ハイマース(HIMARS)
「ハイエース」あるいは「ハマース」とは違います。また、一応「飛びます」が、坂上二郎さんのネタ「飛びます!飛びます!」とも違います。
2022年2月にロシアがウクライナに侵攻し、もうすぐ10ヶ月。長野県に避難されていたウクライナの方々も、長期間になって祖国に残っている家族のこともあり、ここで帰国することになりました。
終わる気配どころかますます混乱しつつありますが、当初は物量ともに上回っていたロシアでしたが、今夏ごろから状況が明らかに様変わりしていると感じます。ウクライナの反攻が目立ち始め、南部ではウクライナが占領されていた地域を取り戻しています。
その一つのゲーム・チェンジャー(動向を大きく変 える人や出来事)の要因とされているのが、米国がウクライナに供与した「高機動ロケット砲=ハイマース(HIMARS)」という兵器です。
ハイマース(HIMARS)とは「M142 High Mobility Artillery Rocket System」の略で、直訳すれば「M142 高機動性 ロケット システム」です(そのままですね)。早い話が、オフロード用の大型軍用トラックにロケット弾6連装発射機を備えたものです。どこにでもありそうな兵器なのですが、ロケット弾の直径は227mm、ロケット弾の種類も一般用、対戦車用から弾頭1つに高性能爆薬を詰めてGPSを使って命中精度を増した「単弾頭型」など、さまざまな種類が撃てるらしく、最大射程は約15km~約100km、命中誤差は約2m~約3mだという。しかも、6連装ロケット弾は数十秒で一斉射撃でき(単発撃ちも可能)、射程300km超の「ATACMS(エイタクムス)」の地対地ミサイルも発射可能だそうです。ただ、米国はエイタクムスについてはロシアを過度に刺激するということで供与していません。
日本の陸上自衛隊はこのハイマースを装備していませんが、2022年10月10日に北海道で行われた日米共同訓練で在日米軍海兵隊のハイマースの射撃訓練で使われる予定でした。ただ、「弾が現地に届かない」という理由で射撃訓練が中止になった異例なことがあったそうです。
一方でさらに異例なこととして、ハロウィンのイベントとして、米国陸軍はオクラホマ州の陸軍基地フォート・シルでこのハイマースから子どもたちにお菓子を「発射」したそうです。
動画には、「ハロウィンで子どもたちにお菓子を配るのに、他にどうしろと?発射!」と書かれています。
ウクライナでも、ハイマースやドローンが本来の目的でない、こんな形で使われる日が1日でも1時間でも早く来てほしいですよね。
本日も私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。
