参考文献リストに
田中尚輝・浅川澄一・安立清史著『介護系NPOの最前線』(ミネルヴァ書房)
という本を追加しました。
福祉活動関係の本を探していて、何となく気になって買った本です。
GAP活動をNPO法人(特定非営利活動法人)として組織化できるか?と考えている
わけではありません。
介護保険制度が施行されてから、従来ボランティアが主体だった介護関係の活動は、
営利事業として成り立つようになったので、民間業者とNPO法人が並び立つような
状況となっているそうです。
営利事業の観点からすると、要介護度の高い人のみを対象に介護サービスを提供すれ
ば大きい利益がでますし、介護が必要な人を「介護が必要な状態」にとどめておけば、
継続的な利益を維持できます。
でも介護を受けている人は健康を回復して、なるべく介護が必要ない状態に戻りたい
と思っています。介護が必要な人が「介護が必要ない状態」に戻ってしまうと、他に
介護が必要な人を探し出さねばならず、営利事業としては効率が悪くなります。
このように介護サービス活動というのは、
1)介護が必要な人に介護サービスを提供する。
2)介護が必要な人を「介護が必要ない状態」へと回復させる。
の2つがあり、営利事業としては1)の活動のみを選択する傾向にあると解説されてい
ます。
介護系NPO法人はまさに福祉の精神に則って、2)の活動も行っており、さらに
現在、介護サービスが必要ない高齢者がそのまま介護不要な生活を送れるように予防と
いう生活支援活動を行っているところもあるとのことです。
結局、介護保険制度が施行されても営利事業としてはギリギリの経営状態でありなが
ら、福祉活動として介護サービスとは何かを追求する人たちの活動が紹介されています。
実際の介護に取り組み、真剣に福祉の目的に沿って考え、実践を続けている人たちの
話を読んで、あらためて自分自身はGAP活動にどれだけ真剣な気持ちを持っていたの
だろうか、と反省させられました。
田中尚輝・浅川澄一・安立清史著『介護系NPOの最前線』(ミネルヴァ書房)
という本を追加しました。
福祉活動関係の本を探していて、何となく気になって買った本です。
GAP活動をNPO法人(特定非営利活動法人)として組織化できるか?と考えている
わけではありません。
介護保険制度が施行されてから、従来ボランティアが主体だった介護関係の活動は、
営利事業として成り立つようになったので、民間業者とNPO法人が並び立つような
状況となっているそうです。
営利事業の観点からすると、要介護度の高い人のみを対象に介護サービスを提供すれ
ば大きい利益がでますし、介護が必要な人を「介護が必要な状態」にとどめておけば、
継続的な利益を維持できます。
でも介護を受けている人は健康を回復して、なるべく介護が必要ない状態に戻りたい
と思っています。介護が必要な人が「介護が必要ない状態」に戻ってしまうと、他に
介護が必要な人を探し出さねばならず、営利事業としては効率が悪くなります。
このように介護サービス活動というのは、
1)介護が必要な人に介護サービスを提供する。
2)介護が必要な人を「介護が必要ない状態」へと回復させる。
の2つがあり、営利事業としては1)の活動のみを選択する傾向にあると解説されてい
ます。
介護系NPO法人はまさに福祉の精神に則って、2)の活動も行っており、さらに
現在、介護サービスが必要ない高齢者がそのまま介護不要な生活を送れるように予防と
いう生活支援活動を行っているところもあるとのことです。
結局、介護保険制度が施行されても営利事業としてはギリギリの経営状態でありなが
ら、福祉活動として介護サービスとは何かを追求する人たちの活動が紹介されています。
実際の介護に取り組み、真剣に福祉の目的に沿って考え、実践を続けている人たちの
話を読んで、あらためて自分自身はGAP活動にどれだけ真剣な気持ちを持っていたの
だろうか、と反省させられました。
という言葉について、誤解のないように補足します。
「介護が必要ない状態」への回復とは、
障害者や高齢者に対して一方的に、いわゆる「自立」を促
すという意味ではありません。
正確には、
自己も他者も自分らしく生きるという「自立」を共有して
要介護者と他者が支え合う生活環境を作ってゆく。
という意味です。
上のような補足説明を書くべきでした。
言葉足らずであったことをお詫び申し上げます。