日本に君臨するもの1
初めに
金融権力が世界の全体主義的(共産主義的)支配を目的として仕掛けた今回の新型コロナ、PCR、コロナワクチン、変異型、ロックダウン、などのグローバルな『超限戦』のシナリオに、日本政府、官僚組織、医学界、マスコミなどは、抵抗もせずに言いなりの状態です。
日本だけでなく、全世界が同じような正気を失った様相を呈しています。
その狂気を理解するために、今から17年前にまとめた調査記事をご紹介します。
『日本に君臨するもの』の正体をご覧になって下さい。
現在の日本政府、官僚組織、医学界、マスコミなどの主要なメンバーは、フリーメーソンのような国際的な秘密結社の結社員であると思われます。あるいは、金融権力の財閥系の外国企業に金で買収されているのでしょう。
ブログ著者コメント
今回ご紹介する本『日本に君臨するもの、フリーメーソン日本ロッジ幹部の証言』の著者の高崎廣氏は、フリーメースンリー・グランドロッジ・オブ・ジャパンのスコティッシュライト第32位階級にある人で、日本人のフリーメーソンの実質的なトップの地位にあると思われます。
このような高位階の人がマスコミのインタビューに応じてある程度話している理由は、日本にはびこるフリーメーソン陰謀論に対する対抗策、あるいはダメージ・コントロールであると思われます。
フリーメーソンは、秘密の暴露や裏切りに対しては「死をもって報復する」とされている秘密結社です12)。
例えば、モーツァルトがフリーメーソンの会員であったことは有名で、彼はフリーメーソンに捧げる曲を十数曲も作曲しています1)。
モーツァルトの歌劇「魔笛」の舞台には、フリーメーソンの第18位階の「薔薇十字の騎士」の秘密がかなり正確に含まれており、秘密を一般人に暴露したため、モーツァルトは毒を盛られて暗殺されたと言われています1)。
このため、高崎氏のような高位階の人が秘密結社の秘密を公開することはありません。この本で述べられているのは、あらかじめ公開してもよいと決定されたことだけのはずです。また、中には撹乱を目的とした意図的な嘘も含まれていることでしょう。
フリーメーソンが世界を支配して動かしているというハッタリ的な本は数多くありますが、ロスチャイルド財閥の研究家の広瀬隆氏によれば、フリーメーソンは最前線の現場で泥にまみれながらこき使われているだけであり、その多くは用済みになった端から暗殺されているそうです2)。
フリーメーソンを支配するさらに上位階の別の秘密の集団があることは、明らかなようです。それは、イルミナティであると言われています。
ソニー名誉会長の井深大氏(と盛田昭夫氏)は、「フリーメーソンにぞっこん入れ込んだ」と言われています3)。
フリーメーソンは、会員に対しては最優先の扱いをするそうですし、たとえ戦場で敵・味方に分かれていても、戦闘後に一緒に大宴会を開くこともあるそうです7)。また、戦闘中でも特殊な合図を送れば、銃を撃つのを止めると言われています16)。
ソニーの日本国内よりもむしろ海外での急激な発展の背後には、世界中に散らばるフリーメーソン系の企業や政府・自治体との、品質や価格を度外視した縁故的・汚職的な商取引4)があったと言われています。
ソニーが独自の技術で世界的ビジネスに成功したという神話は、嘘と秘密結社のコネで塗り固められた「おとぎばなし」のようです。
ソニーは一時期、ハリウッドの映画会社を買収しました。ハリウッドの資本は全てユダヤ系のロスチャイルド財閥系です。また、ハリウッド全体が「一つの家族」としてまとまっており、その中心はハリウッドにあるフリーメーソンの支部であると言われています。
一般に、ユダヤ資本の会社を買収することが可能なのは、ユダヤ資本系列の企業だけであり、これは「世界の鉄則」であると言われています。
日本のソニーがハリウッドの映画会社を買収したこと自体が、ソニーの資金がユダヤ資本により支配されていることの証明です。
また、その買収には、ソニー名誉会長の井深大氏のフリーメーソン人脈が使われたことは間違いないでしょう。
現在、ソニーの株式の半分以上が外資に握られ、事実上ソニーは日本企業ではなくなっています5)。また、税金の高い日本から海外へ、ソニーが本社を移転させる日は近いと言われています5)。
結果的に、日本企業としてスタートしてフリーメーソン人脈に利用されて会社が大きくなっても、最後には会社を丸ごと乗っ取られてしまうことになったようです。
井深大氏が親友と言っていた本田宗一郎氏のホンダはどうなのでしょうか?
松下電器産業の創立者である松下幸之助氏は、
「私はフリーメーソンから誘われていたが、そしてフリーメーソンに入れば自分の世界的な商売はもっとうまくいったかもしれないが、しかし私はフリーメーソンには入りませんでした。」
と発言されたそうです3)。
このように、松下幸之助氏はフリーメーソンには入らず、日本的経営を行なわれ、それはいまだに称賛されています。
しかし、その後継者達はどうでしょうか。松下幸之助氏の死後、松下もソニーと同様に、ユダヤ資本の支配下にあるハリウッドの映画会社を買収しました。
この事実は、松下がソニーと同様に、ユダヤ資本とフリーメーソン人脈に組み入れられた証拠です。
現在、松下は日本的経営を止め、従業員の首切りを行なうようになりました。
これは、松下が創業者の松下幸之助氏の日本的経営を捨てて、ユダヤ資本的、あるいはフリーメーソン的経営手法に変わった証拠です。
現在では松下も外国資本に会社を乗っ取られ、創業者一族は経営から排除されているようです。松下にも獅子身中の虫がいたようです。
恐らく、他の日本の大企業にも、その魔の手は伸びているはずです。
数年前、長崎出身の梅屋庄吉という男が、中国革命の父「孫文」とたった1回会っただけで親友になり、今の価値で2兆円ものお金を孫文のために用立てたというテレビ番組を、田原総一郎が2時間の特別番組で報道していました。
そして田原は、それが日本人の国際化の先駆けであると誉めそやしていました。
孫文がフリーメーソンであったことは良く知られており、彼の三民主義は、フリーメーソンの説く「自由、平等、兄弟愛(博愛)」と同じであると言われています8)。
日本人が見知らぬ孫文と初対面で親友となり、2兆円もの桁外れの大金を用立てることは常識的にはあり得ませんが、その矛盾点を田原は全く触れず、また同番組に出演していた作家の陳舜臣も全く触れなかったという、奇妙奇天烈な内容でした。
その長崎出身の梅屋庄吉は、香港あたりで小さな写真館を経営していたそうですが、たかだか写真屋のおやじに2兆円もの金があるはずがありません、あったとしても、せいぜい2000万円がいいとこでしょう。この点も奇妙奇天烈ですが、これについても田原も陳舜臣も全く触れませんでした。
フリーメーソンには結社員だけが理解できる特殊な合図があり、それにより確認されれば、直ぐに古くからの親友のようになってしまうというフリーメーソンの結社員の特質があると高崎廣氏も言われています9)。
結局、梅屋庄吉も孫文と同様にフリーメーソンであったため、初対面でも同じフリーメーソン同士の孫文と直ぐに親友となったようです。
また、梅屋庄吉が用立てた2兆円もの金は、欧米財閥からフリーメーソン経由で孫文に送金された中国の革命(清朝の打倒と欧米財閥による支配)のための軍資金であったと思われます。それ以外に、これだけの大金を説明できませんし、欧米の財閥以外にこれだけの資金を用立てることのできる者はいないと思われます。
つまり、あの長崎出身の梅屋庄吉がフリーメーソンにより命令されていた役割は、孫文への送金の中継役及び世話係だったのです。
このように、私でも簡単に見抜けるストーリーを田原や文豪であり歴史家の陳舜臣が知らないはずがありませんが、不思議なことにあの番組ではフリーメーソンのフの字も出てきませんでした。あれは正に「頭隠して尻隠さず」のようなおかしな番組であり、私はその間抜けな作りを笑いながら見ていました。
このような見え見えのフリーメーソンへのゴマスリ番組を作る田原は、フリーメーソンと何等かの関係を持っているようです。
このように日本人の中にも、戦前からフリーメーソンの結社員になっていた者は多かったようです。例えば、明らかにフリーメーソン結社員と思われる元満鉄調査部の田尾岩太郎氏は、「吉田茂がロンドン駐在時代にスコッチ・メーソンになっていた」と著書に書かれています20)。どうやらこれが、吉田茂が首相に選ばれた原因のようです。
また、真珠湾攻撃を行った連合艦隊司令長官・山本五十六はハーバード大学に留学しており、彼がフリーメーソンの結社員であったという疑惑が長年とりざたされていますが、証拠はまだ見つかっていないようです。
もっとも現在、小泉内閣で日本をアメリカに売り渡す工作を派手にやっている竹中平蔵もハーバードに留学していますので、山本五十六が留学中にフリーメーソンに入会していても不思議ではありませんが。
もし山本五十六がメーソンで、その指令により真珠湾を攻撃したのならば、あれは完全な「やらせ芝居」ということですから、日本人の心臓は一瞬凍りつくことでしょう。
尚、紀伊国屋書店のネット検索では、下記の梅屋庄吉に関する本がヒットしました:
タイトル:「盟約ニテ成セル 梅屋庄吉と孫文」
(福岡)海鳥社 (2002-10-10出版) 読売新聞西部本社【編著】
書籍紹介:「日本映画界の風雲児、日活創設者の1人・梅屋庄吉。彼は孫文との盟約に生きた中国革命の志士でもあった。犬養毅、大隈重信、頭山満、宮崎滔天など多彩な人脈をもち、孫文の革命への決起を身命を賭して支援した彼の足跡を辿り、知られざる日中交流の側面を照射する。」
私はこの本は読んでいませんが、この書籍紹介を見る限り、梅屋庄吉は戦前の日本の政治家にも知り合いが多かったようであり、恐らくフリーメーソンの指示により、政界工作も担当していたと推定されます。
また、この本を編集しているのが、「読売新聞社」であることは、同社社長の正力松太郎という昭和を代表する巨魁とフリーメーソンやGHQ、在日米軍、アメリカとの関係が見え隠れしているようです。
また、昨年2003年3月のイラク戦開戦時のテレビ番組「サンデープロジェクト」の放送によれば、田原総一郎は、ブッシュのイラク攻撃開始の正確な日付けを3ヶ月以上も前から知っており、知り合いの評論家連中にしゃべっていたと報道されていました。
このことは、田原自身ではなく、あの時のテレビ番組に出演していた他の評論家が非常に驚いた顔をして田原に大声で「どうしてあなたはずーっと前から知っていたのですか」と何度も繰り返して言っていたのを私は見ていましたので、間違いないことなのでしょう。
日本のフリーメーソンはアメリカ軍の軍事ロッジであり、結社員の多くは在日アメリカ軍の高級将校のようですから11)、恐らく田原総一郎には相当有力な軍人のフリーメーソン人脈があり、その当たりからイラク戦開戦の情報を仕入れていたのだと思われます。
また、日本人のフリーメーソン結社員に関して、馬野周二博士は意外な人物を名指しされています:
「西園寺公望は、明治の初めに10年間もフランスのパリに居ついてソルボンヌ大学に籍を置き、法学者アコラスに師事し、帰国後、元老にまで登り詰め、天皇への後任総理推薦者として昭和天皇の信任が厚かった。
だがその正体はすでに陸軍参謀本部の古くから知るところで、2・26事件では決起将校たちによって暗殺未遂にあっている。
彼も実はメーソン(欧米秘密支配力、フランスのフリーメーソン・グランドオリエント大東方社)であったのではと考えられている。」13)
西園寺公望の息子の公一は、第2次大戦後に長く北京に滞在し、共産主義者でした。これは父親の公望の影響と考えられます。
また、中国共産党の周恩来もフランスに留学し、グランドオリエント大東方社の結社員であったことは良く知られています14)。
カンボジアのポル・ポトもフランスに留学して共産主義を学んで帰国し、300万人とも言われる大虐殺を起こしたのです17)。
ソルボンヌ大学は、フリーメーソン・グランドオリエント大東方社の共産主義者養成機関です。
また、広瀬隆氏の「赤い楯 ロスチャイルドの謎」によれば、フランスではフリーメーソンの政治・経済に対する支配力が現在もなお非常に強いそうです18)。
また、フランスで出版されているフリーメーソン内部の記録には、フリーメーソン・フランス支部の最高監査役として、鉄道王と呼ばれた「ジェームズ・マイヤー・ロスチャイルド」の名前が記載されています19)。
フリーメーソン・グランドオリエント大東方社は、ロスチャイルド財閥により支配され、日本の元老の西園寺公望と息子の公一、中国共産党の周恩来、カンボジアのポルポトにまで、その支配力が及んでいたようです。
フリーメーソンは両建原理を使用し、自由主義(資本主義)と社会主義(共産主義)の2つを対立させて、一つの国、地域、世界を支配すると言われています15)。
このため、フリーメーソンが自由主義だけでなく共産主義をも使用するのは意外なことではなく、当たり前のことです。
自由主義(資本主義)のアメリカと共産主義(社会主義)のソ連の対立であった「東西冷戦」、東西ドイツの対立、南北ベトナムの対立、南北朝鮮の対立、日本の自民党と社会党の対立は、全てフリーメーソンの両建原理に基づく「やらせ芝居」であると言われています。
そして、その根本原理は非常に単純であり、ヘーゲルの哲学(弁証法)「テーゼ(正)、アンチテーゼ(反)、ジンテーゼ(合)」であると言われています。
つまり、自由主義(資本主義)をテーゼ(正)とし、社会主義(共産主義)をアンチテーゼ(反)と置き、「東西冷戦」がジンテーゼ(合)です。これを地球規模で行うか、一定の地域内で行うかの違いはありますが、基本的条件は同一です。
また、ハーバード大学教授のサミュエル・P・ハンチントンの書いた「文明の衝突」も、基本的にはヘーゲルの哲学の応用であり、ユダヤ・キリスト教文明(テーゼ)とイスラム教文明(アンチテーゼ)との対立・戦争(ジンテーゼ)を作り出すために書かれたシナリオです。
米ソの東西冷戦という芝居の上演を取り止めた後の、次の芝居のシナリオが主としてイスラム圏をターゲットとした「文明の衝突」です。
欧米支配層は、ユーゴスラビアのボスニアの内戦やコソボ紛争で、キリスト教徒とイスラム教徒の対立を煽り立てて、「文明の衝突」を作り出そうとしたようですが、大きなものにはできませんでした。
欧米支配層は、ローマ法皇ヨハネ・パウロ2世に、ボスニア紛争は「キリスト教徒とイスラム教徒の闘いであり宗教戦争である」と宣言するように働きかけましたが、ヨハネ・パウロ2世は拒絶したと言われています。これらは、むしろ前哨戦とでも言うべきものなのでしょう。
この後、2001年のイスラム原理主義者のアルカイダによる9.11テロという「やらせ芝居」を上演し、現在に至る「アフガニスタン・イラク攻撃」、「イスラエル国内のテロ」=「文明の衝突」という新たな「やらせ芝居」を上演しているのです。
しかし、あの連中はいつまでも「馬鹿の一つ覚え」とも言うべき「ヘーゲルの哲学」を使い続けるものです。
東西冷戦や共産主義が文明史的には比較的短期間で崩壊したように、いずれ「文明の衝突」というシナリオの崩壊も避けられないことでしょう。
NHK教育テレビの「日曜美術館」という番組6)で、古代中国の美術が紹介され、その中に奇妙な絵が1枚含まれていました。
その絵では、1匹のメスの蛇が途中から2股に分かれ、2つの女の顔をした頭を持っており、さらに2本の手を持っていました。その手の片方には「定規」を持ち、もう片方には「コンパス」を持っていました。また、その蛇女は、赤い服を着ていました。
「定規とコンパス」と言えば、フリーメーソンのシンボルである事は良く知られています。また、フリーメーソンのバッジのシンボルは、「蛇」です。
古代中国でも、フリーメーソンの「定規とコンパス」と全く同じものを持つ、赤い服を着た女の「蛇」が描かれていたのを見て、私は非常に驚きました。
フリーメーソンの起源は、古代バビロン(現在のイラク)の悪魔教の創始者ニムロデにまで遡ると言われていますが10)、あの当時、この秘密結社は、古代中国にまで影響を及ぼしていたものと思われます。
日本にあるアメリカ系のスコティッシュライト・フリーメーソンの崇める神の正体に関しては、次の記事が参考になります21):
出典:マリ・エメリ-(クロチルド)、悪魔に愛された女、成甲書房、2000
p.225訳者(林陽)後記
『もう一人、欧米のニューエイジで偉大な思想家のように礼賛されている哲学者マンリー・P・ホールがいるが、この人もルシファー秘伝主義者だ。「フリーメーソンの失われた鍵」のなかで、彼はこう書いている。
「メーソンは、活ける力のダイナモ(発電機)の正しい使い方を知ってこそ、結社の奥義を知ったことになる。その時に、彼はルシファーの燃え盛るエネルギーを手にするので。さらに高きヘ踏み出す前に、彼はそのエネルギーを正しく使う能力を証明しなければならない(48ページ)」』
『このマッチーニと手を結び、アメリカに純粋なイルミナティの教理を導入したのが、メーソンの教科書「倫理と教理」を書いた南軍将校のアルバート・パイクであった(1870年)。この新しい結社は、智恵と謀略の神の名をとり「パラジウム儀礼」と呼ばれているが、その「倫理と教理」がどのようなものかは、次のパイクの文章を読めば一目瞭然だ。
「メーソンの宗教は、われわれ高位階のイニシエート全員によって、ルシファー教理の純粋性のなかに保たれるべきである。ルシファーは神である。だが悲しむべきことに、アドナイ(注:これはキリスト教の神のこと)もまた神なのだ。影なくして光なく、醜さなくして美はなく、黒なくして白があり得ないというのが、永遠の法則だからである。真の純粋な哲学的宗教は、アドナイと同等のルシファーへの信仰である。光と善の神ルシファーは、人類のために、暗黒と邪悪の神アドナイと戦っている。」
(1889年7月14日、「世界23カ国の最高会議に宛てた指導要綱」) 』
旧約聖書では、ルシファーは「悪魔」であるとされていますが、アメリカ系のスコティッシュライト・フリーメーソンは、それを反対にひっくり返して、ルシファーを神とし、キリスト教の神であるアドナイを邪悪であると言い張っています。これは明らかな大嘘です。基本的には、フリーメーソンは、悪魔崇拝教団であると言えるでしょう。
それが証拠に、カトリックの総本山のヴァチカンは、過去何度もフリーメーソンを異端として禁止令を出しています。
また、イギリス・フリーメーソンの研究家として有名なスティーブン・ナイト(秘密を暴露したため暗殺されたと言われています)によれば、イギリス系のフリーメーソンでは、彼らの「神」は次のように呼ばれているそうです。
『彼らの真の神、ルシファーの名はあえて使われなかった。そこで謎めいた呼び名Jah―Bul―On(ヤー・ブル・オン)が使われることになった。
これは、Jahは本来のYahweh(ヤーヴェ)から、
Bulはカナン人(ユダヤ人の中の悪魔崇拝の部族)の神Baal(バール、古来から悪魔であると言われていた邪神)のヘブライ語名から、
Onはエジプトの神Osiris(オシリス)からといった具合に、
神の名にカナン人悪魔崇拝者の神々をくっつけて作り出された名前だった。』
(備考:ユダヤ人の神ヤーヴェもエジプト人の神オシリスも、表向きは人目をはばかるために「正当な神」とされていたが、実際は悪魔として崇められていたと言われている) 22)
イギリス系とアメリカ系のフリーメーソンは非常に密接に結びついており、両者は合同で次のような儀式も行なっています。
出典:ジョン・ダニエル「スカーレット・アンド・ザ・ビースト」第2巻p.25 23)
『1983年1月、英国エリザベス2世女王と夫君フィリップ殿下は米国を訪問し、その最後に、米国カリフォルニア州のボヘミアン・クラブの儀式に出席した。
ボヘミアン・クラブは、米国におけるテンプラー・スコットランド式フリーメーソン奥の院のための西海岸センターである。その会員の中には、クランストン上院議員、ウェブスターCIA長官、シュルツ元国務長官、キッシンジャー元国務長官などが含まれる。
1983年2月3日、エリザベス女王を迎えての一大extravaganza(凝った衣装、背景を用いる狂想劇)の一部が、5分間だけ、アメリカ3大ネットワークテレビによって放映された。そのイベントは、女王が会場の中央の少し高い場所に座っているところから始まった。それは、ピラミッドの頂点のように見えた。
巨大な帽子をかぶった二人の踊り子が舞台に人ってきた。
第一の帽子の円錐はピラミッドあるいはまん中にジグラールの塔のある城壁で囲まれた都市を示していた。明らかにそれは古代バビロンを描いたものである。
ピラミッドの下部には、二つのドアが開いたり閉じたりし続け、そのたびに、女王の後継者チャールズ皇太子とダイアナ妃の大きな絵が見えた。この踊り子が舞台の右手に移動すると、第二の踊り子が、左側から舞台に入って来た。
2番目の帽子の円錐には、ビッグベン塔をまん中にしたロンドン市が描かれていた。二人の踊り子が舞台の中央で一緒になり、大きな声で、
「おお女王よ、あなた様はバビロンからロンドンまでの時代を経験なされた」
と歌った。その時、エリザベス女王は、あたかもそのことばに同意するかのように、にこりともせず、わずかにうなずいた。
この夜、テンプラー・スコットランド式フリーメーソンは、ロンドンを神秘なバビロンの座として承認したのである。エリザベス女王はこの認証を受諾した。
1983年2月3日、米国三大テレビが放映したあの場面は、疑いもなく、現代のロンドンと英国王室を核とする英国の国家こそ、バビロンの継承者であり、現代の大いなるバビロンであることを、全世界に公的に披露するものであった。』
(ブログ著者注意:日本でも放映;これと同一の映像は1983年2月初め、日本のNHKでも夜7時のニュースで放映されたことを、私はこの目で見て確認していますし、いまだにその光景は記憶しています。)
ロンドンこそは、古代バビロンを継承する都市であり、新約聖書ヨハネの黙示録で滅亡すると預言された都市のようです。
<参考文献>
1)湯浅慎一、フリーメイソンリー、p.86、中央公論社、1990
2)広瀬隆、兜町の妖怪、p.22、光文社、1999
3)馬野周二、壊される日本、p.242、プレジデント社、1993
4)高崎廣、日本に君臨するもの、フリーメーソン日本ロッジ幹部の証言 p.20
メディアワークス;主婦の友社、1998
5)板垣英憲、国際金融資本の罠に嵌った日本、p.65、日本文芸社、 1999
6)NHK教育テレビ、「日曜美術館」
7)ユースタス マリンズ,カナンの呪い、p.232、成甲書房、2004
8)久保田政男、フリーメーソンとは何か、p.101、日本工業新聞社、1981
9)高崎廣、日本に君臨するもの、p.23、主婦の友社、1998
10)ユースタス マリンズ,カナンの呪い、p.44、成甲書房、2004
11)高崎廣、日本に君臨するもの、p.25、主婦の友社、1998
12)ユースタス マリンズ,カナンの呪い、p.119、成甲書房、2004
13)馬野周二、村山政権と日本の命運、p.14、本の森出版センター、1994
14)久保田政男、フリーメーソンとは何か、p.92、日本工業新聞社、1981
15)高崎廣、日本に君臨するもの、p.117、主婦の友社、1998
16)高崎廣、日本に君臨するもの、p.87、主婦の友社、1998
17)広瀬隆、地球のゆくえ、p.151、集英社文庫、1997
18)広瀬隆、赤い楯 ロスチャイルドの謎 下巻、p.589、p.602、集英社、1991
19)広瀬隆、赤い楯 ロスチャイルドの謎 下巻、p.598、集英社、1991
20)高崎廣、日本に君臨するもの、 p.117、主婦の友社、1998
21)マリ・エメリ-(クロチルド)、悪魔に愛された女、p.225、成甲書房、2000
22)ユースタス マリンズ,カナンの呪い、p.100、成甲書房、2004
スティ-ブン・ナイト、知られざるフリ-メ-ソン、中央公論新社、1987
23)ジョン・ダニエル「スカーレット・アンド・ザ・ビースト」第2巻p.25~26