【他を圧する「イキな警句集」――イッツ・ショー・タイムの巻】
年をとったから遊ばなくなるのではない。遊ばなくなるから年をとるのだ(ご心配にはおよびませぬ)
できる者は実行する。できない者が教える(あなたはプレーヤー? それともコーチ?)
我々は過去を振り返ることによってではなく、未来に対する責任によって賢くなるのである(ポジティブシンキング)
富を産まずに富を消費してはならないように、幸福を創り出さずに幸福を消費してはならない(この世の掟)
信仰を持つものが無神論者より幸せだという事実は、酔っ払いがしらふの人間より幸せだという事実と何も変わりはしない(常識を疑え)
人間が賢いかどうかは、その経験のいかんによるものではない。その経験をいかに生かすかによるのである(愚かしい高みの見物)
私の冗談の言い方は、真実を語ることである。真実はこの世の中でいちばん面白い冗談である(ペンの力を信じよう)
分別がある者は、自分を世界に合わせようとする。分別がない者は、世界を自分に合わせようと躍起になっている。ゆえに、分別がない者がいなければ、進歩はありえない(旗を高く掲げよ)
愚か者は、自分が恥ずべきことをするとき、それは自分の義務だと言い張るものだ(しかし侮り難い)
もし君と僕がりんごを交換したら、持っているりんごはやはり一つずつだ。でも、もし君と僕がアイデアを交換したら、持っているアイデアは二つずつになる(ブログの応援歌)
一年に2、3回以上ものを考える人はほとんどいない。私が世界的な名声を確立したのは、一週間に1、2回ものを考えたからだ(モノ書きの矜持)
食べ物に対する愛より誠実な愛はない(御意)
成功の秘訣は、多数に逆らうこと(同調圧力に屈するな)
沈黙は軽蔑の最も優れた表現である(ウイットゲンシュタインか)
人が虎を殺そうとする場合はスポーツと呼ばれ、虎が人を殺そうとする場合は狂暴と呼ばれる(思考の整理学)
人生には二つの悲劇がある。一つは願いが達せられないこと。もう一つはそれが達せられること(生きる悲しみ)
正確に観察する能力は、それを有していない人間から皮肉と呼ばれる(これまた侮り難し)
人類同胞に対する最大の罪は、彼らを憎むことではなく、無関心であることだ。それこそ非人間性の本質である(マザー・テレサか)
神に祈る人間などほとんどいない。ただ物乞いをしているだけだ(ノーコメント)
私にとって人生は、はかなく消え去る蝋燭の火ではなく、燃えさかるたいまつである。私は今、このたいまつを手にしている。この火を次の世代に手渡す前に、精一杯明るく燃やそうと思う(これにて一件落着!)
ジョージ・バーナード・ショー(1856~1950年) アイルランド出身の劇作家、評論家、教育家、政治家。1925年、「他に類を見ない風刺に満ち、理想性と人間性を描いた作品を送り出した」と評価され、1925年にノーベル文学賞を授与された。当初は固辞するも「賞金を寄付する」という条件で受け入れた。
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最終回はバーナード・ショー特集。カッコ内にわたしのコメントもおまけ。
以上「箴言集三部作」を以下の皆さんに贈ります。
かつて「ヒトラーの正体」を見破ることのできなかったアーリア人
そして、再び姿を現した「好戦勢力の野望」に分断される大和民族