福島第一原発視察の感想

2013年06月19日 06時16分48秒 | 日記
 一昨日福島第一原子力発電所を視察してきました。Jヴィレッジで原発の現状の説明を受けて第一原発に向いました。第一原発では所長から汚染水対策ならびに地下水バイパスについて説明を受けました。汚染水による冷却はバックアップ含め4系統あり、再度津波が来ても万全ということでした。
 私は、タービン建屋と原子炉建屋の津波対策はどなうなっているのか、質問しました。津波が襲来した場合、建屋の中に海水が入り、汚染水が海に流れて海洋汚染になるのではないかと・・・・・。所長からは、堤防のかさ上げによる津波対策よりも、原子炉建屋とタービン建屋を密閉して、津波が建屋の中に流入しないように対策をするつもりとの説明がありました。対策を実施する日時については明言されませんでした。津波対策も万全ではないと感じました。
 約30年ぶりで原発建屋周囲をバスで見てきました。そこには東京電力の住民不在の結果である原発の無残な姿がありました。
 昔から、東京電力は私たちの「声」を「おっしゃるとおりです」といってきましたが、実行したことはありません。その結果、放射能を閉じ込めることに失敗したのです。その姿勢は今も変わっていないことを痛感した視察でした。

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