ふみ日記

観たいものがどんどん増えてえらいことに。

エトワール・ガラ

2005-10-24 | バレエ・ダンス
ハワイ旅行のことは大体書いたので、次は夏の公演のことなどを。
早く書かないと11月の公演ラッシュ期に突入しちゃう~(^^;

エトワール・ガラ 
「特別オープニングガラ」
'05年7月20日(水)19:00~ @オーチャードホール 3階5列

新鮮な公演でした。ダンサーの自作自演もあったりで。
ただ、ねぇ。
こういう企画はもう少し小さいホールでやった方がいいと思います。
オーチャードじゃでかすぎるよ(><)
創作ものって照明が暗い演出が多くて、連続で上演されると疲れますし。
演目と演目の間に緞帳を下げるなら、少し会場を明るくするとかしてほしかった。
会場が暑かった上に(天井席だから?)、ずっと暗かったから最後の方で気持ち悪くなってしまって。
もっと演目の並べ方を工夫した方がよかった気がします。
あと、やっぱり世界的振付家といわれている人はすごいんだな、と思ってしまった。
語弊があるかもしれないけど、やっぱり観てて安心。

最初から文句たれましたが、でもジロとイリのコンビとか普段は観られないものを観られたのはラッキーでした。
やっぱりジロは「姐さん」って言いたくなるよね。私より年下だけど。
あとはプジョル&モローの「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」。
自分でしっかり立てるプジョルをぐらつかせるモローのサポートはある意味すごいと思ってしまった。
そして二人ともソロになるとものすごい生き生きと踊っていたの(^^;
普段組んでないのかなぁ?
あと印象に残っているのはシルヴィア・アッツォーニ。彼女はとても良かった!

エンディングが良かったなぁ。
舞台の上部半分くらいまで紗幕が降りてて、そこをスクリーン代わりに映像を写していたの。
その下でダンサーの皆さんは来日の様子とかレッスンの模様を再現しているの。
しかもそれがシルエットなのよね。
ところどころで写真を撮ると、その写真が紗幕のスクリーンに現れるというわけ。
なかなか洒落てて素敵でした。これぞパリのエスプリ?

今回の中心ダンサーは、ジロ、プジョル、イリ・ブベニチェクといったところでしょうか。
パリ・オペの男性エトワールが一人もいなかったのはさびしかったな。
後からの情報なのだけどBプロはなかなか良かったみたいです。
私が観た回はやっぱり初日ってこともあったのかなぁ。
次回もあったら、また意欲作を見せてください。
そして大きなバレエ団の来日公演が無い時期にきてね。

《キャスト》
【第1部】
「ルビー」
  振付:ジョージ・バランシン/音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
  エレオノラ・アバニャート/バンジャマン・ペッシュ

「リーベン・ラインズ」
  振付:ジェレミー・ベランガール/音楽:ベートーベン、パーカッション
  ジェレミー・ベランガール

「身近な距離」
  振付:イリ・ブベニチェク/音楽:オットー・ブベニチェク
  マリ=アニエス・ジロ/イリ・ブベニチェク

「シルヴィア」
  振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:レオ・ドリーブ
  シルヴィア・アッツォーニ/エルヴェ・モロー

「ニュアージュ」
  振付:イリ・キリアン/音楽:クロード・ドビュッシー
  エレオノラ・アバニャート/ガエル・ランビオット

【第2部】
「イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド」
  振付:ウィリアム・フォーサイス/音楽:トム・ウィレムス、レスリー・スタック
  マリ=アニエス・ジロ/ガエル・ランビオット

「ロミオとジュリエット」
  振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
  シルヴィア・アッツォーニ/バンジャマン・ペッシュ

「カジミールの色」
  振付:マウロ・ビゴンゼッティ/音楽:ドミトリー・ショスタコーヴィチ
  エレオノラ・アバニャート/ジェレミー・ベランガール

「ホエアアバウツ・アンノウン」
  振付:イリ・キリアン/音楽:チャールズ・アイヴズ
  マリ=アニエス・ジロ/イリ・ブベニチェク

「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」
  振付:ジョージ・バランシン/音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
  レティシア・プジョル/エルヴェ・モロー
コメント
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