「お疲れ様です。」
タイトルにもある様に以前、紹介した「寄せ書きアルバム」の依頼が
最近、頻繁にあります。(良かったら以前のブログを参照して下さい。)
年に2件~3件程度の依頼だったのですが、
定年世代の方達が固まっている様で
今年になってから4件程、依頼されています。
まぁ趣味みたいなものなので全く問題は無いのですが、
依頼の度に同じ物を作るのは面白くないので
自由にやらせて頂いています。
材料の殆どは廃物利用か100均なので
料金や報酬は頂いておりませんが、
Amazonギフトカード頂いてしまいましたので
少しプレッシャーが、、、
でっ、今回の依頼内容は、
①サイズA6 105x148
頁数36頁
表紙はピンク・紫色の可愛い系
②サイズA6 105x148
頁数56頁
表紙はモスグリーン
と言った仕様になります。
ブラブラと100均へ~
「ちりめん風端切れ」と「Leather Offcuts」を購入しました。
「Leather Offcuts」は以前のブログで記していますが、
ちょっとした工作等に本当に重宝しますが、
なかなか売っていないので見つけたら買い占めています。
本の中身は100頁で作り置きがあるので指定の頁数にし
見返しを貼った後で化粧断ち(三方断裁)します。
表紙を作る為に束(本の中身の厚さ)を測ります。
これから生地に「裏打ち」を(生地の裏面へ紙を貼る)
行うので折皺をアイロンで直します。
中温のスチームで当て布をしながら
裏打ちも完了です。
生地の寸法を出して断裁します。
表紙は背から、「ひらの出」迄をレザーで
平は布の生地にしますが、「ちりめん風」の生地は
解れ易そうなので切り返し部分は内側へ折り込みます。
レザー部の天地の寸法が若干足りませんでした、、、。
天地・小口を、折り返しをしまして。
反り防止の為に芯材のボールとは逆目の紙を内側に
貼ってあります。(紙には流れる目があります。)
ここ迄だとレザーを使った位で面白味に欠けます?
今回は表紙へ「箔押し」を施します。
捨てられていた箔押し用の凸版を拝借し?
「Memories」の箇所だけを、カットして箔押しを行います。
こいつが、箔押し機です。
私の部署ではないので一応、、、
私 「箔押し機使わせて~」
担当者「あっ?良いですよ~ あっ!電源入れてないから
熱上がってないですよ。」
私 「じゃあ電源入れておくから後で使わせて~」
担当者「また何か作ってんですか~?」
私 「フㇸㇸ、内緒~」
てな感じで使わせて貰います。
「熱」うんぬんの話は箔押し機の凸版を取り付ける板面が
100~120℃位迄上がるのを待たなくてはならない為です。
「内緒~」は社内で公表されていない退職者が居る場合等
結構、気を使ったりもしています。
箔押し位置と凸版を取り付ける為に、、、
また画像を撮り忘れています。
何せ一発勝負で押さないとなりません。
もう少し大きな凸版が良かったのですが、
(何せ廃品から探しているので)
まぁ、、、こんなもので許して下さい。
中本を表紙で包んで完成です。
(中身の本と表紙を接着する事を「包む」(くるむ)と言います。)
今回も楽しめました。
凸版のレパートリーを増やす為に廃品漁りをしようかな~?
「お疲れ様でした。」