「硝子の少年」は、1997年7月21日にリリースされたKinKi Kidsのデビューシングル楽曲です(2007年12月26日にとして再リリースされています)。作詞は松本隆さん、作曲・編曲は山下達郎さんです。
すでに1993年から活動していたKinKi Kidsは、堂本光一さんと堂本剛さんの2人で構成される男性アイドルデュオ。彼らのデビューシングル楽曲のため、松本隆さんと山下達郎さんにはKinki Kids所属事務所社長のジャニー喜多川さんらから「オリコンチャートでの初登場1位」と「ミリオンセールス」という高い条件を課され、2人は「ポップスの王道に戻った曲を作ろう」という意見で一致し、松本隆さんは、「今(当時)のポップスは全体的に、デジタル化されてサバサバしている。昔のビートルズ、エルビス・プレスリーのように、詞に情感があって、胸にキュンとくる、きれいなメロディーが重なる歌に戻ってみよう」と思ったと語っており、山下達郎さんは、「筒美京平だったらどういう曲を書くのか」という視点で完成させたそうです。
♬ぼくの心はひび割れたビー玉さ
のぞき込めば君が 逆さまに映る
Stay with me
硝子の少年時代の
破片が胸へと突き刺さる
舗道の空き缶蹴とばし
バスの窓の君に
背を向ける
硝子(ガラス)は、透明感があり、光を浴びれば輝きを放ちます。しかし、繊細で壊れやすく、そして曇ることもあります。
少年少女時代に誰もが持っていた純粋な心を表していると思います。
大人になればなるほど、少年少女時代の想い出と、現実との違いがガラスの破片のように繰り返し自分の胸に突き刺さってしまう。
ですが、時が経って時代が変わっても、技術がいくら進歩しようとも、人としていつまでも純粋な心を持っていたいものです(私は今でもその心を持っていると思っていますが)。
透明で純粋なる想いをです。
今日も、私のブログにお越しいただいてありがとうございます。
今日がみなさんにとって、穏やかで優しい一日になりますように。そして、今日みなさんが、ふと笑顔になる瞬間、笑顔で過ごせるときがありますように。
どうぞ、お元気お過ごしください。また、明日、ここで、お会いしましょう。