野球小僧

清宮幸太郎選手と大谷翔平選手

プロ野球は3月30日開幕に向けて、オープン戦が佳境を迎えています。昨年からの話題と言えば北海道日本ハムファイターズのゴールデンルーキー・清宮幸太郎選手です。

ファイターズにとっては、ポスティングシステムを活用してMLBロサンゼルス・エンゼルスに移籍した投打の「二刀流」大谷翔平選手に代わる看板選手になって欲しいところでしょう。

ところが、プロ入り後はなかなか野球でも野球でないところでも苦戦しています。野球でないところでは、キャンプ前に右手親指を負傷してバッティング練習ができずに出遅れ、キャンプ中のオープン戦直前には急性胃腸炎で病院へ行くこともありました。

急性胃腸炎はそれほど重症ではなく、翌日のオープン戦で9回に代打でデビューを果たしていますが、この打席以降、実戦ではまったく快音が聞かれない状態になっています。

そして、先日11日には、横浜DeNAベイスターズとのオープン戦に七番・DHで先発出場しましたが、プロで自身初の4打席連続三振を喫しました。6回には、ベイスターズのドラフト5位・桜井周斗選手(日大三高)とのライバル対決で3球三振。オープン戦7試合で計19打席、15打数無安打となりました。それでも、栗山監督は「本当に素晴らしい経験をしている。これを糧としてくれることを信じている」とし、一軍帯同の方針は変わらないようです。

その清宮選手と入れ替わるようにエンゼルスへ移籍した大谷翔平もなかなか重症です。

エンゼルスの大谷選手は11日(日本時間12日)のテキサス・レンジャーズとのオープン戦に八番・DHで先発出場し、第1打席に12打席ぶりとなるヒットを放ちました。

ピッチャーの方では、メキシコリーグのティフアナ・トロスとの練習試合で3インニングを投げ、6失点。投打共に苦しみに直面しているような印象を受けます。

大谷選手の場合、MLBですから、その評価は厳しいものがあり、ヤフースポーツは8人のメジャースカウトの評を紹介し「メジャーの投手を打てない」と、不安と指摘。全員が「バランス、フォームに欠点がある。結果を出せるまで、マイナーで500打席必要」と伝えました。ニューヨーク・ポスト電子版は「途中経過としての苦戦か、それとも深刻なのか」と掲載、ロサンゼルス・タイムズ電子版はこの日の登板を「B試合でA結果が出なかった」と評しました。

さらにMLB球団のスカウトは大谷選手について、ある理由で「高校生レベルの打者」と厳しい評価を下しています。スポーティング・ニュースは「MLBスカウト確信、ショウヘイ・オオタニはビッグリーグの球を打つことができない」とのタイトルで特集を組み、メジャーで戦っていく上での“弱点”を指摘しています。

根拠となっているのは、米ヤフースポーツの敏腕記者が執筆した記事。「スポーティング・ニュース」は「今シーズン、ショウヘイ・オオタニはMLBで二刀流になることはできないだろう。少なくとも効果的な二刀流には。これは8人のスカウトが今週、ヤフースポーツに話したことに基づいている」と伝えています。

記事は、大谷選手がMLBで投げられるような優れたカーブに対して、あまり経験がないと指摘しています。日本ではスプリット(フォーク)が多く、カーブピッチャーが少ないためだとしています。ドジャース戦では、最強左腕カーショー選手の大きなカーブの前に見逃し三振に倒れたシーンが話題となったそうです。見送ったこの1球がボールだったとする意見もありますが、現時点でカーブに対応できていないと専門家は見ているようです。

ヤフースポーツでは、あるスカウトが「基本的に、彼は高校生レベルのバッターだ。優れたカーブボールを一度も見たことがないんだ」と話していたことを紹介し、バッターとしてメジャーに適応するには、まだ時間がかかるとの認識のようです。

清宮選手にしても大谷選手にしても、まだ打席に15回くらい立っただけです。初めて対戦するピッチャーばかりで、今までとは違う環境やボールにも慣れている最中です。徐々に対応し、早くも出始めた厳しい声を結果で封じたいと思うのはやまやまでしょう。

ところが、清宮選手が、ここへ来て体調不良でチームから離れ帰京、都内で診察とのことです。最近、丸一日、ゲームばっかりやっている、誰かと同じで、つい最近高校を卒業したばかりですから、もっと長い目で見た方がいいでしょう。清宮選手の場合、私はなかなかの重症だと思いますので、二軍で多くの実戦でまずはプロのボールに慣れることから始めた方がいいのではないかと考えるのですが…

シーズン開幕まであと少しです。これは通常の産みの苦しみであり、野球界で最も注目されている男たちにとって、レベルアップするための洗礼なのでしょうか。
それとも別の問題なのでしょうか。

コメント一覧

まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。
期待されているからこその、生みの苦しみでしょうけど、それ以上のプレッシャーがかかっていると思います。

清宮選手の場合は、まずは下(二軍)でのびのびとの方がいいような。開幕一軍でなくても6月とかオールスター明けとか、目標を定めて育てた方がいいと思います。

大谷選手の場合は、やるしかないでしょうね。たとえ二刀流がだめでも、ピッチャーとして、バッターとして。
eco坊主
おはようございます(*Ü*)ノ"☀

清宮選手は入院となってしまいましたね。
環境の変化で疲れが内蔵にきたのでしょうか?
尤もまだ高校生の年代ですから今の段階で余り多くを求めてもダメだと思います。プロの身体になることが一番でしょう!そうすればメンタルも強くなると(素人評論家は)思います。

大谷選手は適応してくれると信じています。
イチロー選手との全力対決が観たいですから。
それにしても「高校生レベル」とは失礼な!!!
そんな評価は払拭してくれるでしょう。

PS 誰かと同じで・・・吹きました( *´艸`)
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