京の都のむこ殿でおじゃる

横浜から婿入りで、京都にやってきました。嫁はんはAカップです..orz

それぞれのCPI・・日米金融政策動向

2006-03-31 21:38:02 | 米国
本日は、日本のCPI(2月)が発表されたようだ。自民党の金融政策に関する小委員
会に、先行する形で行われた量的緩和解除だが、そこに日銀サイドの強い意思を感
じるのも無理は無い。早ければ、夏ごろの金利上げ観測が台頭するのも、やむなし
でしょうかw。今回は、金融政策決定を大きく左右するであろう、CPIの動向につ
いて諸状況を整理しておく。
・コアCPIのプラス化は、昨年&一昨年の公共料金や通信料金の値下げによる、ダ
ウンサイドパワーが剥落したことが大きい。
・本年4月からの診療報酬値下げに加え、電力料金は再び値下げすることや、携帯
端末の利用料金値下げ競争も視野にある。恋のダウンロードの仲間由紀江に萌えて
いる場合ではなく、ペテン禿ボーダフォンの動向にも注意を払いたい。
とゆーコトで、コアCPIのプラスは、4月以降保証されているわけではないと見る。

連続利上げ中の米FFレートであるが、とかく最近は、金利差やイールド形状に注意
が払われがちだ。コアCPIはココ最近2%強で安定推移しているが、コイツは金利実
質化の重要指標でもあることを、忘れないようにしておきたい。前回時のFF-コア
CPIは、4%弱程度のところからの利上げ打ち止めや利下げ開始となっているが、現
在の状況はどないやねんw。もっともIT革命を主要エンジンとした、ニューエコノ
ミー論までが真剣に議論された当時と同じトコ(あるいはスプレッド)まで、政策
金利が上がるとも思えまへんが、バーナンキ自身も、前回のITバブル崩壊、セプテ
ンバーイレブンや、エンロン&ワールドコム等の経済危機を、金融政策(利下げ)
で再び上昇させたことは(双子の赤字はタンマリ増えたけどw)、当然頭の中に入
っているはずだ。政策当局にとっては、糊代は多いほどええんとちゃうやろか。
今晩は、もう一個の実質化指標でもある、コアPCEデフレターの発表もあるが、こ
れは2%弱での安定推移。頭打ちとの見方も出来るが、十数回の利上げの割には、
でんでん下がってけーへんのも事実でんなw。まぁ今後発表される数字をアップデ
ートしながら、アレコレ考える訳だ。