尺八と弓道 「楽翁日記」

尺八関係・弓道関係そして日常感じていることを勝手気侭に書いています。

松永重昭の弓

2005-09-29 | 弓道関係
昨年の11月に参段合格して以来、射を崩してしまい、悩みぬいてきた。ようやく本当の弓道の難しさが解ってきたという感じ。まだまだだが最近になってようやく、弱い弓(13k松永重昭)で落ち着いてきた。何とか的中も戻りつつあり、これから息づかい、精神力、集中力を学ぼうと言うところへ差し掛かりつつある。
10/9日長浜秀吉弓道大会が開かれ、試してみたかったが、尺八の子供体験教室の開講と重なってしまった。残念だが未だ弓道の練習を重ねろ、試合はそれから・・ということらしい。
それにしても子供が尺八を習いにくるなんて・・嬉しい限りである。

伝統芸能フェスティバル~雅の世界~

2005-09-27 | 邦楽関係
(写真は開演直前のリハ風景)

紆余曲折を経て、長浜文化芸術会館クラブ主催にて、有料の舞台を開演。
滋賀雅楽会による「雅楽と舞楽」
長浜芸能文化協会による「邦楽演奏」
人間国宝常磐津一巴太夫社中による「常磐津と日本舞踊」の三部構成。
入場料1500円にもかかわらず、長浜市の宮越市長夫妻を始め、各ロータリー会長等々の来場、協力を得て、客席はほぼ満席、みんなの努力が実った思いで感謝イッパイ。

邦楽演奏では、絃方17名 尺八17名による「編曲八千代獅子」そして私の「古典本曲 阿字観」続いて武田旺山プロの「竹の四季より 秋 」であり、つまり尺八独奏による古典と現代曲を聴き比べて頂こうという趣旨。私は着物、明暗寺正装で二尺四寸管使用、彼は洋服で一尺八寸管使用と言った見た目での違いも演出、夫々が演奏後ナレーターを交えて解説するというスタイル、お客様にも十分解って頂けた様だった。暖かい拍手を何回も頂き、嬉しかった。

閉演後のレセプションでは一巴太夫を中心として市長夫妻、各種団体の代表者と一緒に歓談、好評を得て苦労が報われた気持ちで疲れもすっ飛んだようだ。今夜はぐっすり眠れそう・・・。

三曲演奏会

2005-09-24 | 邦楽関係
久しぶりに邦楽の会「あまのがわ」による演奏会を聞きにいってきた。米原市を中心とした邦楽家の演奏で、全17曲、3時間半に及ぶ演奏会で、見ているほうも少し疲れたが、現代曲が殆どで、随所にピアノ、フルート、そして茶のお点前と工夫がなされ、プログラム構成上も飽きさせない内容だった。しかし、やはり尺八は難しいとつくづく感じた。独奏にしろ合奏にしろ、吹き過ぎて曲を壊しているケースがあった。といって鳴らないのも困りものだが・・・。聞いていて勉強になった。
企画から演奏会にまで持ち込んだ先輩、仲間に敬意を表する。

新弓

2005-09-15 | 弓道関係
新しい弓(佳也)を買って3ヵ月、弓力に負けて射形を崩していたのだが、従来の弓(一翠)を基本に、じっくり正面に切り替えて練習してきた。ようやく正面の射形が取れるようになり、的中も見え出した。今日は佳也の弓を試してみたが、弱い弓(一翠)の射形を崩さなければ、佳也の強い弓でも的中が出だした。もう少し一翠を土台として射形を習熟しつつ、佳也の弓に移行していこうと思う。勿論これまでのように矢数は多く出来ないが、じっくり練習していこう。あくまで一翠で射形を習熟しつつではあるが・・。佳也の弓で四射皆中が出、嬉しかった。

2.3尺延管

2005-09-08 | 邦楽関係
宗龍師より自作の、 2尺3寸地無延管を送って頂いた。歌口外径40mm、内径25mm、管尻50mm。観音像の篆刻あり。
9/27日の演奏「阿字観」に使用の予定で、宗龍師に無理を言って送って頂いたのだが、口広管だけに、これから相当吹き込まなければなるまい。しかし明暗らしい地無延管の音色には捨てがたい魅力がある。これまで地盛管(2.3及び2.4尺管)で練習してきただけに、猛練習と覚悟が必要だ。果たして時間的に間に合うか・・挑戦してみようと思う。

土曜稽古

2005-09-05 | 邦楽関係

暗寺導主・片山宋典師主催。恒例の土曜稽古。

永井丘翁師はじめ近畿の明暗道人15名が集まり、総社市の「金亀」にて、各自本曲を吹奏、指導を受けるもので熱の入った吹奏が続きました。
    
夕方からは「ウエルサンピァ岡山」にて、会食・カラオケ・尺八談義と花が咲き、翌日は、総社宝福寺・備中国分寺にて夫々献奏、昼食後解散。
    
尺八三昧の楽しい旅行をさせて頂きました。

阿字観

2005-09-01 | 邦楽関係
9/27(火)長浜文化芸術会館での有料演奏会に出演することとなった。
人間国宝、常磐津一巴太夫。滋賀雅楽会。そして尺八は若手プロの武田旺山と私が新旧尺八本曲を吹くこととなった。私は古典本曲の中で最もポピュラーな「阿字観」を二尺四寸で吹くことにした。そこで「阿字観」について調べてみた。

「阿字観」

・阿字は古代インド語、梵語の最初の文字で、大日如来を象徴しています。阿字観は阿字を観想し、自分の心が大日如来のような心であると瞑想することにより、心身の安定をはかるものです。

・この曲は、山形の虚無僧 牧新七が、九州に伝えた「薩慈」が原曲とされ、サシがサジとなり、阿字の曲となって、宮川如山が「阿字観」として、吹いたのが始まりだと伝えられています。

 古典本曲にしては、その出自、作曲者が伝承されている数少ない曲だが、一所懸命練習して、恥ずかしくない演奏をしたい。