西荻窪Gallery494

鍛冶屋アトリエベガ横のギャラリーです。
展示の日程・過去の展示情報などをお届けいたします。

トロールの森2015×GALLERY494 西荻アートスクランブル展

2015-10-29 | お知らせ
トロールの森2015×GALLERY494 西荻アートスクランブル展
2015.11/3(火祝)~11/23(月祝) ギャラリーは木曜定休 12時~19時になります。ご注意ください。

まちとひととアートを繋ぐ 今回初の企画です。
野外で展示している作家さんとGALLERYで選出した作家さんの小作品スクランブル展です。
参加作家


黒野裕一郎(美術家) 在廊日 11/7.21
www.kuronoroku.net/
2005年 東京藝術大学大学院美術研究科壁画専攻修了
2007年より「トロールの森」に参加。その他、様々な
企画展などに多数参加。

石膏という素材はおよそ5~10分で固まります。私は石膏を垂らして固まるのを待ち、垂らしては固めるのを待つ。鐘乳石のようにすこしづづ同じ行為を繰り返し、その瞬間瞬間を連続させて作られた部屋(心室)のような作品です。

石田百合(造形作家)在廊日 11/10
http://www.k4.dion.ne.jp/~yuripuri/
テキスタイル素材でオブジェ制作を続ける。展示活動を中心に、羊毛から
フェルトを作るワークショップ等。展示空間の中で作品を使ったパフォーマンスやライブ、身体そのものに関心が移ってきている。

揺れて息づく小さなかたち達を空間の中に遊ばせる。
壁面に写る影も取り込んで、宙に浮かび微細に揺れ続ける森。

桑山彰彦(彫刻家) 在廊日 11/6.8.22

1969年大阪生まれ 1998年武蔵野美術大学大学院修了。2002年~03年海外研修(TempleBar Gallery&Studios)2015年「Donegal 彫刻時間物質について」(凹地企画 遊工房アートスペース/東京)ディレクション

触覚の究極は痛みであること、通る時に痛みを伴う境界線を越える瞬間の異世界に放たれた取り返しのつかなくなった点を彫刻化した作品。

中野真紀子(陶作家) 在廊日11/13.14

神奈川県横浜市生まれ 多摩美術大学工芸学科卒業 NPO法人 3.11こども文庫 理事 新宿クリエイターズフェスタなど、都市型アートイベントにおいて、こどもアートプログラムの講師をつとめる。現在 埼玉県川口市にて作陶中。

私が作品を作る時に大切にしている事、それは虹を見た時の気持ち。初冬の夕暮れの匂いを嗅いだ時の気持ち。好きな人と過ごす時間が出来るだけ長く続きますようにとお願いする時の気持ち。そんな時に感じた気持ちを土を通して人に伝えたい。 この作品は 脈々と繋げられてきた命に対する礼賛がテーマだ。命の粒を頭にまとった、過去・現在・未来の時の流れを見つめる中性的な人物を想って作った。

鮫島弓起雄(美術作家) 在廊日 11/7.14.15.21.22

2010年に東京造形大学美術学部彫刻専攻領域を卒業。主に、森羅万象に神が宿るという日本独特の考え方に基づいた立体作品「八百万」シリーズを制作。現在は、日本以外のさまざまな国の宗教や文化、美術、人々の暮らしに触れたいと思い、アジア諸国を中心に数カ月単位での滞在、帰国を繰り返している。

「八百万の神」という言葉があります。火の神、水の神、山の神、川の神、田んぼや家の神さま、台所、トイレの神さま。世の中のあらゆるものには神が宿っているという概念です。では、たとえそれが極めて人工的で機械的なものであってもやはり神は宿るのでしょうか。例えば自転車のスタンドに、例えば扇風機のモーター部分に、例えばネジ一本に。
今回は西荻窪で見つけた廃材を基に、この街の一角に佇む「神様」を形にします。

丹尾敏(鉄作家) 在廊日11/12~20以外ほぼ
http://www.niobin.com
常に鉄とともに在ること」を根底に制作している。彫刻制作から得た感覚を、建築金物に持ち込み日々を創りたい。西荻窪アトリエベガにて制作中。2012-Gallery494運営開始
個展・グループ展・ARTプロジェクト等で活動中。

鉄に魅せられてから、もう何年もたつ。はじまりは小学生の時だった。
魔法の錆水を作っておまじないをする。世界が逆転して見えるような遊びから。
錆の残る手の匂いが好きでそれは今もずっと変わらない。土と葉っぱと虫たちが友達だったあの頃ころ。庭先や、公園や道で見つけたtrollを言葉を紡ぐように創った。葉っぱのささやきや小枝のダンスをみせて私を救ってくれた大地に捧ぐ。

SIO(セラミックデザイン家)在廊日 11/15.16.23
2006年フランス留学中現代陶芸
ディプロム取得。2014年帰国後、
セラミックデザイン作家として、
≪オトヲカタチ二スル≫をテーマ
にしたインスタレーション活動中。

≪オトヲカタチ二スル≫制作活動は、≪点が線になるように、単調な音とリズムが、
新しいカタチになる≫ことを表現している。たとえば、雫が水面で奏でた音の印象が
環の様に広がり、カタチある作品≪オルフェ≫になる。この作品は、アトリエで眠り
続け、≪伝説は時空と場所を越えたものだから、解釈は自由だ≫という意識と共に目
覚めた。だから、初めてなのに、いつかどこかで出遭ったことがあるような作品とし
て存在できると素敵だ。

村上郁(美術作家)在廊日 11/18(16時~)11/20
http://www.kaorumurakami.info
2008年Central Saint Martin’s College卒。絵はがきや文章、日用品や写真といった存在や状況の証拠となる物からイメージを広げ、その物に関わった他者の存在や過去の出来事をどれだけ身近に引き寄せることができるかをテーマに制作している。

道のない密林の中を歩き、自らの位置を感覚的に捉えようとした時、無制限の自由の中で無意識的に求める社会的制約。そこからの反動や反動への憧れとして捉えられたのが、鳥の声とそのはばたきだった。モチーフを平面から立体へ、静から動へと飛び超えるように、その飛躍をシンプルな形で作品化した。

宮本一行(デジタルアーティスト・現代音楽家)
在廊日11/18
http://mkazuyuki.tumblr.com
2010年武蔵野大学環境学科卒業、2012年武蔵野美術大学大学院映像コース修了。「環境の変化を新しい視点から観察すること」をテーマに、様々なメディア機器を用いた研究・企画・制作を行っている。

善福寺池をボートで回遊しながら「3秒に1回」カメラで写真を撮ります。そうして出来上がった連続写真を、その複数枚の写真から画像情報を抽出して新しい風景を創造します。普段身近に感じている「風景」とはまた異なる視点で「風景」を体験してもらえることを期待します。



以下 トロールの森2015ホームページより抜粋させていただきました。

全体の開催期間2015.11.3 (火・祝)~11.23 (月・祝)

場所 
都立善福寺公園と西荻窪周辺

都立善福寺公園(上池)、遊工房アートスペース、ゆうゆう善福寺館、杉並区立桃井第四小学校、ギャラリー494、西荻窪周辺店舗

野外×アート×まちなか
「トロールの森」は2002年から毎年開催されている現代アート展です。
初年度より毎年続く杉並区の都立善福寺公園での野外アート展と、 昨年まで別開催としてきた西荻窪のまちなかでの展覧会を統合して、今年度は「野外×アート×まちなか トロールの森2015」 として開催いたします。

西荻窪の駅の改札を抜けて、路上の児童の作品を鑑賞し、暗渠によるまちの新たな地図を思い起こし、途中のギャラリーで作品購入に悩み、紅葉の始まった公園で現代アートの意味を問い、コーヒーを飲みながら野外ライブを鑑賞、帰りには古いビリヤード場で最先端のダンスに驚く。そんな楽しみ方ができる秋の1日をご提案します。

トロールの森2015HP

日下祥子 個展 会場風景追加

2015-10-27 | お知らせ
日下 祥子個展
2015.10/23(金)~11/1(日)木曜日休み
12:00-19:00(最終日17時迄)



今回の個展では、空間の表現として100体の紙のクラゲをギャラリー内に漂わせます。
絵画とともにお楽しみください。
日下 祥子


絵と風景を少しだけ、ご紹介します。コメントは私の個人的感覚です。(494丹尾)


この子と目があう瞬間、全てを見られているような透明な気持ちになる。

いのちの行き交いを感じます。
幼い日の、おばあちゃんとのあの日をおもいだします。

今回は100体の紙クラゲ!
シュノーケルをする日下さんはこんな風景を海の中から見上げていたのだろうなぁ。

夜のギャラリーは深海にいるような気持ちになります。

あちらと、こちら。

きっと生命のあちらとこちらや、水の中と外の偶然性や、地球と宇宙のこてあ、、住み分けやホントはお互いが見合えないことを人間は、文明とともに見れて結びつけられてしまうようになった。

なんて贅沢で、なんて奇跡的なことだろう。

そんな地球の美しさを再認識させてくれる、
日下祥子さんの描写。

作家さんは毎日在廊しています。お待ちしております。