春 24回出場 40試合 16勝 24敗 0分 ベスト4; 1 ベスト8; 3
夏 58回出場 109試合 51勝 58敗 0分 準優勝; 1 ベスト4; 2 ベスト8; 4
宮崎県とは日本の九州地方南東部に存在する県で、県庁所在地は宮崎市です。知事は、東国原前知事の下で副知事を務めていた河野俊嗣さん。県の木はフェニックスであり、宮崎市など県内の至る所に植えられていて、南国風味漂う景観です。とはいうものの、内陸部はそうでもなく、スキー場もあります。昔は新婚旅行のメッカとして栄えていました。
「どげんかせんといかん」などと言う宮崎人は極一部だそうで、実際にどげんかせんといかんのは、不便極まりない交通事情と2局しかない民放の数だそうです。
【勝手に選んだご当地ソング】
♪ 君は 今日から 妻という名の 僕の恋人
夢を語ろう ハネムーン
フェニックスの 木陰
宮崎の二人
(「フェニックス・ハネムーン」 詞; 永六輔 / 唄; デューク・エイセス)
読売ジャイアンツや福岡ソフトバンクホークスなど、多くのプロ球団がキャンプ地として長年に渡って利用していることもあって、昔から野球への関心は高い地域です。近年は若手選手の成長機会として、秋の「フェニックスリーグ」も設置されました。
1975年の1県1代表式予選大会以来、「2年連続」の文字が甲子園代表校の肩書に刻まれたことが一度としてないという、神奈川県や大阪府などとは違った意味での激戦区と呼ばれる地域です(全体を通じては2期連続出場は3例あり、夏に限ると第46回・第47回の宮崎商業高ただ1校のみ)。
背景として、暖かい気候で県内のどこでも野球に取り組めること、有力選手を囲い込む私立高が存在しないこと、福岡県や熊本県、鹿児島県への人口流出が激しいことなど、日南学園高を筆頭に都城高、宮崎商業高、延岡工業高、宮崎日大高、都城商業高、延岡学園高などが毎年入れ替わり立ち替わり、県大会の決勝戦に現れ、古豪という言葉の使いどころがないそうです。
また、甲子園出場経験校は宮崎市を中心とした県央地区が最多ではあるものの、出場回数上位をみると日南学園高・高鍋高(県央)、延岡学園高(県北)、都城高(県南)とバランスが取れています。
ただ、1984年春の都城高、1993年夏の小林西高、2001年夏の日南学園高のように、約10年周期で謎のポテンシャルを発揮することはあります。それでも、明治神宮大会や国体での優勝経験があるため、決して弱小県ではないのです。それも、やはり有力選手の一極集中がないからだと言われていますが、逆にどこが出場しても地元からは大声援が届きます。
2013年の夏に、ついに延岡学園高が春夏通じて、宮崎県勢初の優勝および九州勢優勝コンプリートを賭けて、初の決勝進出を果たしましたが、惜しくも準優勝に終わり期待は次回へと持ち越されています。
余談として、この2013年はウィンターカップ(バスケ)で延岡学園高が連覇、冬の国立(サッカー)で鵬翔高が県勢として初優勝と、県勢の高校スポーツが大躍進を遂げた1年でした。
【選抜大会出場回数ランキング】
1 日南学園高 5回出場 10試合 5勝 5敗 0分 ベスト8; 2
2 高鍋高高 4回出場 7試合 3勝 4敗 0分 ベスト8; 1
3 延岡工高 2回出場 4試合 2勝 2敗 0分
3 延岡学園高 2回出場 2試合 0勝 2敗 0分
3 宮崎商高 2回出場 2試合 0勝 2敗 0分
3 日南高 2回出場 2試合 0勝 2敗 0分
7 都城高 1回出場 4試合 3勝 1敗 0分 ベスト 4; 1
7 宮崎工高 1回出場 2試合 1勝 1敗 0分
7 日向学院高 1回出場 2試合 1勝 1敗 0分
7 都城泉ケ丘高 1回出場 2試合 1勝 1敗 0分
7 延岡商高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
7 宮崎西高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
7 鵬翔高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
【選抜大会勝利数ランキング】
1 日南学園高 5回出場 10試合 5勝 5敗 0分 ベスト8; 2
2 都城高 1回出場 4試合 3勝 1敗 0分 ベスト 4; 1
2 高鍋高高 4回出場 7試合 3勝 4敗 0分 ベスト8; 1
4 延岡工高 2回出場 4試合 2勝 2敗 0分
5 宮崎工高 1回出場 2試合 1勝 1敗 0分
5 日向学院高 1回出場 2試合 1勝 1敗 0分
5 都城泉ケ丘高 1回出場 2試合 1勝 1敗 0分
8 延岡商高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
8 延岡学園高 2回出場 2試合 0勝 2敗 0分
8 宮崎商高 2回出場 2試合 0勝 2敗 0分
8 宮崎西高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
8 鵬翔高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
8 日南高 2回出場 2試合 0勝 2敗 0分
【選手権大会出場回数ランキング】
1 日南学園高 8回出場 16試合 8勝 8敗 0分 ベスト8; 1
1 都城高 8回出場 15試合 7勝 8敗 0分
3 延岡学園高 7回出場 13試合 6勝 7敗 0分 準優勝; 1
4 高鍋高 6回出場 12試合 6勝 6敗 0分 ベスト4; 1
5 宮崎商高 4回出場 9試合 5勝 4敗 0分 ベスト4; 1
6 宮崎工高 3回出場 4試合 1勝 3敗 0分
7 都城商高 2回出場 7試合 5勝 2敗 0分 ベスト8; 2
7 延岡工高 2回出場 5試合 3勝 2敗 0分
7 日南高 2回出場 5試合 3勝 2敗 0分
7 延岡商高 2回出場 3試合 1勝 2敗 0分
7 宮崎大宮高 2回出場 3試合 1勝 2敗 0分
7 宮崎日大高 2回出場 2試合 0勝 2敗 0分
【選手権大会勝利数ランキング】
1 日南学園高 8回出場 16試合 8勝 8敗 0分 ベスト8; 1
2 都城高 8回出場 15試合 7勝 8敗 0分
3 延岡学園高 7回出場 13試合 6勝 7敗 0分 準優勝; 1
3 高鍋高 6回出場 12試合 6勝 6敗 0分 ベスト4; 1
5 宮崎商高 4回出場 9試合 5勝 4敗 0分 ベスト4; 1
5 都城商高 2回出場 7試合 5勝 2敗 0分 ベスト8; 2
7 小林西 1回出場 4試合 3勝 1敗 0分 ベスト8; 1
7 延岡工高 2回出場 5試合 3勝 2敗 0分
7 日南高 2回出場 5試合 3勝 2敗 0分
10 延岡商高 2回出場 3試合 1勝 2敗 0分
10 宮崎大宮高 2回出場 3試合 1勝 2敗 0分
10 宮崎工高 3回出場 4試合 1勝 3敗 0分
10 宮崎南高 1回出場 2試合 1勝 1敗 0分
10 佐土原高 1回出場 2試合 1勝 1敗 0分
【宮崎県出身者で打線を組んでみた】
一番 ④ 西村徳文 (福島高/ロッテオリオンズ)
二番 ⑤ 福良淳一 (延岡工高/阪急ブレーブス)
三番 ⑧ 青木宣親 (日向高/東京ヤクルトスワローズほか)
四番 ③ 水谷実雄 (宮崎商高/広島東洋カープほか)
五番 ⑥ 田中幸雄 (都城高/日本ハムファイターズ)
六番 ⑦ 小川亨 (宮崎商高/近鉄バファローズ)
七番 Ｄ 草野大輔 (延岡学園高/東北楽天ゴールデンイーグルス)
八番 ② 高橋博士 (宮崎商高/南海ホークスほか)
九番 ⑨ 木村拓也 (宮崎南高/日本ハムファイターズほか)
① 黒木知宏 (延岡学園高/千葉ロッテマリーンズ)
良いバッターが揃いました。盗塁王4度の西村徳文さん(福島高)と福良淳一さん(延岡工高)の監督コンビのうるさそうなバッターから始まり、青木宣親選手(日向高)。日本で首位打者を3度獲得し、シーズン200安打も2度記録した安打製造機。ホームラン244本の水谷実雄さん(宮崎商高)に、2012安打の田中幸雄さん(都城高)と続きます。
高橋博士さん(宮崎商高)は1試合で1イニングずつ9つのポジションを守ったこともあ選手。ピッチャー以外の全ポジションを守ったことがある木村拓也さん(宮崎南高)と面白い記録を持っている選手もいます。
ちなみに、水谷さん、小川さん、高橋さんは1963年夏に宮崎商高が夏の甲子園大会出場を果たした時のメンバーです。
ピッチャーはジョニー・黒木知宏さん(延岡学園高)です。通算76勝ですが、男気あふれる投球でした。記録よりも記憶に残るピッチャーに一人です。他にも110勝30Sの柳田豊さん(延岡商高)、100勝の清俊彦さん(高鍋高)と実績のあるピッチャーや、井上祐二さん(都城高)、池田親興さん(高鍋高)、福盛和男さん(都城高)に入来智さん(鹿児島実高)と祐作さん(PL学園高)の兄弟、寺原隼人さん(日南学園高)と多彩です。
なお、監督には武上四郎さん(高鍋高)ということで。
