(^^)/
結果は260グラムの回収ってことで、ほぼ半分ぐらいしか入ってなかったことになります。
実際の工程としては
①エアコンガス回収
(ガスに混ざっているオイルを分離して回収)
↓
②エアコンシステム内真空引き
(回収したエアコンガスから不純物を取り除くクリーニングも同時に実施)
↓
③リークチェック
(エアコンシステム内が真空を維持できるかどうかの確認)
↓
④エアコンオイルの充填
(回収したオイルと同量もしくは指定した量の新品オイルを充填)
↓
⑤エアコンガスの充填
(設定した量のエアコンガスを充填)
こんな感じです(^^)

施工後のアイドリング状態。
外気温が32℃に上がってますが吹き出し口温度は13℃に下がってます♪

添加剤パワーエアコンプラスを追加充填です。
元々充填されているエアコンオイルは基本的にはベースオイルでして性能としては普通。そこに添加剤を加えることでフリクションロスの低減などにより、エアコンの効きの改善やパワーダウンの抑制、燃費の向上や膨潤によりOリングのシール性を回復させるなどの効果をもたらします(^^)
それらの効果を求めることが一般的にはメインと思われますが、当店ではそれ以上にガスとともに外に抜けてしまったオイルの補充が大事だと認識してます。
ただオイルは少な過ぎることが問題なのは当然ですが、多過ぎることもかなり問題ですので、補充に関しては色々と考慮したうえで行う必要がありますm(_ _)m

充填完了(^^)/

その結果、吹き出し口温度は12℃に♪

ちなみにですが風量をMAXではなく中ぐらいにすると

10℃まで下がりました(゜o゜;
これは全ての車で当てはまることではなく、ダクトの取り回しなどによるのかなと。
とりあえずこの車では風量を下げたほうが温度計の反応がいいみたいです(^_^;)


2000回転、風量MAXにすると

吹き出し口温度は8℃。

2000回転、風量中にすると

吹き出し口温度7℃まで下がりました〜(≧∇≦)b
若干、高圧が高く低圧が低いような気もしますが

気温32℃での基準値は高圧1.8MPa、低圧0.208MPa。

気温32℃での基準値は高圧1.8MPa、低圧0.208MPa。
でもこれには幅がかなりありまして(^_^;)
高圧は1.5〜2.0MPa
低圧は0.12〜0.29MPa
なので範囲内には入ってるので問題ないんですけどね〜

エアコンガスクリーニングが終わったので次はRECSです(^^)/

車に依りますが極力スロットルバルブ直後から注入出来るようにホースを割り込ませて、点滴の様に少しずつ注入していきます。

当店ではアクセルペダルを調整してエンジン回転数を若干上げた状態で施工してます(^^)

ゆっくりと1〜2時間ほど掛けて注入完了!
注入が終わったら配管を元に戻して、レーシングにてインテークに残っている溶剤をしっかりと飛ばして作業完了です(^^)/
今回のお客様は普段からフューエルワン等を使用してるみたいなので、いつもはRECSの施工後に注入してますが今回は無しで終了です(^^)
皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。