ですが一部の部品が日本国内に無く、メーカー本国在庫有りってことで、入荷まで約1.5ヶ月掛かりました(^_^;)
予防整備なので問題なかったんですが、これが事故などで破損だった場合は大変ですね〜(;´Д`)
そして部品が入荷したので受け入れ日を確定したんですが、今度はエアコンが効かないとのことで急遽ご来店頂きましたm(_ _)m
アルファロメオ ミト 955143 2010年式 95600キロ

6月とはいえ暑い中、エアコンが効かない状態でご来店頂き恐れ入りますm(_ _)m
早速点検なんですが、エアコンは全く効いてませんでした(;´Д`)
まずコンプレッサーが回っていないので、ガスが入っているのかどうか?の点検を含めてエアコンガスクリーニングを施工しますが、その前に〜メーターディスプレイに表示される外気温、スキャンツールに表示される室内温度センサーに問題がないことを確認しています。
で、エアコンガスクリーニングの結果は回収5グラム(^_^;)
約1年前にエアコンガスクリーニングを施工してたんですが、ほぼ空でした(゜o゜;
規定量のガスが入ったことでエアコンは正常に作動してますね〜

1年で500グラムのガスが無くなったということで、結構大きな漏れと予想されます。
リークテスターで入念に点検をした結果、コンデンサー、高圧ホース、低圧ホース其々から漏れてました(;´Д`) 大きな損傷は見られないので、塵も積もれば山となるって感じですかね〜
お客様と打ち合わせをして、上記部品一式を用意してから再びお預かりすることとなりました。

エアコンの点検から2週間ほどしてからお預かりとなりましたが、エアコンはバッチリ効いていたそうです(^^)
まずは最初にご依頼頂いていたフロントの足回りのリフレッシュから(^^)/


ワイパーアーム、カウルトップを外すとショックアブソーバーのアッパーマウント部分が見えてきます。

タイヤを外してショックアブソーバーを確認。


取り外しました〜

スプリングコンプレッサーでスプリングを縮めてショックアブソーバーをバラします。

リフレッシュといっても今回は全取り換えではなくブッシュ系の交換なので、アッパーマウント、サスプレート、ダストブーツ、バンプラバーです。
ミトはアッパーマウントがヘタってベアリングの回転不良が多いように思います。

こちらが新品。

ショックアブソーバーに組み付けて

ボディに戻します(^^)/

お次はロアアーム。

取り外し〜

新旧比較。

フロントにもヘッドライトレベライザーのセンサーが取り付けられているので、ブラケットが装着されていたんですが

新品にはありません(^_^;)
自分で取り付けろ〜ということですね。

古いロアアームからブラケットを取り外してリベットで取り付けました。

ボールジョイント部分を持ち上げながら取り付けです。


スタビリンクも同時に交換してます。
左側も同様に交換して足回りの作業は完了♪

続いてはエアコン修理です。
配管やコンデンサーの取り替えをするのでエアコンガスを回収します。

2週間前に500グラムを充填しましたが回収出来たのは370グラム(^_^;)
効いてはいましたが結構なペースで漏れていたみたいです(;´Д`)

フロントバンパーを取り外して

コンデンサーに繋がる配管を取り外すと

シュラウドなどのコンデンサー前周りの部品が取り外せます。

コンデンサーの取り外し。

取り外した状態ですがリークテスターを近づけると、漏れていたと思われる箇所から微妙に残っているガスに反応してます。

エアクリーナーボックスの下にエアコンホースが通ってるので

取り外して

ホースの固定ボルトを外して

コンプレッサーと室内に入る部分のボルトを外すと

高圧ホースと低圧ホースが外れました〜
合計で3本になります。

カシメ部や


差し込み口

パイプの取り付け部などから漏れていたと思われます。

新品のコンデンサーを取り付けて

新品のホースを元通りに取り回して

部品下に戻していきます。

取り付けが終わったらエアコンシステム内を真空引きしてエアコンガスを充填するためにDUAL PROを接続。

古いホースとコンデンサーから少量ですがエアコンオイルが排出されているので

それを踏まえてオイルの充填量を設定してます。


エアコンガスの充填が終わったらバンパーなど取り外した部品を戻しました(^^)/

エンジンオイル交換もご依頼頂いていたのでオイルを排出。

エレメントも取り替え。

オイルはACEAのC3規格ってことでワコーズのユーロツーリングです(^^)/
再びエアコンに戻り〜
エアコンガス充填時のリークチェックをクリアしてますが






エアコンを作動させた状態でリークテスターにて漏れの確認。

漏れがないことを確認してからパワーエアコンプラスを追加充填しておきます。
エアコン添加剤はエアコンの効きの強化でもありますが、ゴムの膨張による漏れ止め効果、ガスとともに減ってしまっているオイルの補充の意味もあるので、定期的な(出来ればエアコンガスクリーニング施工時に)充填が理想かなと思います(^^)

充填完了。

施工後の確認です。
少し高圧が高い感じはしますが、外気温27℃に対して吹き出し口温度が8℃ってことで効きは十分ですね(≧∇≦)b

回転数を上げると

低圧が下がり、高圧が上がって吹き出し口温度は下がってます(^^)

体感では7℃以上の冷たさを感じるので温度計の反応が悪いのかな〜と思い、アイドリング状態で風量を半分ほどにしてみると

吹き出し口温度は5℃まで下がりました♪
ちょっと検証が必要ですが、エアコンガスステーション連動の温度計は若干反応が鈍いような気がします(^_^;)
全ての作業が終わり、試乗をして問題がないことを確認して整備完了となりました。
皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。