学校をあきらめた日

小学校3年生の娘が、学校へ行かなくなりました。葛藤の日々。

影響あれこれ

2020-03-04 17:29:00 | 日記
こんにちは、かおこです。


コロナウイルス感染対策で、いろいろと影響が出ています。
不登校の娘、仕事をしていない私、普段からそう儲かっているわけでもない自営の夫には、かえってあまり関係ないのですが😅


駅のホームで、電車を待っていたら、数メートル先の女性が激しく咳き込んでいました。
ただ、カゼや喘息、と言った病気によるものではない、と見てわかりました。おそらくですが、何かの拍子でむせてしまい、なかなか止まらない、という感じ。
自分の唾液や、ホコリを吸ったり、冷たい空気でもむせこんでしまうことはあります。
痰のからむ様子もありませんでした。

驚いたのが、私の側にいた女性二人の反応。
咳をしている女性を凝視していて……
なんだか怖いなぁと。

テレビ報道でも、大臣が咳をしただけでカメラのフラッシュ集中!ということもあるそうで、みんな過剰反応だなぁと思います。

学校は休みになりましたが……
私と娘が行っていた、教育支援センターの対面相談も3月いっぱい休みになってしまいました。
家族ごとに時間が決められているし、一度に多くの人が出入りするわけでもないのに……

娘の、ピアノ教室も休み。個人レッスンなのに。

それじゃ、買い物とか電車に乗るとか、病院は?

明確な基準があるわけでもなく、最終的にはその現場、個人で判断するしかない、という現状。
まぁ、国なんてあてにならないのは今の政府を見れば一目瞭然なんですが……

イヤなのは、一律な休み、我慢の押し付け。
「みんな我慢してるんだから、一人で勝手なことするな」
という空気があったりして、これがエスカレートすると戦時中の雰囲気になるんだなぁと思いました。
命を守るのが何より優先。
何かあったらどう責任を取るのか。
これを言われたら、もう何も言えないですよね。
正しいです、確かに。
でもなぁ。
「正しさというのは、時に人を刺す」
と感じます。

無理を通せば何とやらで、いつもと違った(特に、何かを強いられるような、プラス方向ではない)状態が続くと、そのストレスが必ず何かの形で突出してくるはず。

ウイルス対策で、慌てて家中をアルコール消毒していた皆さんは、それを毎日続けていられるでしょうか。
必ず、疲れて嫌になる時が来るはず。
いつか、もういいや、ってなります。

私は、病院や介護施設で、感染対策の仕事をしていました。
インフルエンザ、ノロウィルス感染などが出るとその対策が大変です。
患者さんを隔離し、他の患者さんはもちろん、ケアスタッフ一人一人が感染しないよう、出入りする人を制限し、部屋の消毒の仕方から、手袋やマスク、エプロンの付け方、外し方、ゴミの処理に至るまで周知徹底しなければなりません。
患者さんに使った器具、食器、リネン、汚物の処理も別扱いとなります。
それらを限られたスタッフで行うわけで、普段の仕事も合わせて行うのですから、負担は膨大なものになります。いつまで、というのが分からないので、精神的なストレスはもう…ウツになります。

それに、100%の感染対策というのは、私はないと思います。人間がやることなので、いくらやっても穴はありますし、正しい方法とされていても、行う人や環境、条件によって効果は下がります。
また、感染対策は、それを実行する人によって解釈の違いがある(それだけ不安定)、というのが現実。医療・介護現場ですら、そうなんです。

総理の急な休校要請は、医療的根拠もなく、「とりあえず子供の命を守るって方便があれば学校も言うこと聞くし、国も対策してるポーズ取れるから」という本音が丸見え。
どこかの校長先生でしたか?ささやかな抵抗、という題で報道されていましたが…
この方の方が余程立派。ただ言われたことを鵜呑みにするのではなく、まず自分の頭で考えて、その上で判断。
子ども達も、先生方の姿勢を見て、学ぶことが多いのではないでしょうか。
そもそも、単純に、自分で考えて行動する、って方がずっとカッコイイし。

「何かあった時に、責任取れないから不本意だけどとりあえず休む」という本音を隠しながら休業する所も少なくないと思います。それは、仕方ないし、当然と言えば当然。
ただ、少し落ち着いて、世間に別なかたちで協力するのもいいのではないでしょうか。
私なんかは、飲食店がすいてるなら、今なら行きどきと思ってしまいます。
学校給食が中止になって、牛乳が余っている。牛も、酪農家さんも困る。それなら、牛乳買って多めに飲もう、とか。
そんな程度でも、いい大人がトイレットペーパー買い占めたり、お湯がウイルスに効くなんてデマLINEの見極めもできず回してしまった、なんていうよりはずっといいと思います。

どうせ長丁場になるんです。みんな、落ち着いて。
疲れてくる時がきっと来るから、がんばり過ぎずに。

読んでいただき、ありがとうございました。


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