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小國裕美の部屋

第15回やさしい俳句入門報告と7月の俳句会

今年も夏に入り、半年が終わりました。
月日の流れは速いです。
これからまた、暑さとの戦いです。
今年は11月にコンサートもありますので、しっかり乗り越えなくてはならないのですが、それも張りあいになっています。

さて先日はマルタスの やさしい俳句入門 でした。
皆さんの進歩がうかがえた充実した時間でした。
私自身、どのような皆さんの俳句と出会えるかと楽しみです。

毎月、俳人協会より、俳句文学館 という新聞が送られて来ますが、今月号で鷹羽狩行さんの

湖といふ大きな耳に閑古鳥
うみといふおおきなみみにかんこどり

という俳句が出ており、皆さんで鑑賞しました。
一読して
「わからな〜い」

箱根山中の作で、芦ノ湖。
日中は観光客で賑わう芦ノ湖周辺だが、まだひっそりと静まり返っており、ただ閑古鳥の鳴き声が周りに響き渡っているのみである。眼前に広がる芦ノ湖畔を眺めながら、その伸びやかな声に耳を傾けていた作者は、ふと、あることを思った。閑古鳥は、この湖に聞かせるために鳴いているのではないか、と。湖もまた、その声に耳を澄ましているかのように凪いでいる。湖を大きな耳に見立てる斬新かつ新鮮なアイデア・・・・と評している。

★閑古鳥はかっこうの事。湖はうみと読みます。

訪れてみたいですね。
素敵なところからこの句が生まれたのでしょう。
上の写真は箱根山中の芦ノ湖。


今月の句

グラナダを奏でるギター梅雨に入る

竹林の空の灰色梅雨に入る

いりあひのこだまさびしき夏鶯

番傘の背戸に忘らる濃紫陽花

山道やカーブの先も栗の花

山寺の仁王褪せをり著莪の花

遠くより句座に聞こゆる雨蛙

裕美



竹林


栗の花

★7月俳句会マルタスはこちらをクリック。予約もできます。

やさしい俳句入門 | 丸亀市市民交流活動センターマルタス

やさしい俳句入門 | 丸亀市市民交流活動センターマルタス

香川県丸亀市のまちづくりの拠点-丸亀市市民交流活動センターマルタス



★7月13日 10時半からは 通草句会



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