岡山の山登り@FF山岳部

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滝山登山レポート

2006年09月02日 | 岡山県の山
滝山 登山(2006年8月16日 晴れ)

<縦走したいので>
泉山に続き、今日は那岐三座の中央峰、滝山に登ることに。
早起きして滝山から那岐山への縦走を計画する。
昨日の泉山縦走が楽しかったので、滝山、那岐山でも楽しめればと。

国道53号、奈義のローソンを曲がり那岐池手前で自衛隊の演習地内へ。
滝神社参道の案内看板を目印に登山口の禊橋へ砂利道を走る。
静まり返った禊橋に車を置き、登山準備に入る。

原生林の中、参道を登りはじめる。
滝山は天然林、原生林が多く残っていて気持ちが良い。
また、かなりのところまで沢や滝に絡んで登るのも楽しい。
倒木の伐採跡の中、稲荷神社の急な階段が目前に伸びる。
恐ろしく急な階段が大規模に補修され、ロープもつけられている。
今回は時間短縮のため、鳥居で拝んでトラバースルートを行く。

森林浴を楽しみながら遊歩道を歩き、最後の石階段を登り切ると滝神社。
単独行でたいした休憩もせず、既に汗びっしょりになっている。
沢で顔を洗い、荒れた息を整え先を目指す。
滝と並ぶようにそそり立つ杉の巨木は変わらず見事だ。
奥の院滝の分岐からは本格的な急坂の直登。
綺麗な原生林の中、一気に高度を稼ぐ。

<いずれ廃道か>
五合目の看板から直登とつづら折れのルートが交差する。
登りは直登でと思うのだが、ほとんど熊笹に埋没した状態。
つづら折れのルートが整備され、直登ルートは利用者が減っているよう。
なんとか踏み跡は確認できるが、近い将来消えてしまうだろう。
この急坂も滝山の魅力の一つと思えるだけに残念。

縦走路手前で熊笹の勢いが強くなり、朝露でズボンが濡れ始める。
倒木を越え縦走路に出たところでスパッツをつける。
山頂三角点までは生い茂った熊笹をかき分けながら進む。
滝山山頂に近づくにつれ、熊笹は背が高くなり泳ぐようにかき分ける。

山頂は晴天、展望台に立てば下界から爽やかな風が吹き上げてくる。
とても気持ちよく、奈義町から津山市へと広がる風景を楽しむ。
那岐三座の山頂はどれも個性的でそれぞれに楽しめる。
雄大な那岐山、熊笹や潅木の生い茂る滝山、雄雄しい岩場の爪ヶ城、登山道も三様で。
登山者の多い順は那岐山、爪ヶ城、滝山の順番だろうか。

<痛いヒザ>
さて縦走だ、と、ウキウキで歩き出すと左ひざに痛みが。
以前から時折悩まされている左ひざの深いところの痛み。
縦走路と登山道の分岐まで下り、しばらく立ち止まって考える。
先を見れば那岐山が「オイデオイデ」をしている。
しかし、膝が往復2時間の縦走、その後の下山に耐えられるか。
葛藤の中、歩く自信のない自分が勝ち、そのまま滝山を下ることにする。

昨日の下山で少し違和感があり、念の為ストックを持ってきて正解だった。
杖のように、つっぱり棒のように、足をかばいストックを駆使する。
少し歩いては休み、休んでは歩きの繰り返し。
下りは散々で登りに負けない時間を使いヘロヘロで禊橋に到着する。

こういう状態は肉体よりも、精神的にきつい。
当初の予定を達成できなかったのが大変残念。
途中で駄目になるよりも、早めの決断で正解だったのだ、と言い聞かせる。
このリベンジは必ずや近日中に。
膝の保護の為にも、もう少し鍛えねばと反省しきり。

<今回のコースタイム>
禊橋5:32-5:52滝神社5:57-尾根分岐6:45-6:49山頂7:00-7:55滝神社8:06-8:20禊橋

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