岡山の山登り@FF山岳部

今日も笑顔で! 岡山の登山やトレッキングを楽しもう! 登山の後はラーメン食べよう!

クマに襲われ男性負傷

2018年06月27日 | 岡山県北
クマに襲われ男性負傷
15年ぶりの人身被害
美作市真殿山中
駆除用わな設置へ



21日午前9時半ごろ、美作市真殿の山中でツキノワグマに津山市の男性(63)が襲われ、聞きつけた住民が市に通報した。
男性は右腕を爪でひっかかれるなど全治2週間の裂傷を負った。
市内では出没が相次いでおり、市は注意喚起をする一方、現場付近に駆除用のわなを仕掛ける方針。
県内で記録されたクマによる人身被害は2件目で、平成15年月に同市の後山で登山客がけがをして以来15年ぶり。

男性や市などによると、真殿塩谷地区の実家に帰っていた男性が9時20分ごろ、供え物のサカキを取りに裏山へ入った。
沢沿いに斜面を数十メートル登ったところ、上のほうから「グゥォー」という獣の声がし、歩を進めると前方のナラの木の上からクマが滑り降り、突進してきた。
男性はひっかかれながらも持っていた杖で抵抗し、夢中で逃げた際に左太ももを打って負傷。
その後、自力で下山してくるまで美作市内の病院に行き、傷口を数針縫うなどの治療を受けた。
山奥に去ったクマは体調1.3メートルくらいだったという。

男性は
「一周の出来事だったが、迫ったきた白い牙が目に焼き付いている。生きた心地がせず、思い返してもぞっとする。これまで山に入る時はクラクションを鳴らし、大声を出すなど警戒していたのに、生きなれた裏山だけに油断していた」
と話した。

現場は勝田地域、梶並川上流から支流の塩谷川沿いに入った山間の斜面で、集落からの距離は約50メートル。
美作県民局職員が調べたところ、周辺の木にも爪跡などの痕跡を多数確認した。
市は防災行政無線や広報車を巡回させ、県民局は現場周辺でパトロールや追い返しようの花火を鳴らすなどしている。

治療後の男性に会った塩谷地区総代の長畑充夫さん(67)は
「大けがでなくてよかった。この谷でクマが出たのは初めてだが、周辺では出没しているし、怖いので早く駆除してもらいたい」
と話した。

美作市内では今年、クマの錯誤捕獲が5頭、出没が37件にも上り、今月14日には梶原の山林で、くくりわなを外して危険な状態だった1頭が殺処分されている。

東中国山地のツキノワグマは、環境省のレッドリストで「絶滅の恐れがある個体群」に指定されているが、県によると岡山県内のクマの生息数は平成29年末時点で254頭(中央値)と推定され、前年比で2割近く増えている。
頭数管理のため昨年から狩猟を1カ月間解禁しているほか、捕獲上限数を昨年の30頭から38頭に引き上げるなどしている。

<上記は、平成30年6月22日付、津山朝日新聞より転載>

-----------------------------------------------------------

立て続けにクマのニュースが届いてきました。
人的被害です。

他人事とは思わず、そのあたりの山に登る時にも注意しようと思います。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿