Day by Day

明日は晴れるかな

女子学院5

2023年12月30日 | 進学校の算数
「(1)222の約数を全て示せ。

(2)花子さんは、1個37円の商品Aと1個80円の商品Bと1個62円 の商品Cを何個かずつ買いました。値段の合計は22200円で、商品Bの個数と商品Cの個数の比は3:4でした。
花子さんは、商品 A B C をいくつずつ買いましたか。」2004

(1)1、2、3、6、37、74、111、222(答え)

(2)商品 A B C のそれぞれ個数を A B C 個とすると、
37A + 80B + 62C = 22200
B : C = 3 : 4
B = 3/4 × C

37A  + 122C  = 22200

ウムムムム、、、前途多難の予感
スルーするか悩ましいが、なんとか(1)を思い出して取り合ってみるか
どうせヒマだし(苦笑)というのは、
222の約数は、1、2、3、6、37、74、111、222だったので、

37A +122 C  = 37 × 600 となり、122C も37の倍数となる。

37(素数)と122(37の倍数ではない)の最小公倍数は、37 × 122 となり、4514。公倍数は、9028、18056、27084(だが、この数以降も22200をオーバーしてアウト)。

それぞれの公倍数で検討すると、

①4514円では、C が37個。
22200ー4514=17686円では、A は478個。

②9028円では、C が74個。
22200ー9028=13172円では、A は356個。

③18056円では、C が148個。
22200ー18056=4144円では、A は112個。

① ② ③ のうちのどちらかの組み合わせになるが、B = 3/4 × C だったので、① ②では、B の個数が整数とならず、アウト。したがって、
一番町の別嬪花子さんの買った商品 A B C はそれぞれ、112個、111個、148個(答え)

難問というか、非常にややこしい問題ですな。まだやりかたがあるようだが、いずれにしてもそう簡単にはゆかないはず。パッと見て、小物問題にみえたけど、(1)と(2)を関連付けた、まさに大物問題だったでしょう。


女子学院4

2023年12月30日 | 進学校の算数
「 9枚のカードに漢数字の一から九までを1つずつ書き、その裏に算用数字の1から9までを表の漢数字とは無関係に1つずつ書きました。カードの両面の数の和は9枚ともすべて異なっていて、最も小さい和は3、最も大きい和は15でした。また、「六」のカードの裏の数字は8でした。下の図は、9枚のカードを適当に並べたものです。

 「六」「7」「七」「2」「五」「9」「二」 「四」「1」

(1)「一」のカードの裏の数字を示せ。
(2)「三」のカードの裏の数字を示せ。
(3)「五」のカードの裏の数字を示せ。 」 2014


最も小さい和が3ということは、組み合わせは、(1、2)
最も大きい和が15ということは、組み合わせは、(6、9)(7、8)

表: 六 7 七 2 五 9 二  四 1
裏: 8

(1)「1」と「二」が見えてるので、「一」の裏は「2」(答え)

(2)
表:  六  7  七  2  五  9  二  四  1
裏:  8             一

「六」と「9」、「7」「七」「8(六の裏)」が見えているので、「7」の裏が「八」。

表 :   六   7   七   2   五   9   二   四   1
裏 :   8   八               一             
合計: 14  15      3

「三」は、「1」か「9」の裏。「1」の裏が「九」になるので、「三」の裏は「9」(答え)

(3)さぁ、ここからが正念場、鬼退治や

表 :   六   7   七   2   五   9   二   四   1
裏 :   8   八               一    三         九
合計: 14  15      3    12      10

二四五七
3456 

七裏は、4か6合計11か13 ※3と5はなし(合計10と12でアウト)
五裏は、3か4か6 合計8か9か11
四裏は、3か5   合計7か9 ※6はなし(合計10でアウト)
二裏は、3か4か5か6 合計5か6か7か8

五裏に6がくれば、七裏に4でアウト(どちらも合計11)
五裏は、3か4
五裏に3、四裏は5 合計は8と9 二裏は4で合計6(セーフ)
五裏に4、四裏は3 合計は9と7 二裏は5となり合計7(アウト)
五裏に4、四裏は5 合計は9と9(アウト)

「五」の裏は「3」(答え)

なんとかしたけど、(3)はエゲツナイ
(1)(2)で見切りをつけて(3)には取り合わんことや。ありがちやろ。(3)が強烈な悪問って。(1)だけ、(1)と(2)だけで、サーッとまわるのも手立てやで。60点取ればよいから、できそうなやつだけに取り合うべき。