休むに似ている

「バカの考え」だけに(笑)。

ハーメルンのバイオリン弾き(劇場版)

2008年04月03日 | アニメ
前日に書いた(TV版の)前のヤツ。

どちらかといえば、原作に忠実な作品。
「どちらかといえば」と、微妙な言い方してるのは、原作ほどブチ切れてないため(笑)。まぁ、カッコ良く塔から飛び降りて「足が折れたぁ~~!」てのは、お子様の教育上、あまり宜しくないからでありましょう。同じ意味で、「フルートミサイルぅ~~!」の破壊力も今ひとつ(笑)。しかし、せっかくサイザーが一緒なんだから、鼻血のひとつもカマして欲しかった>ライエル。いや、あのTV版でも一回だけだけど出してるし。

ギャグに徹するなら、ハーメル=矢尾一樹は正解でしょう。
どうでもいいけど、OPに劇場・TV版通して本編に一度も出たことないオル・ゴールが出てましたが。
EDは、横山ホットシスターズ(横山智佐姉妹)のデュオ。お姉さん、オペラ歌手だったんか。へえ。
音楽は、例によって田中公平先生。EDのオペラとのコラボ(アレンジ)は見事。

ハーメルンのバイオリン弾き(TV版)

2008年04月02日 | アニメ
かつて、一話ほど観て速攻で断念した作品(笑)

一部では超有名というか、知る人ぞ知るというか、
これぞ 「劇メーション」!(爆

台詞の部分で口も動かず、止め絵に足音や爆音など効果音が入るだけ。「動かざること山の如し」とか「紙芝居」とか揶揄された、おっそろしく制作費安そうな動かないアニメ。すんごく美化して言えば「出崎ストップモーション」を多用した、魔と人の狭間での葛藤に苦しむ勇者の物語。

改めて観ようと思ったのは、シリーズ構成と脚本が今川泰宏さんだったからでして。改めて観てみると、ああなるほど。実際、原作を(色々な意味で)越える超展開と脚本力、原作の大量のギャグ部分をほとんどカットした大胆な構成などは、見るべきものがあります。というか、それだけでもアニメって成り立つんだな(?)。
原作ファンにはアニメは非常にウケが悪く、アニメファンにはその逆らしいのですが、両方ともそれはそれで楽しめました。

ちなみに音楽が田中公平先生でして、製作費の大半を音楽に注ぎ込んでしまったため、こんなアニメになったんだそうで。そのおかげで(?)、クラシック部分は素晴らしいというか、バイオリンの『モツレク(モーツァルトのレクイエム)』とかピアノの『白鳥の湖』とか、変わったアレンジのクラシックが聴けます。

しかし、もっとも素晴らしいのは後期OPの主題歌でありましょう。歌ってるのが錦織健(唯一のアニソン)。
YouTube- 『未完成協奏曲』

・・・・・・カラオケカラオケ♪