久しぶりに厚めの小説を読みました。
シャンナ・スェンドソンの
（株）魔法製作所シリーズ第三弾・おせっかいなゴッドマザーを読みました。
このシリーズ読み始めていよいよ第三弾。
いや～めっちゃ面白いです、このシリーズ！
前作では、
主人公ケイティが惹かれていたオーウェンがついに両想いになり、
今作からはカップルとしてスタート。
元カレ・イーサンは同僚であり友人と付き合い始めたのですが、
ややケイティは気まずい気持ち…。
ただ、オーウェンと付き合い始めて、
ケイティはすっごくうれしそうな感じです。
毎朝一緒に通勤するのはもちろんのこと、
帰りも一緒にご飯を食べたり、
ランチも一緒にしたり…。
だけど、二人の関係はこれまでとあんまり変わりないまま…。
ちょっとケイティはやきもきします。
そんなところにおせっかいなゴッドマザーが現れるのです。
ゴッドマザーというと、
シンデレラに出てくる魔法使いのおばさん。
フェアリーゴッドマザーだと言っているので、
妖精でもあり、魔法使いでもあり…という感じでしょうか。
このゴッドマザー、エセリンダさん、
タイトル通りめっちゃおせっかいです…。
もともと積極的ではないオーウェンとケイティカップルは、
ゆっくりと関係性を築いていこうとしているのに、
エセリンダによって、いろいろかき混ぜられてしまうのです。
例えば、疲労感でいっぱいだけど、
二人が食事をのんびりと取ろうとレストランに行くと。
あなたたちの予約は受け付けていますが、
別のレストランへ向かってください、とスタッフに言われるのです。
すぐにリムジンがやってきて、高級レストランへと向かう二人。
店の前に立つと、二人の洋服もドレスアップされているではありませんか。
どういうことか分からないまま、
二人はレストランへと入りますが、
メニューはこじゃれた名前ばかり。
注文したら、ちっちゃいハンバーガーみたいな食事が出てきます。
これならハンバーガーショップに行けばよかったね、
な～んて話していたら、
魔法界を破滅に向けようとする悪役・イドリスと遭遇。
もう食事どころじゃありません。
それなのに、
エセリンダはあとから現れて「良かったでしょ？」と自信満々。
そんなわけあるかい！とケイティ。
でも、ケイティは全然エセリンダを叱らないから優しいです。
ま、最後は切れるんですけどね(笑)
しまいには、ケイティの敵と結託して、
ケイティの頭の中に小さな妖精を入れてしまうのです。
そのせいで、周囲のみんなに言いたくないことをぶつけてしまって、
ルームメイトとも、オーウェンとも気まずい関係になってしまうのです…。
読んでいる間、
本当におせっかい！
と何度思ったことか(笑)
とりあえず、
最後にはこのおせっかいなゴッドマザーとも関係が終わるのですが、
まさかな展開になっちゃいます…。
妖精とかガーゴイルとか、魔法使いとかたくさん出てくるけど、
現代のニューヨークを生きるケイティが主人公なので、
ファンタジーが好きな人もそうでない人も読みやすい作品だなと思います。
本当、すごく面白いので、
このシリーズはかなりおすすめです！
ただ、あんまり書店には取り扱っていないから、残念。
ネットか大きな書店にはあるかな、と思います。
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