恐らく交換歴が無く距離が距離だけになるべく早く交換したいということで、納車されてすぐに当店にご連絡を頂いたみたいです(^^)
トヨタ ヴェルファイア GGH25W 2008年式 129000キロ

試乗した感想は、、、加速が重い(^_^;)
車重がある車なので、ある程度はしょうがないわけですが、もう少し軽快に走って欲しい感じです。

まずはリアデフオイル交換。

注入口のボルトが緩むことを確認してからドレンアウト。


鉄粉は結構出てました(^_^;)

オイルは真っ黒まではいかないけど、ほぼ黒ですね〜

使用するオイルはワコーズのMG-90。

規定量よりちょい多めに充填してオーバーフローすることを確認。

次はトランスファーオイル。

注入口はマフラーの上、ドライブシャフトの横にあるんですが、なんとか手が入る感じ。

注入口が確保できたのでドレンアウト。


こちらもまあまあな鉄粉(^_^;)

色もなかなかですね〜

同じくワコーズMG-90を

規定量充填。

次は本題のATF圧送交換。
ミッションオイルパンを確認するとアンダーカバーが邪魔してるので

取り外し。

ドレンプラグを外してドレンアウト。

排出量はたったの1.5L(゜o゜;
ちなみにこのミッションのATF容量は6.7L。

オイルパンを取り外して

ストレーナーも取り外し。

バルブボディのソレノイドバルブは鉄粉を身に纏って綺麗な?グレーになってます。


オイルパンに装着されているマグネットには鉄粉がギッシリと(>0<;)

ストレーナーの中も汚れてますね〜


汚れてたバルブボディを綺麗にするとソレノイドバルブはグレーからシルバーになりました(^^)


新品のストレーナーを取り付け。


マグネットは綺麗にして

同じく綺麗にしたオイルパンに戻します。

んでミッションに取り付け。

オイルパンとストレーナーの脱着で1.3Lほど排出されたので合計2.8L。
結局、半分も抜けなかった(>ω<)

今回、使用するATFはワコーズATFセーフティSです。
トルコン太郎にセットして

車両側にあるオイルクーラーホースにトルコン太郎のホースを割り込み接続。

初期充填をしてエンジンスタート!

左 新油のワコーズATFセーフティS
中 最初にドレンアウトした使用済みATF
右 現在ミッション内を循環しているATF
新油と比べるまでもなく使用済みATFは真っ黒です(゜o゜;

準備が整ったので圧送交換スタート(^^)/












圧送交換が終わりクリーニングモードへ〜

クリーニングモード終了(^^)/
全然綺麗になってないですねw(°o°)w
予定では圧送交換2回だったんですが厳しそうです(>0<;)

とりあえず2回目スタート(^^)/











クリーニングモードに突入〜

2回目の圧送交換が終了。
真っ黒ではなくなりましたが透明度がなく濁ってますね〜(^_^;)
交換前に比べればかなり改善してますが追加でもう1回やらせてもらいますm(_ _)m

それでは3回目スタート(^^)/











かなり綺麗になったところでクリーニングモードへ〜

3回目の圧送交換&クリーニングモード終了。
ミッション内にまだ汚れがあったみたいで、クリーニングモードが始まる前と比べると黒みが増してます(>ω<)
ですがここまで綺麗になればセーフティSの性能を十分発揮できると思いますし、故障の予防、性能の回復なども問題ないと思います(。・ω・。)ノ

スキャンツールを接続。

スキャンツールを接続。
DTCは入力無し。


油温がフルード調整温度になったところで

余分なATFをオーバーフローなんですが、最初全く出てこなかったので追加で充填した後、オーバーフローとなりました。
最初にドレンアウトした量が少なかったのは、実際に入ってた量が少なかったみたいです(^_^;)

左 最初にドレンアウトした使用済みATF
右 最後にオーバーフローしたATF
良い感じに綺麗になってます♪
交換後の試乗では
交換前よりも加速が軽くなって、加速が伸びるようになってますね〜
お客様にもすぐに体感して頂けると思います(人*´∀`)。*゚+
交換しなくていいというか劣化しないオイル・フルードはありません。
10万キロ走ったら必ず壊れるわけではないですし、同じ10万キロでも走り方で汚れ具合は違います。
ですが共通してるのはフルードの性能低下で走りの性能である加速や燃費などは間違いなく劣化してます。
未だにと言ったら失礼かもですが、何らかの症状が出てから圧送交換を希望される方が居ます。圧送交換で直る保証はありません。
本来は故障させない為のメンテナンスですからね(^_^;)
皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。