要約: 松本光正医師『検診・手術・抗がん剤の前に読む「癌」の本: 過剰な医療が命を縮める』
松本光正 Wikipedia
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検診・手術・抗がん剤の前に読む「癌」の本: 過剰な医療が命を縮める
松本 光正 (著)
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
早期発見、早期手術という常識は本当なのか? プラス志向で癌とつきあう方法。
著者について
1969年北海道大学医学部卒業。内科医。中村天風研究家。浦和民主診療所所長、おおみや診療所所長を務め、2009年から関東医療クリニック院長。天風会講師、日本笑い学会講師、彩の国いきがい大学講師、シニア大楽講師を務め、各地で講演をおこなっている。
駒場東邦高校在学時に、中村天風の最晩年の弟子になりプラス思考を学ぶ。
高血圧は「症」のつく病ではないから血圧の薬はのんではいけない、コレステロールも薬をのむような「症」のつく病ではない、「癌」は手術するな、抗がん剤は使うな、など、少ない薬と安価な医療を心がけ、外来をこよなく愛する内科医であり、「笑いはすべての病気の予防、治療になる」、「笑う門には福来たる。プラス思考が大切」をモットーとしている。東京新聞、日経ネット、週間現代、週間新潮、女性自身、壮快等でインタビュー記事多数。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
松本/光正
1969年北海道大学医学部卒業。内科医。中村天風研究家。浦和民主診療所所長、おおみや診療所所長を務め、2009年から関東医療クリニック院長。天風会講師、日本笑い学会講師、彩の国いきがい大学講師、シニア大楽講師を務め、各地で講演をおこなっている。駒場東邦高校在学時に、中村天風の最晩年の弟子になりプラス思考を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
単行本: 172ページ
出版社: あっぷる出版社 (2015/11/16)
言語: 日本語
ISBN-10: 4871773345
ISBN-13: 978-4871773348
発売日: 2015/11/16
目次
第1章 検診は受けるべきなのか(がん検診
「癌」とはなにか
転移とはなにか ほか)
第2章 「癌」は末期に見つけるのがよい(早期発見にこだわる理由はない
放置させてくれない医師
早期手術に意味はない ほか)
第3章 プラス志向で癌予防(なぜ、「癌」ができるのか
「癌」は予防できるか
心と「癌」の関係 ほか)
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ブログ著者注意
この著者の松本医師の主張する内容に関しては、ご自身でこの本を読まれて、ご自分で評価してください。
私の要約を鵜呑みにはしないで下さい。私は医師でも癌の専門家でもありませんから責任は負えません。
癌を考える上で、参考になる良書だと私は思います。
p.7の著者の松本光正医師の注意書き
『この本で「癌」と書いているのは、内科医である私が直接、間接に関わった肺癌、食道癌、胃癌、大腸癌、膵臓癌、胆のう癌、子宮癌などの固形の「癌」のことです。耳鼻科や眼科、泌尿器科の癌は含んでいません。』
内容要約
大きさと成長 |
発見の可能性 |
良性腫瘍 できもの(近藤誠:癌もどき) 転移しない 命に関係しない安全なもの |
悪性腫瘍 癌 転移する 命を確実に奪う怖い病気 |
1mm 癌細胞100万個 |
目に見えない 発見できない |
転移しない |
ほとんどの癌は1mmになるまでの極めて初期にリンパや血流を介して全身に転移している、たんぽぽの綿毛が飛ぶようなもの、この段階で既に手遅れ |
7年以上かかって1cmになる |
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1cm 癌細胞1億個 |
目に見える 発見できる |
転移しない 発生した腫瘍の周囲にじわじわ浸潤して広がるだけのものは良性腫瘍 |
既に何年も前に多数が転移してしまっているので手遅れ。 転移しているものが1cm未満だったら目に見えず医師にも分からないので、見かけ上、転移がないように見えるだけ、本当は何年も前に転移している。 |
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手術は必要ないし、抗がん剤は有毒で癌を発生させるから使ってはダメ。 もし、胃腸を塞ぐほど大きくなりすぎるようだったら切除しても良い、 命には関係しない。 |
手術しても多数の目に見えない転移したものを取り切れないので手術の意味はない。 抗癌剤は効かないので意味はない。 つまり、本物の癌だったら何もしないのが最も良い。 |
癌(悪性腫瘍)を治せる医学は存在しない。
著者の医師は、40数年間医師をしているが、治った癌患者を一人も見たことはない。本当の癌患者は皆死んでいる。
手術・放射線・抗癌剤は無効。
手術後5年10年と生きている場合には、それは癌ではなかった、良性腫瘍(癌もどき)だった。
腫瘍細胞を検査をしても肉眼で見るだけだから、良性と悪性の区別をつける能力は現代医学にはない。
良性も悪性も、区別できずに、両方とも癌と無理矢理判断して、手術・放射線・抗癌剤を押しつけている無茶苦茶な医療をしている。
つまり、癌医学は、役立たずのクズ。ただの騙しの金儲け。
だから、癌検診の意味はない。
かなり後になって、転移してれば悪性腫瘍、転移していなかったら良性腫瘍とわかるだけ。
癌もどきは、手術をする必要はないから手術してはならない。
癌もどきで手術すると、意味もない手術で生命を脅かしたり、死んだり、人工肛門にさせられたりで、ろくなことはない。
手術後に死ぬ人は多い。
悪性腫瘍は、検査で見える時には既に他に転移しており、手の施しようがないから、手術しても意味はないし、抗がん剤も効かないので意味はない。
むしろ、これらは、患者を苦しめ、無駄な時間、労力、金を使わせ、終末期の患者のQOL(生活の質)を大幅に低下させる。
何もしないで放置して、余命を楽しんで暮らした方が良い。
悪性も、良性も、検査、手術、放射線、抗がん剤に意味は全くない。
悪性ならば、検査して分かった時には、既に転移しており全て手遅れ。何もしない方が苦しみは少ない。
良性ならば、検査することすら必要ない。放っておけば良い。
良性も悪性も、放置するのが最も良い方法。
悪性ならば、何をやっても無意味、無駄、苦しみと出費が増えるだけ。
ポリープは、どこまで行ってもポリープであり、癌にはならないから取らない方が良い。
ポリープを取れというのは、金儲けが目的の悪質な医療。
癌産業は年間16兆円の売上、早期発見・手術・抗癌剤の大嘘で儲ける連中の餌食にならないようにしたい。
注:
この本には、癌の放置による幸福な生活の例が数多く書かれています。松本医師の母の場合は、肺癌放置で13年間も生きて87歳でなくなったと書かれています。
ブログ著者の備考
松本光正医師の本の内容によれば、次のような解釈が成り立ちます:
『インチキ医療ドラマの「ドクターX」などで描かれているような、癌の手術で根治できるというのは真っ赤な嘘です。
あんなドラマは、何も知らない市民を騙すための大嘘です。
シナリオを監修している医師の描くドラマは、現代の癌手術の嘘と騙しを象徴しているだけです。
癌もどきならば、人は死にませんし、手術は通常は必要ありません。
本物の癌ならば、手術して目に見える部分を取り除いても、既にはるか以前に転移が起きているため、いずれ増悪(転移・再発と呼ばれる)して死ぬだけで、助かることはありません。
手術により取り除くと、患者の体力低下、後遺症、免疫低下により、転移していた小さな癌が急速に増大して、早死にするだけです。』
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以下は、この本の序文
はじめに
まずはじめに、この本は、「癌細胞は細胞の異常である。癌は転移する。なによりも癌は悪いものだ、人の命を奪うものだ」という現代医学の常識を念頭に置いています。
癌は早期発見、早期手術。抗がん剤で叩いて放射線で治療するべきだ! と思い込んでいる人たちにこそ、お読みいただきたいと思っています。
世の中で大勢を占めているのが、こういう考え方です。
大学病院の医師も、町の病院やクリニックの医師も、早く見つけて早く手術すれば治る。
治らなくても寿命は延びる。抗がん剤は効くもので、放射線も癌の治療には効果があると信じています。
もちろん、多くの国民もそれを信じこんでいます。
この本は、そういう人たちに向けて書きました。
私は、早期発見、早期手術、抗がん剤や放射線治療で癌は治る、という考え方に疑問を持っています。
どの生物も、自分の個体の命を守ることが最優先課題です。そのために、さまざまな反応を準備しています。
風邪を引いて熱が出たり咳が出たりするのは、命を守るための反応です。
下痢をするのも、身体の中にある悪いものを外に出して命を守るための反応です。
身体がおこなっている反応は、すべて命を守るための反応です。
ひとつとして無駄なものはないのです。
暑くて汗をかくのは高温から命を守るため。
寒くて震えるのは低温から命を守るため。
転んでかさぶたができるのは血液が体外に流れてしまうのを防ぐため。
これらすべて、命を守るための反応です。地球の生命40億年の歴史です。40億年の中で、生き物は命を守る仕組みを進化向上させてきたのです。身体の反応にはぜーんぶ、意味があるのです。ぜーんぶ、命を守るためです。
これが、自然治癒力です。この力で、命が守られているのです。
もちろん、完全ではありません。発展途上にあります。
しかし、今が40億年間で一番いい状態であることは間違いありません。
くどいようですが、身体の中で起こっていることは、すべて命を守るためにおこなわれていることです。
癌だけは、その例外なのでしょうか?
そんなことはありません。私は、癌もまた命を守るための自然治癒力の現れであり、けっして悪者ではないと考えています。
悪ものどころか、癌を作ることによって、その人の命を守ろうとしているありがたい存在なのではないかというとらえ方です。
癌は、その中に個体の命を奪うさまざまな毒物を取りこんでそれ以上拡がらないようにする、ゴミ箱のような役目を担っている存在だと考えるからです。
そのゴミ箱は、身体の一箇所に置かれていることもあれば、あちこちに置かれていることもあります。
もし、ゴミ箱を取り去ってしまったらどうなるでしょうか。ゴミの捨て場所はなくなります。捨てられるはずの毒物が、身体中に拡がってしまいます。
だから、手術しないほうがいいのです。抗がん剤や放射線で癌というゴミ箱を破壊してはいけませんよ、といいたいのです。抗がん剤や放射線は、それ自体がゴミであるともいえます。ゴミでゴミ箱を破壊しているようなものだと考えてみて下さい。
癌は身体を守るためのゴミ箱の役割を果たしている。
そう考えられる人にとっては、早期発見は大切です。
早期に発見して、早期に治療すればいいのです。
この場合の治療とは、もちろん手術や抗がん剤、放射線ではありません。
心の持ち方を明るく朗らかにすること。正直に、親切に、愉快に、プラス志向に変えていくこと。
そして、ゴミがたくさん出るような食事をやめて、ゴミが出ない正しい食事をして、それ以上にゴミを増やさないことです。
そうすれば、癌は拡がりません。
癌で命を落とすこともありません。
癌は、生き方の問題だからです。
このように捉えられるならば、早期発見早期治療にはおおいに意味があります。
私はこれを、「癌性善説」もしくは「癌は命を守るゴミ箱説」と呼んでいます。
こういう考え方は、従来からあるものです。ただし、今のところ極めて少数意見です。
しかし、現代医学のように、癌を悪者だと捉えている限り、早期発見早期治療にはまたく意味がありません。痛は治りません。癌で死にます。
癌で死ぬのならまだしも、癌の治療で殺されます。
せっかく集めたゴミをふたたび捲き散らかす医学が、手術であり抗がん剤なのです。
ここをよーく考えてみて下さい。
この本は、身体のゴミ箱を壊し、ゴミを捲き散らかす手術至上主義、抗がん剤至上主義を貫く現代医学のあり方に向けて書いています。
手術は無意味だ、抗がん剤も放射線もいらない、と考える人には、きっとお役に立てると思います。
※この本で「癌」と書いているのは、内科医である私が直接、間接に関わった肺癌、食道癌、胃癌、大腸癌、膵臓癌、胆のう癌、子宮痛などの固形の「癌」のことです。耳鼻科や眼科、泌尿器科等の癌は含んでいません。
※本書は、2013年に刊行された『痛は治さなくていい』(長崎出版)に加筆・修正して再編集したものです。