フリージア Freesia
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花形/盆状咲きからロゼット咲
花の名に副う如く、とても強い香りがあります。
晩秋のこの時期はとくに香りが立ち、春に比べ花持ちが良いようです。
凛とした空気に、その薫りと花色が、初春の花フリージアを思わせます。
黄色が、すこし紅葉した木々の朽葉色と解け合い、なかなか良い風情です。
Freesia という名前は19世紀のヨーロッパの医師フレーゼに因んで付けら
れたと言われています。
日本では、花色から浅黄水仙、アヤメとスイセンの両種に似たところから菖蒲
水仙、その甘い香りから香雪蘭とゆかしい別名があります。
原産地は南アフリカ南部のケープタウンで、花期は冬の終わりから春にかけ
ての多年生草木の球根植物です。
18世紀後半に原種が発見され、その後 イギリス、オランダを中心に改良が
進み、今ではヨーロッパの冬季の切り花として親しまれています。