2022年の夏の土用の丑の日は7月23日(土・一の丑)と8月4日(木・二の丑)の2日。そのうちの1日が本日です。
好き嫌いはあると思いますが、この日だけは大手を振って「おウナギ様(今回は、あえて、こう呼ばせていただきます)」を食べられるのですが、そうは言っても気軽にいただける仲間のものではありません。
スーパーで売っている中国産のおウナギ様で1尾1000円以上。これが国産ともなれば3000円~4000円という超破格のお値段にになっています。これを買い物かごの中にそっと忍ばせて買ってもらおうとして、発覚した場合は即返品させられてしまうことでしょう。
おウナギ様は1970年代から減少を続けており、養殖ウナギに用いられるシラスウナギの日本で採取された漁獲量は、ピーク時には200トン以上でしたが、2013年には5.2トンにまで減少してしまい、2013年2月には、ニホンウナギが環境省レッドリスト、2014年6月には国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに絶滅危惧種として指定されています。また、ヨーロッパウナギについても2008年にIUCNレッドリストで絶滅危惧種に指定され、2007年6月のワシントン条約第14回締約国会議において、流通規制対象となることが決定しています。
そんなおウナギ様を食べていいのかどうかと悩む前に、我が家では経済的な問題によって食卓にはおそらく出てこないでしょう。
おウナギ様の生態には、まだ未解明の部分があるとのことですが、ニホンウナギは太平洋マリアナ海溝で産卵し、孵化(ふか)したあとは台湾を経由して日本や中国、韓国方面へ進み、親ウナギに成長するとのことです。そして、またマリアナ海溝に戻っていく回遊魚と言われています。つまり、ニホンウナギも、中国ウナギも同一種になりますので、中国ウナギも絶滅の危機にいるということだと思います。
そもそも的に絶滅危惧種に指定されているおウナギ様は食べてもいいのかどうかという、疑問があるのですが、普通にスーパーなどで売られているのですし、IUCNのレッドリスト自体には特に法的な拘束力はありません。また、個体数が減少してはいるものの現時点では直ちに絶滅するものとは考えられていないため、禁漁措置も取られておらず、個体数の把握と持続可能なシステムが構築されているのなら食べてもいいという意見が大半です。
ただ、今後さらに数が減り個体群を維持することが困難な数となれば、何らかの法的処置が行われる可能性はあるかも知れません。
2022年の土用の丑の日の今日。おウナギ様を食べるかどうかは個々人の判断によりますが、食べるのでしたら有難味を充分に感じていただきたいものです。
暑い日が続き、体調を崩しやすいですが、どうぞ、健康管理にはくれぐれもお気を付けください。
本日も私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。