2分9秒38
この数字の意味は何でしょうか?
これは都会で暮らす、ある男性の気づきの物語です。ですが、もしかすると、誰にでもある物語かも知れません。
仕事の最中、遠方に住む親からの電話には「ごめん、今会議中だから、またかける」。
飲み会の合間に届いた親からのメール。ちらっと目をやるだけで、後回し。
上京してきた両親と顔を合わせても、仕事のことばかり考えていた。
そして、会話を遮ってタクシーに駆け込む。
「00:02:09:38」
2分9秒38はこの男性が3ヶ月間で両親と話した時間の合計です。
3ヶ月で2分。このまま両親との関係を続けていたら、20年間で3時間しか会話することが出来ないということになります。20年後はこの男性と両親はいくつになっているでしょうか。
タクシーに乗った息子を見送る両親。少し寂しそうですね。
この男性も何か心に引っかかるものがあります。別に仲が悪い訳じゃない、毎日が精一杯で余裕がないだけ。
「いつでも話せるだろ」
とは言うものの、3ヶ月間で2分9秒38しか話していません。
ある日、公園での親子の会話で男性は気づかされます。
そして、それと共に中央の時計は再び動き出します。この時計を動かすものは、気持ちです。
これまで過ぎて行った時間は取り戻せませんが、これから生まれてくる時間をどう使うか。それはあなたの気持ちしだいです。
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まっくろくろすけ

Nより

まっくろくろすけ

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