野球小僧

愛知大学野球連盟

愛知大学野球連盟とは、愛知県内に所在する大学の硬式野球部で構成された大学野球リーグです。全日本大学野球連盟に所属しています。

2017年度秋季リーグは中京大が2季ぶり38度目の優勝を遂げました。エース・若林選手(四年・三重高)、最優秀防御率選手賞を受賞した大内選手(三年・永徳高)を中心にリーグトップのチーム防御率をマーク。最優秀選手賞、打撃賞、ベストナインのタイトルを受賞した和田選手(二年・鹿児島情報高)、前畑選手(四年・中京大中京高)が打線をけん引し、3割を超えるチーム打率で優勝へと導きました。

■所属リーグ 勝敗は2017年秋季リーグ戦

一部リーグ
 中京大     11試合  8勝  3敗 0分 勝点4
 名城大     13試合  9勝  4敗 0分 勝点4
 中部大     13試合  9勝  4敗 0分 勝点4
 愛知学院大   14試合  5勝  9敗 0分 勝点1
 東海学園大   12試合  4勝  8敗 0分 勝点1
 愛知大     11試合  2勝  9敗 0分 勝点1

二部Aリーグ
 名古屋商科大  10試合  8勝  2敗 1分 勝率.800
 日本福祉大   10試合  8勝  2敗 1分 勝率.800
 名古屋学院大  10試合  6勝  4敗 0分 勝率.600
 愛知学泉大   10試合  3勝  7敗 1分 勝率.300
 名古屋大    10試合  3勝  7敗 0分 勝率.300
 同朋大     10試合  2勝  8敗 0分 勝率.200

二部Bリーグ
 愛知東邦大   10試合  8勝  2敗 0分 勝率.800
 愛知工業大   10試合  6勝  4敗 0分 勝率.600
 愛知産業大   10試合  6勝  4敗 0分 勝率.600
 星城大     10試合  4勝  6敗 0分 勝率.400
 至学館大    10試合  3勝  7敗 0分 勝率.300
 名古屋経済大  10試合  3勝  7敗 0分 勝率.300

三部Aリーグ
 名古屋産業大    8試合  8勝  0敗 0分 勝率1.000
 名古屋市立大    8試合  5勝  3敗 0分 勝率.625
 愛知教育大     8試合  4勝  4敗 0分 勝率.500
 名古屋工業大    8試合  3勝  5敗 0分 勝率.375
 豊橋技術科学大   8試合  0勝  8敗 0分 勝率.000

三部Bリーグ
 南山大       8試合  7勝  1敗 0分 勝率.875
 愛知淑徳大     8試合  6勝  2敗 0分 勝率.750
 大同大       8試合  3勝  5敗 0分 勝率.375
 名古屋外国語大   8試合  0勝  8敗 0分 勝率.000

■リーグ優勝回数 2017年秋季リーグ終了時点
一部リーグ
 47回 愛知学院大
 38回 中京大
 17回 愛知工業大
 11回 愛知大
   9回 名城大
   5回 名古屋商科大、名古屋大
   3回 中部大
   1回 名古屋学院大、南山大

二部リーグ
 24回 名古屋学院大
 16回 愛知大
 14回 南山大
 11回 中京大
 10回 名古屋大、名古屋商科大
   7回 名城大
   6回 中部大、同朋大(旧:東海同朋大)
   5回 愛知教育大(旧:愛知学芸大)、愛知工業大
   4回 東海学園大
   3回 名古屋市立大、日本福祉大
   2回 愛知学院大、愛知産業大
   1回 愛知学泉大

三部リーグ
 12回 中部工業大(現:中部大)、名古屋工業大
 11回 愛知教育大、日本福祉大
   9回 南山大
   7回 名古屋経済大、名古屋大
   5回 愛知学泉大、名古屋産業大
   4回 同朋大、星城大
   3回 愛知産業大、名古屋学院大
   2回 名古屋市立大
   1回 愛知工業大、豊橋技術科学大学、東海学園大、大同工業大(現:大同大)、中京大、愛知大、名城大、至学館大、愛知東邦大

■かつて加盟していた大学
 愛知文教大 2005年秋季終了後脱退
 愛知新城大谷大 2008年秋季に準加盟してオープン参加、大学の資金難により秋季リーグ終了後解散、正式加盟をしなかった
 人間環境大 2013年春季を欠場した後そのまま脱退
 愛知みずほ大 2015年秋季終了後に脱退

■歴史
1946年 学制改革が実施
1947年 全国大学野球連盟と全国新制大学野球連盟が発足
1949年 愛知大、愛知学芸大(現:愛知教育大)、名古屋大、名古屋工業大、名古屋市立大、南山大、名城大の7チームで愛知七大学野球連盟が発足
1950年 秋季より名古屋工業大が脱退。愛知六大学野球連盟に改称
1952年 全国大学野球連盟と全国新制大学野球連盟が合併し全日本大学野球連盟が発足。代表枠として愛知六大学野球連盟を含めた東海地区が組織される
1953年 愛知学院大、東海同朋大(現:同朋大)、名古屋商科大が加盟するがリーグには参加せず。愛知学生野球連盟に改称。愛知・東海地区に北陸地区を加えて、中部地区大学野球連盟を編成。全日本大学野球選手権大会の代表については中部地区内の各地域代表複数校により代表決定戦を開始。秋季より名古屋工業大が再加盟。二部リーグを新設
1957年 秋季より東海同朋大が脱退
1965年 中京大学が加盟。中部地区大学野球連盟の傘下から愛知大学野球連盟が独立
1966年 愛知工業大、中部工業大(現:中部大)、名古屋学院大が加盟。三部リーグを新設
1967年 全日本大学野球選手権大会の初の地方開催として名古屋大会を主催
1970年 全日本大学野球選手権大会において中京大が連盟代表として初の優勝。明治神宮野球大会にも連盟代表として出場
1972年 明治神宮野球大会の出場枠が再編され、中京地区として愛知大学野球連盟と中部地区大学野球連盟間で代表決定戦を開始
1974年 同朋大が再加盟
1978年 日本福祉大学が加盟
1979年 秋季より二部を5チーム、三部を4チームに変更
1980年 明治神宮野球大会の出場枠が再編され、愛知大学野球連盟が単独枠
1982年 秋季より豊橋技術科学大が加盟。二部が6チームに増加
1985年 秋季より名古屋経済大が加盟
1986年 明治神宮野球大会において愛知工業大が連盟代表初の優勝
1987年 秋季より大同工業大(現:大同大)が加盟。関西六大学野球連盟と対抗戦を開始
1988年 愛知学泉大が加盟。秋季より四部リーグを新設
1991年 明治神宮野球大会において愛知学院大が連盟代表2度目の優勝
1992年 秋季より名古屋外国語大が加盟
1996年 東海学園大が加盟。三部が5チームに増加。秋季より愛知淑徳大が加盟
1999年 年末に連盟の再編案を巡って紛糾
2000年 連盟分裂騒動により四部リーグが臨時部リーグに改称。秋季より愛知産業大が加盟(臨時部リーグではなく三部リーグ)
2001年 臨時部リーグが再び四部リーグに改称。愛知文教大が加盟(四部リーグに所属)。秋季より豊橋技術科学大学が脱退、東邦学園大(現:愛知東邦大)、名古屋産業大が加盟。入れ替え戦を各部2校ずつで実施
2003年 星城大、人間環境大が加盟、五部制を施行
2005年 秋季より愛知文教大学が脱退。北陸大学野球野球連盟と東海地区大学野球連盟と愛知大学野球連盟の3連盟間で1代表
2006年 秋季より中京女子大(現:至学館大)が加盟
2009年 愛知みずほ大学が加盟
2010年 秋季より豊橋技術科学大学が再加盟
2011年 春季リーグから入れ替え戦を各部1校ずつに戻す
2012年 秋季より五部リーグ制から三部リーグ制に再編成
2013年 秋季より人間環境大が脱退
2016年 愛知みずほ大が脱退

■特徴
大学野球の歴史的な成り立ちの関係で他の地域では同一地区内で複数の大学野球連盟が存在する場合があるのに対して、単一で存在しています。そのため全国最大の27大学が加盟しています。

■運営方法
明治神宮大会へ繋がる秋季リーグ戦では指名打者制を採用していません。
交流試合などにも積極的で、中京地区の社会人野球とも交流試合を実施しています。

■構成
加盟校数の関係から前シーズンの成績を基に一部~三部に分けたブロック運営を行なっています。

■対戦方法
一部~三部共に春季と秋季にそれぞれリーグ戦を実施。また各シーズン終了後に各部の間で入れ替え戦を実施します。一部:2戦先勝方式の総当たりによる勝ち点制
二部A・B:2戦先勝方式の総当たりによる勝ち点制
三部A:2戦固定方式総当たりによる勝率制
三部B:変則試合制による勝率制

2戦先勝方式
同一の対戦校に対して先に2勝したチームがその相手校との対戦に勝利したとして対戦を終了。1勝1敗の場合は第3戦を行い決着を付ける、引き分けの場合は再試合。

2戦固定方式
同一の対戦校に対して2戦行い対戦を終了します。

変則試合制
4チーム総当たりで対戦をするが、2チームと3試合、1チームと2試合の合計8試合の変則的な対戦形式です。

■順位決定方法
勝ち点制:同一対戦校に2勝した場合に勝ち点1を獲得、勝ち点が多い方が上位。勝ち点が同じ場合は全体の勝率比較によって順位を決定。勝ち点も勝率も同じ場合は、優劣の決定が必要な場合に限り決定戦を行います。決定戦の成績はリーグ戦の成績に加算しません。

勝率制:当該チームの全勝数を引き分け試合を除いた全試合数で割って、勝率が高いチームを上位とする。勝率が同じ場合は、優劣の決定が必要な場合に限り決定戦を行い、必要がない場合は直接対戦成績の得失点差で(変則8試合制を採用している三部Bリーグは直接対戦成績のみ)で順位を決定します。

二部・三部優勝決定戦及び二部最下位決定戦
二部・三部の優勝決定戦はA・Bリーグの1位チームによる対戦。対戦方式は二部が2戦先勝方式、三部は1試合方式。二部の最下位決定戦はA・Bリーグの6位チームによる対戦。対戦方式は1試合方式。

■一部リーグ優勝特典
春季は全日本大学野球選手権大会の愛知大学野球連盟代表としての出場権を獲得。秋季は優勝チームおよび準優勝チームの2チームが東海・北陸・愛知三連盟王座決定戦の愛知大学野球連盟代表となり、東海地区大学野球連盟、北陸大学野球連盟のそれぞれの優勝チーム・準優勝チームと対戦し、優勝した場合に明治神宮野球大会への出場権を獲得

■入れ替え戦
各部のリーグ戦の終了後に上位リーグの最下位校と下位リーグの優勝校との間で対戦を組み、勝者チームを次シーズンの上位リーグの所属とします。敗者チームは次シーズンは下位リーグ所属となります。対戦方法は2戦先勝方式。

■試合会場
一部は瑞穂球場をメインに使用。二部以下は各大学グラウンドで試合を実施。一部の主な使用実績のある球場は以下のとおり。
瑞穂球場、春日井市民球場、豊田市運動公園野球場、小牧市民球場、名城大学日進グラウンド、中京大学豊田キャンパス内野球場、愛知学院大学日進学舎内野球場、愛知工業大学学内野球場、名古屋商科大学学内グラウンド



■全国大会成績
 愛知学院大  全日本大学野球選手権大会 出場23回:準優勝 1回
        明治神宮大会       出場16回:優勝 1回
 中京大    全日本大学野球選手権大会 出場18回:優勝 1回
        明治神宮大会       出場  8回:準優勝 1回
 愛知工業大  全日本大学野球選手権大会 出場  9回:ベスト4 1回
        明治神宮大会       出場  8回:優勝 1回
 名城大    全日本大学野球選手権大会 出場  4回
        明治神宮大会       出場  7回:準優勝 1回
 愛知大    全日本大学野球選手権大会 出場  7回:ベスト4 2回
        明治神宮大会       出場  2回
 名古屋商科大 全日本大学野球選手権大会 出場  2回
        明治神宮大会       出場  2回
 中部大    全日本大学野球選手権大会 出場  2回
 名古屋学院大 全日本大学野球選手権大会 出場  1回

■分裂騒動の経緯
1999年末、一部の常連校の中から、人気と実力に陰りが見えていた連盟の運営と実情に不満が噴出。特に下部所属校の一部に運営に積極性がないとする批判があり、1つの巨大連盟であることの是非が問われ再編案が出されました。

内容は連盟内を「愛知六大学野球連盟」「愛知学生野球連盟」「中京学生野球連盟」(仮称)に分け再編し、前者2つを6大学で構成、残り1つという構想で、運営のスリム化と将来的な愛知からの代表枠増を狙った準備再編でした。草案としての構成校は、愛知六大学が一部所属の5大学と名古屋大(東京六大学野球連盟、関西学生野球連盟を意識)、愛知学生は一部所属の1校と二部所属の中から5校と発表、構成校の選択内容と理由が独善的であると反発を招き、この提案は支持を得られずに多数で否決されました。


連盟内調停に失敗した再編支持派の愛知大、愛知工業大、中京大、名古屋大、名城大の5大学は、2000年2月に連盟からの脱退を強行し、新連盟の承認を全日本大学野球連盟に求めました。しかし、全日本大学野球連盟は、5大学に対して事態の沈静化要求とともに、全日本大学野球選手権への出場枠は与えない(新連盟は承認しない)旨を回答し、離脱側は独立は断念し、同年3月には連盟に復帰を求めました。

復帰した5大学は全日本大学野球連盟側との交渉の際の"連盟内での再調整の指示"をよりどころに、引き続き連盟内での再編案を主張しましたが、受け入れられないことから別途リーグ戦を組織する行動を起こしました。連盟の分裂を回避したい連盟事務局は、再編派離脱復帰組5大学と非再編派グループとの調停に苦慮し、復帰組5大学のリーグ戦を全国大会への出場権がない臨時部としリーグ戦を容認します。その後、引き続き双方の調停、話し合いが継続する中でリーグ戦が推移しますが、最終的には全国大会への道が閉ざされた強硬派が2001年に矛を収める形で最下部所属として正式にリーグ戦に復帰することなりました。

制裁によるリーグの再編成
1999年秋季(制裁前)
 一部 愛知工業大、愛知学院大、名古屋商科大、名城大、中京大、愛知大
 二部 名古屋学院大、同朋大、中部大、名古屋経済大、東海学園大、愛知学泉大
 三部 愛知教育大、名古屋大、日本福祉大、名古屋工業大、名古屋市立大
 四部 大同工業大、南山大、名古屋外国語大、愛知淑徳大、豊橋技術科学大学

2000年春季(制裁後)
 一部 愛知学院大、名古屋商科大、名古屋学院大、同朋大、中部大、名古屋経済大
 二部 東海学園大、愛知学泉大、愛知教育大、日本福祉大、名古屋工業大、名古屋市立大
 三部 大同工業大、南山大、名古屋外国語大、愛知淑徳大、豊橋技術科学大
 臨時 愛知工業大、名城大、中京大、愛知大、名古屋大

2001年春季(制裁解除時)
 一部 愛知学院大、中部大、名古屋学院大、名古屋商科大、東海学園大、愛知学泉大
 二部 同朋大、名古屋経済大、日本福祉大、愛知教育大、大同工業大、名古屋工業大
 三部 南山大、愛知産業大(2000年秋季加盟)、名古屋市立大、名古屋外国語大、愛知淑徳大、豊橋技術科学大学(今季限りで脱退)
 四部 中京大、愛知工業大、名城大、愛知大、名古屋大、愛知文教大(2001年春季加盟)

騒動解消後の救済
なお、この騒動での復帰組への救済策として、全国の連盟でも当時あまり行われていなかった2校ずつの各部入れ替え戦制度が導入されました。当初は、復帰組の早期一部昇格を目的として導入されたが、復帰組5大学中、元一部校が全校一部復帰した後も同制度が継続されましたが、2011年からは、以前の1校ずつの入れ替え戦制度に戻っています。

コメント一覧

まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。
ここは、なぜかよく目にする連盟です。

あのレスリング部大は、もともと女子大でして、共学になったのは最近です。加盟も2006年ですから、新規の割には昇格が早いものです。

26連盟も、あと1つですか。早いものです。
eco坊主
おはようございます(*Ü*)ノ"☀

>大学野球には珍しく一県一連盟の活動
↑それで3部までありA/Bにも分かれているとは、どんだけ~~~

この連盟もよく知らない大学ばかりです。かの高校で有名な中京大学くらいでしょうか。
お~っと昨今メディアを賑わせているあの大学が2部Bリーグにあるではありませんか!?あちらの部に注力しすぎて野球は芳しくないのでしょうか。

セミファイナルを終えあとはファイナル残すだけですね。
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