3連休最終日。本日は舞台屋あいの“はしもとこうじ”さんを迎えてのわくワークでした。
今日も79歳の看板女優Aかぎさんも元気に参加。先週からの参加ですごく表現座を気に入っていただけたようで、今日も参加しますと自分から電話をかけてきたほど。
地域の高齢の方と子供達がこうして楽しく交流する場が提供できて改めてうれしく思っている。
続々と集まる子供達。あいかわらず時間を守れない。このへんは課題だ。終わる時間にきっちりと終わらせているので今後はもっと徹底したい。
そして、もう一組の親子が本日より参加。なかなか参加できなそうだが、空いている役である「なんだっぺさん」に電撃決定!2シーンだけだがおもしろい役どころ。
コテコテの茨城弁キャラだが、本人は茨城出身じゃないところがまたミスマッチでかえっておもしろい。
願わくば当日、変なおじさんメイクで登場していただけるとすごくおもしろいんだけど、、、お願いしてみよう(^^)
今回から参加で重要な役どころの、綾小路役のLなちゃん、清美役のYまざきさん、そしてなんだっぺレディーのKりたさんなどは役者兼演技指導兼作曲兼シンガーであるOたさんの紹介。本当感謝している。
役者の時間的拘束は作品をつくるうえでの一番の闘いである。この制約のためやりたくてもできない人が多いのが現状だろう。
表現座としてはそういった方に場を提供することも当初の理念から持ちあわせており、ギリギリの状況で作品をつくっていくことが宿命なのだろう。
ピンチはチャンス、ハンデはパワーの源なのである。
表現座の子供達。半年前は知らない人がいると極端に声が小さくなったりしたもんだが、最近は知らない人がきてもきちんと挨拶し自分達の持ち味であるのびのびは崩さなくなった。これは大きな収穫だろう。
現代の大人に人見知りが多い気がする。子供のうちにこういったことを学べることはコミュニケーション学的にも有効だと思う。
表現座の土壌がそういったいろんな人を受け入れるハイブリッドな雰囲気になっているのも大きいと思う。
理念理想がしっかりしているものはどんな世界でも強い。
はしもとこうじさんこと“はしもっちゃん”ワークは非常に楽しいわくワークだったようだ。
元気な声とセリフ以外の部分にも演じることをテーマとしてお願いしておいたのだが、違和感なく子供達に溶け込みみるみるよくなっていった。指導方法が非常に私自身も参考になった。
いつしか私も大人視点で子供に強制するようなスタイルになってしまっていたので反省にもなった。
いつもと比べるとまずまずのお行儀のよさだったのでひと安心といったところだった。
セリフのない心の動きこそ演劇にとって重要だと前回書いたがなことなのだが、はしもと氏のごく自然にそしてそういう時にどうすると問いかけながら場面をつくりあげるところに唸ってしまった。
ただ指摘事項をいただいた。メリハリがやはりないのだ。一緒につくりあげる共同作業を認識していない。新聞にも掲載してあるが、この団体の何より重視することはウマイヘタでなくて人間としての基本的なことなのだ。自主性が今の表現座には何より必要なのだ。
携帯電話でいきなりしゃべりだす子、急に大きな声を出す子。前作の時にもあんまり落ち着きがなさすぎてあきれる寸前だった。
今回私は信頼の元に叱ろうと思っている。そして、どうしてもできない子には参加を見合わせてもらおうと思ってもいる。
時間がなくても出たい人がいるのに失礼だからだ。
今日も一人きちっと叱った。(前回とは別の子))
私語が多いため注意したところ、こんなところにいたくない。早く終わればいい。今日は食事にいくとかとブツブツ。
「やりたくないのなら今すぐお母さんに電話をするから帰りなさい、一生懸命やっている人に失礼だ。遠くからわざわざはしもとさんも来てくれているのにそういう水を差す言動はやめなさい」
反応は早かった。僕やります。
本当は私は叱りたくない。子供と楽しくワイワイやりたいのだが断腸の思いなのだ。
声を大きくして指示するため毎回喉がガラガラになってしまう。
少しづつ雰囲気は変わっている。子供の中で2人くらいは話をきくように促す子があらわれてきたのだ。
少しづつ少しづつ。
表現座が変わってきていることを感じている。
子供は世の中の大人の手抜きをみている。適当でいいんだと思ってしまうところがある。
大人の本気を見せないと子供はついてこない。
大人の本気に子供の本気が答えたときすごいエネルギーが発せられるはずだ。
ところで表現座は小学生以上が参加資格なのだが、3歳児がなんと2人もいる。
なんだか託児所みたいでメチャクチャにぎやかなのだ。はっきり言えばうるさい。
しかし、ここは逆転の発想だ。早いほどいい。経験させてみることが大事であるし、何より舞台の世界だけ小学生以下がいないなんてありえないからだ。
3歳から79歳。なんてすごい世界だ。ひとつの目標に向かって76年の時をこえて協力するのだ。
子供はやがて反抗期を経て大人になるだろう。芝居をしたことも忘れてしまうかもしれない。
しかし、心の原風景にはしっかりインプットされるはずだ。
いつかふとしたことで思い出し、文化の理解や心の癒しになればと願っている。
そう、小学生の時に脚本と演出をした私のように。
ひょっとしたらその子が79歳になって思い出すかもしれない。
日本一の貧乏劇団(会費はいまだにとってない)にはこれだけのロマンがある。だからやりがいがあるのだ。
話がそれたが、昼の部は分校ワークのあとは平沢スタジオへ。
ここは本当に舞台があり練習するには最適の場所なので私語を厳禁で本番と同じ状況をつくろうと思っている。
が、、、会場入りが遅れたためこの日はすでにワーワー状態。次回からはもの音ひとつたてないような、真剣な場所にしていきたい。
次回からはそれぞれの自分の出番をしっかり認識し、他人のでるところと全体の流れをつかませていこうと思っている。
私語を発する場合は挙手で、私語を抑えられない子は外に出てもらうように対処していくことに徹底する。
ここのところ厳しいことをブログで書いているがここは表現座の存亡にもかかわってくる問題で、団体のスタイル、色が固まってしまうのであえてきっちりとしたいと思っているのだ。団体の空気は1年で決まる。そしてそれがその団体の空気になる。人が変わってもそれが継承されやすい。ここが勝負どころなのだ。
自由と自分勝手は違うこと。一生懸命な人を邪魔することを許してはいけないと思っている。
覚悟。今回はかなりの覚悟でのぞんでいるのだ。
はじめて、劇中歌を歌った。愛のある頑張ろうソングである「かんちがいソング♪」を披露した。
興味シンシンで全員きいていた。口ずさむ子もいた。
この曲をあの舞台で感動の中で歌えるように頑張っていこう!
夜の部。綾小路、清美、鍋島、綾小路父が参加。
昼間とうってかわって真剣なワーク。
あっという間に22時半になっていた。
やはり舞台全体を見て指導していただけると非常にやりやすかった。
脚本の意図するところをしっかりと認識しているはしもと氏。
さすがです。その上で的確なアドバイス。
Oたさんも絶妙な間の演技。そして演技指導。
この大人チームが作品をひっぱっていくのであるが、どんどんよくなってきている。
お部屋縦割りハチャメチャ電話芝居もおもしろい!!
表現の始発駅でありプラットフォームでもある表現座。おもしろくなってきた。
13時半から22時半までずっと指導いただいた“はしもっちゃん”本当にありがとうございました。
今日も79歳の看板女優Aかぎさんも元気に参加。先週からの参加ですごく表現座を気に入っていただけたようで、今日も参加しますと自分から電話をかけてきたほど。
地域の高齢の方と子供達がこうして楽しく交流する場が提供できて改めてうれしく思っている。
続々と集まる子供達。あいかわらず時間を守れない。このへんは課題だ。終わる時間にきっちりと終わらせているので今後はもっと徹底したい。
そして、もう一組の親子が本日より参加。なかなか参加できなそうだが、空いている役である「なんだっぺさん」に電撃決定!2シーンだけだがおもしろい役どころ。
コテコテの茨城弁キャラだが、本人は茨城出身じゃないところがまたミスマッチでかえっておもしろい。
願わくば当日、変なおじさんメイクで登場していただけるとすごくおもしろいんだけど、、、お願いしてみよう(^^)
今回から参加で重要な役どころの、綾小路役のLなちゃん、清美役のYまざきさん、そしてなんだっぺレディーのKりたさんなどは役者兼演技指導兼作曲兼シンガーであるOたさんの紹介。本当感謝している。
役者の時間的拘束は作品をつくるうえでの一番の闘いである。この制約のためやりたくてもできない人が多いのが現状だろう。
表現座としてはそういった方に場を提供することも当初の理念から持ちあわせており、ギリギリの状況で作品をつくっていくことが宿命なのだろう。
ピンチはチャンス、ハンデはパワーの源なのである。
表現座の子供達。半年前は知らない人がいると極端に声が小さくなったりしたもんだが、最近は知らない人がきてもきちんと挨拶し自分達の持ち味であるのびのびは崩さなくなった。これは大きな収穫だろう。
現代の大人に人見知りが多い気がする。子供のうちにこういったことを学べることはコミュニケーション学的にも有効だと思う。
表現座の土壌がそういったいろんな人を受け入れるハイブリッドな雰囲気になっているのも大きいと思う。
理念理想がしっかりしているものはどんな世界でも強い。
はしもとこうじさんこと“はしもっちゃん”ワークは非常に楽しいわくワークだったようだ。
元気な声とセリフ以外の部分にも演じることをテーマとしてお願いしておいたのだが、違和感なく子供達に溶け込みみるみるよくなっていった。指導方法が非常に私自身も参考になった。
いつしか私も大人視点で子供に強制するようなスタイルになってしまっていたので反省にもなった。
いつもと比べるとまずまずのお行儀のよさだったのでひと安心といったところだった。
セリフのない心の動きこそ演劇にとって重要だと前回書いたがなことなのだが、はしもと氏のごく自然にそしてそういう時にどうすると問いかけながら場面をつくりあげるところに唸ってしまった。
ただ指摘事項をいただいた。メリハリがやはりないのだ。一緒につくりあげる共同作業を認識していない。新聞にも掲載してあるが、この団体の何より重視することはウマイヘタでなくて人間としての基本的なことなのだ。自主性が今の表現座には何より必要なのだ。
携帯電話でいきなりしゃべりだす子、急に大きな声を出す子。前作の時にもあんまり落ち着きがなさすぎてあきれる寸前だった。
今回私は信頼の元に叱ろうと思っている。そして、どうしてもできない子には参加を見合わせてもらおうと思ってもいる。
時間がなくても出たい人がいるのに失礼だからだ。
今日も一人きちっと叱った。(前回とは別の子))
私語が多いため注意したところ、こんなところにいたくない。早く終わればいい。今日は食事にいくとかとブツブツ。
「やりたくないのなら今すぐお母さんに電話をするから帰りなさい、一生懸命やっている人に失礼だ。遠くからわざわざはしもとさんも来てくれているのにそういう水を差す言動はやめなさい」
反応は早かった。僕やります。
本当は私は叱りたくない。子供と楽しくワイワイやりたいのだが断腸の思いなのだ。
声を大きくして指示するため毎回喉がガラガラになってしまう。
少しづつ雰囲気は変わっている。子供の中で2人くらいは話をきくように促す子があらわれてきたのだ。
少しづつ少しづつ。
表現座が変わってきていることを感じている。
子供は世の中の大人の手抜きをみている。適当でいいんだと思ってしまうところがある。
大人の本気を見せないと子供はついてこない。
大人の本気に子供の本気が答えたときすごいエネルギーが発せられるはずだ。
ところで表現座は小学生以上が参加資格なのだが、3歳児がなんと2人もいる。
なんだか託児所みたいでメチャクチャにぎやかなのだ。はっきり言えばうるさい。
しかし、ここは逆転の発想だ。早いほどいい。経験させてみることが大事であるし、何より舞台の世界だけ小学生以下がいないなんてありえないからだ。
3歳から79歳。なんてすごい世界だ。ひとつの目標に向かって76年の時をこえて協力するのだ。
子供はやがて反抗期を経て大人になるだろう。芝居をしたことも忘れてしまうかもしれない。
しかし、心の原風景にはしっかりインプットされるはずだ。
いつかふとしたことで思い出し、文化の理解や心の癒しになればと願っている。
そう、小学生の時に脚本と演出をした私のように。
ひょっとしたらその子が79歳になって思い出すかもしれない。
日本一の貧乏劇団(会費はいまだにとってない)にはこれだけのロマンがある。だからやりがいがあるのだ。
話がそれたが、昼の部は分校ワークのあとは平沢スタジオへ。
ここは本当に舞台があり練習するには最適の場所なので私語を厳禁で本番と同じ状況をつくろうと思っている。
が、、、会場入りが遅れたためこの日はすでにワーワー状態。次回からはもの音ひとつたてないような、真剣な場所にしていきたい。
次回からはそれぞれの自分の出番をしっかり認識し、他人のでるところと全体の流れをつかませていこうと思っている。
私語を発する場合は挙手で、私語を抑えられない子は外に出てもらうように対処していくことに徹底する。
ここのところ厳しいことをブログで書いているがここは表現座の存亡にもかかわってくる問題で、団体のスタイル、色が固まってしまうのであえてきっちりとしたいと思っているのだ。団体の空気は1年で決まる。そしてそれがその団体の空気になる。人が変わってもそれが継承されやすい。ここが勝負どころなのだ。
自由と自分勝手は違うこと。一生懸命な人を邪魔することを許してはいけないと思っている。
覚悟。今回はかなりの覚悟でのぞんでいるのだ。
はじめて、劇中歌を歌った。愛のある頑張ろうソングである「かんちがいソング♪」を披露した。
興味シンシンで全員きいていた。口ずさむ子もいた。
この曲をあの舞台で感動の中で歌えるように頑張っていこう!
夜の部。綾小路、清美、鍋島、綾小路父が参加。
昼間とうってかわって真剣なワーク。
あっという間に22時半になっていた。
やはり舞台全体を見て指導していただけると非常にやりやすかった。
脚本の意図するところをしっかりと認識しているはしもと氏。
さすがです。その上で的確なアドバイス。
Oたさんも絶妙な間の演技。そして演技指導。
この大人チームが作品をひっぱっていくのであるが、どんどんよくなってきている。
お部屋縦割りハチャメチャ電話芝居もおもしろい!!
表現の始発駅でありプラットフォームでもある表現座。おもしろくなってきた。
13時半から22時半までずっと指導いただいた“はしもっちゃん”本当にありがとうございました。