葛尾村の凍みもちは、天明・天保の頃から作り守られてきた地域の保存食です。(有)ふるさとのおふくろフーズでは、今年も凍みもちづくりが最盛期を迎えました。
葛尾産のお米とごんぼっぱを原料に、丁寧に作られたお餅は、切り紐で編んで水につけ、厳寒の冬の夜、戸外で凍らせます。翌朝、太陽が昇らないうちにまた屋内に取り込み、寒風にさらすこと3か月、昔ながらの風味の凍みもちが完成します。
こうして作られたお餅は、数年は保存が可能です。食べるときは、たっぷりの冷水で一晩もどし、水気をふき取って軽くあぶると、香ばしくておいしい焼餅の出来上がりです(普通のお餅よりもずっと早く焼きあがります)。ちょっと変わった食べ方としては、溶けるチーズをかけて焼いたピザ風にしたり、細かく切ってねぎやエビと一緒にかき揚げにしてもおいしく召し上がれます。
おふくろフーズでは、凍みもちのほかにも、切り餅・きなこ・豆菓子など、地元の素材を使ったこだわり無添加の特産品を販売しています。商品は、FAX・電話による注文のほか、浪江町の農産物直売所Sunサン夢広場でも購入できますので、お近くにお立ち寄りの際はぜひご賞味ください。
問合せ先 ふるさとのおふくろフーズ
TEL 0240(29)2259 FAX 0240(29)2154