星をみる集い

踊り場ソウルのボーカルです。

夜をおいかけて

2006-12-15 23:56:20 | Weblog
高校生の時は超センチメンタルで妄想壁であの娘とすれ違う静岡東高校が楽しみで仕方なかった。朝、余裕があるときは5分間くらいジュースを飲むフリをして待ったりしてみた。超接点無しだった。

と思ったら部活のいっこしたのマネージャーが地元の友達だった。性格が悪いと言っていた。かわいい娘は嫌われるもんだ。
そしたら友達のバイトしているセブンイレブンでバイトしていた。
んでどうにか友達になった。
告白らしき言葉を言ったと思うが本当に記憶にない。人生でベスト3にはいるくらいアレだったんだろう。
結局ふられた。しかもメールで。しかもポケベルで。しかも送られてきたメールは数字だった。いろいろかんがえて翌日フラレタ事に気づいた。朝、テンションあがって部屋で踊った。母親がドアの隙間から見てた。無言で立ち去った。

そしたら彼女と仲良くなった。わけわからなかったが楽しかった。彼女は本当の彼女の話をするようになった。親に内緒でカクテルバーを買ってしずはた山のトンネルの出口で飲んだ。彼女は京都に住みたいと言っていた。
僕も京都に行きたいなと言った。
僕たちは変な関係だが彼女はついに言葉に出した。

『いっそ このままどこかへ 二人で消えてしまわない?』

僕は大学でこっちに来た。彼女も一緒にきた。だからオリエンテーションもいかなかった。いきなり大学生活をさぼってしまった。

彼女が静岡に帰って、僕は初めて大学に行った。クラスがある事を始めて知った。
オレンジ色の髪型の変な奴がいた。自己紹介で桑原・F・大ですと言った。
ミドルネームがはいってた。
現HAYABUSA CREWのダイだった。
何日かしてうちに泊りにきた。
深夜、彼らと安楽亭の道を川越街道方面に歩いた。
前世でも友達だった人間と出会った気がした。

部活でカズという友達ができた。
今はダイと供にスペシャルな仕事をしている。
僕はうれしい。

ある日一人暮らしの僕の家にゴキブリがでた。
僕は怖かったのでカズを呼んだ。
カズは簡単にやっつけた。
その後カズの実家までチャリで行った。
その時彼女から電話があった。

『私達このままじゃよくないよ。』と言った。

僕はそれから彼女とは連絡はとっていない。
すこしたって、風の噂で彼女が京都に住んでいることを知った。
僕はまたうれしかった。

ダイ達と京都に行った。




もしあの時と同じように

僕と君が

すれ違ったら
人は
それを
奇跡と
よぶだろう

彼女は思い出になった。きっと誰にでもある話しだろう。
ただ夜をおいかけてた。

昔好きだった女の子を想っているのは女々しいと言われるがそんなことはないと思う。超大切な思い出だ。無理に忘れる必要はない。

すごいひさしぶりに彼女からの手紙を開いたんだ。セブンイレブンのレシートの裏に書いてあった。きっとバイトのあいまに書いていたんだろう。

将来結婚して子供が出来て、子供が15歳くらいになったらお母さんには内緒だぞと言ってこんな話をしたい。

僕は夜をおいかけていたんだ。



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