日銀短観後の外国為替週間予想

今週の為替予想

発表された日銀短観が予想を下回るものであったことから、景況感の改善が思っ たほど「よく」なかったようです。しかし、数字を見る限りでは、政府が発表した ように「踊場を脱却しつつある」というのは、短観からはうかがい知れると思いま す。11-12日に日銀金融政策決定会合があります。日銀の出口政策を巡って、日銀 関係者の発言は、当座預金残の誘導目標を引き下げる可能性があることを示唆して いますが、政府はデフレ脱却までは、現政策を維持するように求めており、政府・ 日銀と政策が一致していない可能性があります。仮に、日銀が当座残の誘導目標が 引き下げられた場合には、若干の円買いが持ち込まれる可能性を指摘しますが、今 回の決定会合では、再び賛成多数で現政策が維持されると思われます。また、機械 受注の発表があり、良い予想となっていますので、中期的に見た場合には、やはり 円高傾向にあると思います。ただ、長期的に見た場合には、景気回復局面では、海 外投資が出やすくなることから、円売りに繋がるものと思っています。(sheep)

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