2019年の本気の夏がやってきたとともに、日本の夏の風物詩、全国高等学校野球選手権の組み合わせが決定しました。
飛びぬけた有力校は少ないと思えますが、個人的に大注目なのは次の3チームです。
米子東高(鳥取)は大正・昭和・平成・令和と近代のすべての時代に出場しています。投の森下選手、打の岡本選手が軸です。
飯山高(長野)は初出場。岡田選手、常田選手の左右2投手がどれだけ踏ん張れるかでしょう。
中京学院大中京高(岐阜)は、チーム打率.426。四番・キャッチャーの藤田選手は高校日本代表候補でもあります。
あえて上位候補とすれば、東海大相模高(神奈川)、智辯和歌山高(和歌山)、明石商業高(兵庫)、習志野高(千葉)、履正社高(大阪)、花巻東高(岩手)でしょう。
東海大相模高は、今年に入ってからの公式戦では負けなし、しかもトップバッターの鵜沼選手を筆頭に破壊力充分の打線で圧倒的ともいえる内容で、激戦の神奈川を勝ち上がってきました。
智辯和歌山高は今春の選抜大会でベスト8。甲子園出場の経験豊富な選手がいることと、池田選手、小林選手の2人のピッチャーに安定感あります。
明石商業高は今春の選抜大会はベスト4。兵庫大会も相変わらずの勝負強さで勝ち上がってきました。また、二年生エースの中森選手は150km/h近い直球とコントロール抜群の変化球が魅力です。
選抜準優勝の習志野高は、確実性と集中打の打線は健在です。また、意表を突く走塁も変わりません。エース飯塚選手をどこまで打線が助けられるでしょうか。
履正社高は長打力のある打線。特に井上選手は大阪大会でホームラン4本でした。ここも、打線が投手陣をどれだけ助けられるかでしょう。
花巻東高は、跳びぬけたタレントはいませんが、攻守のバランスがいいです。150km/hの西舘選手は力強く、抜け目ない打線はどこからでもチャンスを作ります。
追いかけるのは、星稜高(石川)、花咲徳栄高(埼玉)、山梨学院高(山梨)、近江高(滋賀)、智弁学園高(奈良)、高松商業高(香川)、筑陽学園高(福岡)、仙台育英(宮城)、八戸学院光星高(青森)と言ったところでしょう。
令和最初の大会。平成に負けない試合を期待します。
第101回全国高校野球選手権大会は、8月6日から16日間、阪神甲子園球場で行われます。日にちは開幕前の予定。雨天の場合は変更があります。
■第1日(8月6日)
一回戦
第一試合 八戸学院光星高(青森) vs. 誉高(愛知)
第二試合 佐賀北高(佐賀) vs. 神村学園高(鹿児島)
第三試合 高岡商業高(富山) vs. 石見智翠館高(島根)
■第2日(8月7日)
一回戦
第一試合 履正社高(大阪) vs. 霞ケ浦高(茨城)
第二試合 静岡高(静岡) vs. 津田学園高(三重)
第三試合 星稜高(石川) vs. 旭川大高(北北海道)
第四試合 秋田中央高(秋田) vs. 立命館宇治高(京都)
■第3日(8月8日)
一回戦
第一試合 米子東高(鳥取) vs. 智辯和歌山高(和歌山)
第二試合 明徳義塾高(高知) vs. 藤蔭高(大分)
第三試合 前橋育英高(群馬) vs. 国学院久我山高(西東京)
第四試合 敦賀気比高(福井) vs. 富島高(宮崎)
■第4日(8月9日)
一回戦
花巻東高(岩手) vs. 鳴門高(徳島)
第二試合 飯山高(長野) vs. 仙台育英高(宮城)
第三試合 習志野高(千葉) vs. 沖縄尚学高(沖縄)
第四試合 高松商業高(香川) vs. 鶴岡東高(山形)
■第5日(8月10日)
一回戦
第一試合 日本文理高(新潟) vs. 関東第一高(東東京)
第二試合 熊本工業(熊本) vs. 山梨学院高(山梨)
二回戦
第三試合 岡山学芸館(岡山)―広島商(広島)
■第6日(8月11日)
二回戦
第一試合 筑陽学園高(福岡) vs. 作新学院高(栃木)
第二試合 東海大相模高(神奈川) vs. 近江高(滋賀)
第三試合 中京学院大中京高(岐阜) vs. 北照高(南北海道)
第四試合 花咲徳栄高(埼玉) vs. 明石商高(兵庫)
■第7日(8月12日)
二回戦
第一試合 宇和島東高(愛媛) vs. 宇部鴻城高(山口)
第二試合 海星高(長崎) vs. 聖光学院高(福島)
第三試合 智弁学園高(奈良) vs. (開幕戦の勝者)