梅雨らしい本日。
愛知県常滑の 陶芸家畑中圭介さんをお迎えしてのロングスパンの個展が開幕しました。
「Black and White」
Black 6.15(土)~6.28(金)最終日17:30まで
White 6.29(土)~7.14(日)
木曜日は休廊日です。
12:00から19:00
以下作家からの言葉
一言で焼き物といっても世界中に古くからたくさんある。そして僕もたくさんのいろいろな焼き物を作る。
今回はとても贅沢な時間と場所をいただき、BlackとWhiteの焼き物、それぞれのテーマの焼き物から、それぞれ違った温度感を感じ取って頂きたいと思います。
畑中さんの東京での個展はこれが初めてとなります。いままで使える器の展示が多く、
可愛らしいポップなオブジェもの、渋めのテイストの器の展示を見てきました。
6月の初めの茶サンポーの時のお茶を入れていたポットを作ってくれた作家さんです。
今回は、同じ世代の作家さんつながりとして、個展を企画させていただきました。
作家だけで暮らしていくということはとても大変なことであり、とても幸せなことです。
そこには孤独な幸せと、孤独な不幸せも同居します。
「土」に対する向き合い方・作家としての生き方・これからのそれらとの同居。
音を感じさせる「原点」 木・焼き物
薪窯に気を入れた時の高温で一瞬で炭化する音、火のすごいパワーに作家が圧倒された作品。
「原点」となる由来は、粘土質の大地に植わる木に雷が落ちた時に、土が固まった。
そうして人は土が焼き物に変わることを知った話をきいたから・・
なぜその素材に虜になるのか
その時の土の性質とその時の気温と・・火の具合
毎日の鍛錬がないとできないインスタレーション
多くの作家さんが生の業と性の業を共にしてきたように
意識と、地重と少しの偶然を共存させる世界を表現することは重要なこと。
BlackManhattan
是非、土と火との展示を見に来てください。
大地と火から生まれるもののインスタレーションは、いわば地鎮祭であるのではないかと、私は勝手に思います。
後期、Whiteの展示は一転、カラフルな空気に包まれることになると思います!
なんたってこの作者。
作家在廊日は前期は明日と最終日28日となります。
Whiteの制作のため28日までは不在となります。
29日は18:30から2時間しっとりとオープニングパーティーを行います。
よろしくお願いいたします!