チャーハン(炒飯)は、炊きあがった米飯を様々な具と共に油で炒めた中華料理です。
日本でも大人から子どもまで大好きなメニューとして挙げられることの多い炒飯ですが、本場中国で炒飯を頼んでみるとかなり日本とは違った印象のものが出て来たりします。
炒飯という料理はある程度決まった調理法があるわけではなく、いくらでもアレンジが出来る料理のため、注文して出てくる味は店ごとに違います。中には、美味しい炒飯があれば、日本人の口には合わないものもありますが。
中国で炒飯の原型となる料理が誕生したのは6世紀から7世紀にかけての頃で、歴史的には随の時代から唐の時代頃という説です。
日本でよく作られている炒飯は、あらかじめ炊いておいた白米を炒めて、そこに具材と調味料を追加するという方法が一般的になっています。
一方、本場中国の炒飯は炊飯する時点から既にチャーハン用として味付けをしていることが特徴で、スープを使って炊いたお米を中華鍋でタップリと油にからめて作ります。お米をスープを使って炊くという方法は中国からインド、ヨーロッパまで西に続くシルクロードで伝えられており、インドでは「プラーカ」、トルコでは「ピラフ」という料理で呼ばれています。
日本においてもこのスープで作る炒飯は遣唐使によって早くから伝えられていたそうですが、本格的に普及するようになったのはあとのことで、残りの白米を手軽に食べる方法としての「焼き飯」が日本的炒飯の起源になるそうです。
ちなみに「半チャーハン」。略して「半チャン」と呼ばれる、半チャンラーメンや半チャン餃子と呼ばれるものは幸楽苑が商標登録(商標登録第1523776号)しています。その由来はチャーハンではなく麻雀の半荘です。また、商標登録の指定商品は「中華そばのめん」、「即席中華そばのめん」であって、ラーメンとチャーハンのセットには権利が及ばないのです。
最近の日本では電子レンジ、フライパンなどで加熱するだけでできる冷凍チャーハンが人気です。中には飯粒にラードなどの食用油脂を噴霧して冷凍することで、専門店並みの御飯のパラパラ感を実現し、「自家製チャーハンより美味しい」といわれるような商品まであります。
暮らしニスタ編集部が既婚女性100人を対象に「スーパーで手に入る冷凍チャーハンで好きなものは?」というアンケートを実施した結果、人気ベスト3がこちらです。
第1位 「焦がしにんにくのマー油と葱油が香るザ★チャーハン」(600g)/味の素
“プロの中華料理人が作るチャーハンの味わい”がコンセプト。具材はあえてシンプルに、炒めた香り、味、風味を存分に味わえるチャーハンです。
ちょっと濃いめの味付けと600gの大容量で、“男性が中華料理店で食べたいチャーハン”を目指したこちら。ジャージ姿の小栗旬さんが一心不乱にかきこむCMも印象的で、ママの胃袋も、がっちりキャッチしています。
第2位 「新本格炒めチャーハン」(450g)/ニチレイ
ニチレイフーズ独自の新製法「三段階炒め」で、より香ばしくパラパラに仕上げた冷凍チャーハン。
冷凍チャーハンの草分け、ニチレイのロングセラー商品。2016年春のリニューアルでは炒めワザにさらに磨きをかけ、「そもそもこれしか買わない」「選んで間違いない」というリピーターママたちからの信頼をより強固に。
第3位 「あおり炒めの焼豚チャーハン」(500g)/マルハニチロ
コクのある特製ダレでじっくり焼きあげた焼き豚をぜいたくに使ったチャーハン。米、焼豚、卵、ねぎは全て国産を使用。
中華の名店「赤坂璃宮」譚彦彬オーナーシェフ直伝のチャーハン、ということで、具材投入のタイミングや鍋の温度まで分析し、パラパラで香ばしいチャーハンを再現したそう。冷食らしからぬボリューミーな焼豚もママたち絶賛です。
最近食べたチャーハンの中では、「アスパラと貝柱とたまごの白身チャーハン」が一番おいしかったです。
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まっくろくろすけ

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