1月18日の給食

今日のメニュー

牛乳　ゆし豆腐そば　白菜の和え物　ムーチー

 

【一口メモ】

ムーチーは、「カーサムーチー」「鬼ムーチー」とも呼ばれ、月桃の葉で包んで蒸した餅のこと。

旧暦の12月8日に厄払いのために神様にお供えして、家族の健康を願う行事です。

「鬼ムーチー」と呼ばれるのは、民話に基づいていて、首里金城町に残る民話からと言われています。

両親を早くに失った兄弟の妹が年頃になりお嫁に行くと、一人投げやりに暮らす兄が鬼となり、

家畜だけでなく子どもも食べるようになりました。

そこで、それをなんとかしようと妹は、兄の大好きな餅に鉄を入れ、その餅を食べている間に

がけから突き落として退治したと伝えられています。

ムーチーを蒸すときの月桃のカーサーの良い香りが家中に漂い清める役目をする。

また、鬼退治のエピソードからムーチーを蒸した時の汁は、家の周りにまき、

ムーチーを包んだサンニンのカーサーは、十字型に結んで人の出入りする入り口や軒先につるし

厄除けする風習がありました。

今でも「ムーチー」は、沖縄の冬に欠かせない風物料理です。