学校をあきらめた日

小学校3年生の娘が、学校へ行かなくなりました。葛藤の日々。

早い卒業

2020-03-01 20:12:00 | 日記
こんにちは、かおこです。

コロナウィルス感染の影響が大きくなっていますね。
先週末、突然出た休校の要請。
娘の小学校も、3/2で終了、ということになりました。
うちはある意味全く変わらないのですが(苦笑)
子どもたちも先生がたも本当に大変だと思います。
学期末の成績は、残りの勉強は、受験生は、卒業式は…

大人たちももちろん大変。
テレワーク、時差通勤、非正規労働の方、
休めない方……
私も、本来なら看護師の仕事をしていますが、テレワークなんてわけにはいきません
ある病院では、急遽子連れ出勤を認めることになったそうで、ワーキングマザーの多い職種なのでこの流れも良く分かります。
いろいろと苦しいことも出て来ると思いますが、これをきっかけに、様々なことを考え直す機会になればと思っています。

休校の要請が出た翌日の金曜日、放課後に担任の先生の所へ行きました。
いつもなら、連絡帳を受け取り宿題を見せ、今日の振り返りや明日の予定を見てもらいます。
今学期は、あと2日。ほかの子どもたちは、絵具セットや今までの作品、残りの課題などを持ち帰っています。

もう、これが最後だ、と思いました。
月曜日、これで3年は最後だよ、このクラスはもう最後だよ、と言ったところで、娘はもう登校はしない。

奇跡は、もう起きない。
再び、自分に言い聞かせました。

先生やクラスメイトが整えてくれた荷物のほか、ギリギリまで置いておくべき防災頭巾も含め、上ばきも何も全てカバンに入れました。

担任の先生にも、この混乱の中、月曜の放課後に時間を割いてもらう、ということは申し訳なくてもう出来ないと思いました。

先生との放課後の時間も、これで最後。

この教室とも、これで最後。

いつも通りにノートを見てもらい、みんな大変!という雑談をして。
先生にお礼を言って、先生と教室に心の中で別れを告げました。

また来週、とは言いませんでした。
先生も、言いませんでした。
ひょっとしたら、先生もどこかでそう思っていたのかもしれません。
この子はもう、来ないと。

転校するわけではないし、籍はあるけれど。
引っ越す訳ではないし、私も何かの形で学校に関わる予定ではあっても。
学校が、目の前にあっても。
担任の先生や同級生が、変わらず学校に通っていても。

帰り際、保健室の先生が声をかけてくれて、待ってるよ、といった感じで話してくれたので、ありがたかったです。

帰ってからしばらくして。
娘に、ダメ元で「最後だし、少しだけでも顔だしてみない?」と持ちかけました。
やっぱり、駄目でした。

やっぱり、と思いながらも、ほんの少しだけ、期待していました。

「連絡帳に、短いけど手紙は書く」とは言っていましたが。

それでいいなら、仕方ないや。
娘が決めたこと。

でも、どうして親の自分がこんなに涙が止まらないんでしょう。
悲しくて、悲しくて。
本人は、けろっとしているのに。

3年早い、卒業だと思うことにしよう。
そう思ったことがあります。

でも、卒業の次は?

教育支援センターで、行けば学校の出席扱いとなる場所があります。
4年生から、ということでしたが、そこに通うのだろうか、この子が?
送り迎えが必要、午前のみ。
私、仕事をしたくても……
夫と手分けしても、フル勤務は無理。

言っても詮ないことながら、また娘に無理させてはダメと思いながら、娘さえ学校に行ってくれれば!と痛切に願います。
まぁ、この問題が早いうちで良かったのかもしれませんが……
ただ、我が家の家計を考えると、一刻も早く仕事をしたいのが本音。
築60年の建て替えを、今頃考えざるを得ない事情も抱えています。
今からローン?返せるの??
夫、仕事どうするの??

どうして、悪い材料って重なるんでしょうね。

今のところ、体が大丈夫なのが救いですが。


明日は、卒業の日。


読んでいただき、ありがとうございました。


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