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ふたばの農業通信

福島県 相双農林事務所 双葉農業普及所より 双葉地方の農業情報を発信します。

今年も凍みもちの季節がやってきました

2010-02-19 | 地産地消

 葛尾村の凍みもちは、天明・天保の頃から作り守られてきた地域の保存食です。(有)ふるさとのおふくろフーズでは、今年も凍みもちづくりが最盛期を迎えました。
 葛尾産のお米とごんぼっぱを原料に、丁寧に作られたお餅は、切り紐で編んで水につけ、厳寒の冬の夜、戸外で凍らせます。翌朝、太陽が昇らないうちにまた屋内に取り込み、寒風にさらすこと3か月、昔ながらの風味の凍みもちが完成します。
 
  こうして作られたお餅は、数年は保存が可能です。食べるときは、たっぷりの冷水で一晩もどし、水気をふき取って軽くあぶると、香ばしくておいしい焼餅の出来上がりです(普通のお餅よりもずっと早く焼きあがります)。ちょっと変わった食べ方としては、溶けるチーズをかけて焼いたピザ風にしたり、細かく切ってねぎやエビと一緒にかき揚げにしてもおいしく召し上がれます。

 おふくろフーズでは、凍みもちのほかにも、切り餅・きなこ・豆菓子など、地元の素材を使ったこだわり無添加の特産品を販売しています。商品は、FAX・電話による注文のほか、浪江町の農産物直売所Sunサン夢広場でも購入できますので、お近くにお立ち寄りの際はぜひご賞味ください。

問合せ先 ふるさとのおふくろフーズ 
TEL  0240(29)2259 FAX  0240(29)2154


新たな特産品「ふたば産のアイガモ肉加工品」試食PRが開催されました

2009-12-25 | 地産地消

 12月19日にJAふたば直売所「SUN・サン・夢ひろば」富岡店、楢葉店の年末特売イベントで、今年からJAふたば水稲有機・特別栽培研究会で取り組んでいる「ふたば産のアイガモ肉加工品」の試食PRが行われました。

 双葉地方では、18戸の農家が「水稲アイガモ除草」を行っています。6~7月に水田を動き回り雑草防除を行ったアイガモは、8~10月にくず米、くず麦や野菜等の地元資源の農産物を給餌して肥育を行っています。飼育から餌まで、正真正銘の地場産アイガモです。
 JAふたば研究会では双葉地方の新たな特産品開発を行い、試作品第1号として「肉ダンゴ」「ウィンナー」「スモーク肉」が完成しました。

   

 販売当日は、いよいよ冬本番になり、寒さが身にしみる日になりましたが、試食で用意したアイガモ肉のダンゴ汁、ホットプレートで焼いたウィンナーやスモーク肉は、温かさと食欲をそそる匂いで、来客の皆様に好評でした。
 今後も、さらに試作を続け「ふたば産のアイガモ肉加工品」開発を検討します。


牛乳・乳製品を利用した料理講習会を開催しました

2009-12-24 | 地産地消

 12月19日、双葉地方生活研究グループ連絡協議会による料理講習会を開催しました。
 葛尾村、浪江町津島などから30名が参加。つしま活性化グループの大柿愛子さんの指導のもと、全員で分担し、手際よく6品を作りあげました。

 今回は、牛乳・バター・生クリーム・スキムミルク・ヨーグルト・チーズと、いろいろな種類の乳製品を使用した料理ができあがり、牛乳が嫌いな方にもたいへん好評でした。

 

牛乳嫌いの方にも好評
「厚揚げとかぶの牛乳煮」

おつまみ・おやつにおすすめ
「チーズの餃子揚げ」


特産果実加工研修会を開催しました

2009-12-08 | 地産地消

 12月1日、果実を利用したシャーベット作りと果実の加工の研修会を開催しました。申込みがとても多かったため、参加人数を予定より大幅に増やしての開催となりました。

 洋ナシシャーベットの作り方の実技指導(講師は所長です)を熱心に受講する参加者の皆さん。

  

 実技のあとは皆で試食です。 洋ナシ、ゆず、びわ、キウイフルーツのシャーベットを少しずつ味見しました。 色も味も果実の個性がしっかり出ていて、どれも好評でした。

 試食しながら情報交換。果実加工に関するいろいろなアイディア、質問が出ました。 将来、新商品開発などに役立つと良いですね。


第5回大地の恵み感謝祭in相双が開催されました(その2)

2009-11-24 | 地産地消

 双葉地方の若い農業者の組織「双葉地方青年農業者会(通称YFC)」も出店しました。大地の恵み感謝祭への参加は今年で4回目です。
 今年は例年より寒い時期の開催とあって、おしるこ、牛乳、コーヒー牛乳、コーヒーで出店することにし、感謝祭に向けて会員が力を合わせて準備してきました。
 おしるこは、会員が持ち寄ったもち米、小豆を100%使用し、小豆からじっくり時間をかけて作ったあんこと、力いっぱい練って丸めたお団子が入ったYFC自慢の一品です。
 予想していたよりも暖かい一日となりましたが、もちもちのお団子とあんこがたっぷり入ったおしるこの売れ行きは好調で、また、ホットミルクやコーヒー牛乳も大好評でした。会員は今回の出店を通じて、消費者のみなさんに双葉地方の米、牛乳の消費拡大を呼びかけました。

福島県産のおいしいお米を県内外にPRする「うつくしまライシーホワイト」と記念撮影


第5回大地の恵み感謝祭in相双が開催されました(その1)

2009-11-20 | 地産地消

 相双農林事務所は、平成21年11月15日(日)道の駅「南相馬」で、「第5回大地の恵み感謝祭in相双」を開催しました。
  双葉農業普及所では、「10m有機米手巻き寿司づくり」、「環境に優しい農業(パネル展示)」「マッコイおじさんプチプチライブ」を企画しました。

 約30組の親子と佐藤県知事が、「10m有機米手巻き寿司づくり」に挑戦して、参加者みんなの力が一つになり、10mの長いお寿司が完成しました。
 その後はもちろん試食となり、会場内の来場者にも巻き寿司が振る舞われました。

 「マッコイおじさんプチプチライブ」では、マッコイおじさんこと双葉農業普及所の増子良一主幹とシンガーソングライターの緑川裕一さん(東京都在住)が双葉地方特別栽培農産物のPRソングなど熱唱しました。
 会場では双葉地方の農産物、特産品の販売もあり、大盛況でした。


ナシのシャーベット

2009-09-15 | 地産地消

今、ナシの「豊水」がおいしい季節です。
ほどよい酸味もありますのでシャーベットを作ってみました。

材料です。
豊水1kg(皮と種をとった正味の重量)
レモン1個、卵白2個分、グラニュー糖



ミキサーにかけやすい大きさに刻んでおきます。

ミキサーにかけグラニュー糖を加えていきます。
豊水1kgに対してグラニュー糖225g
ナシの糖度で(200g~250g)変わります。
凍結すると甘みが少なく感じられますので、少し甘めにします。



レモンを一個絞って加えます。

バットに流し、フリーザーで凍結します。

シャーベット状まで凍結してください。

卵白2個にグラニュー糖大さじ1を加えます。

ハンドミキサーで角が立つ程度まで泡立てます。

メレンゲとナシを用意します。



メレンゲにナシのシャーベットを加えます。



ハンドミキサーで混ぜ合わせます。



フリーザーで凍結してできあがりです。


ナシの風味たっぷりのシャーベットです。

通常シャーベットは凍結する途中で何回かかき混ぜ空気を含ませます。
卵白のメレンゲを使うことで簡単に空気を含ませることができます。
ふわっとした口当たりの良いシャーベットを作ることができました。

この作り方は家庭で楽しむためのものです。
食材、調理器具、は十分洗浄し清潔に作業してください。 
卵白が含まれていますので、卵アレルギーの方は注意してください。