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星を読む会(福井読書感想交換会)

福井市内で開催する読書会にあなたも参加しませんか? 一冊の本についておしゃべりしながらティータイムを楽しむ会です。

第19回読書会レポート

2016-12-02 22:30:45 | 読書会
よつばカフェにいます。夕方7時からの読書会にそなえてカレーで腹ごしらえ。 #読書会 #福井読書会 #星を読む会

とTwitterでつぶやきながら、会場のよつばカフェで「進撃の巨人」読んで待っていると、開始5分過ぎたあたりでやっと二人目が来て、その後ぱらぱらと会員が集まるゆるーい会合ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
それでも、また新しい参加者が増え6人でわいわいと語らいをはじめたのですが…

19回目を数えた星を読む会主催「福井読書会」、今回の課題図書は、横溝正史著「悪魔の手鞠唄」。
どうも皆さん大苦戦された模様で…

会員のみなさんからのご意見
・日本語がつらい ー ちょっと読みづらかった
・登場人物がおぼえづらい ー 相関図を見ながらはじめて別所千恵子が大空ゆかりだと分かった
・分量が多い ー 10月、11月は年末に向かう中で何かと忙しい時期で…

まぁ、しょうがないですよね。課題図書のすべてが会 員のみなさまの趣向に合う訳でもなく。
というわけで、読了者2名で本の良かったところを他の会員に伝えるという珍妙なスタイルに変更。

・相関図はとても便利だった
・映像化された悪魔の手鞠唄はとても強烈だった
・角川映画では犯行現場がきれい
・アクティブに動く金田一が読めるのはこの作品
・冒頭の「十条」がすべて
・しかし犯行を防げない「名探偵」って
・NHKBSプレミアムの「獄門島」でも事件がないと生きていけないって言ってた
・同作品の中で「人が人を殺す理由を知りたい」って言ってた
・活動弁士はよく分からないが声優さんみたいなもんか?
・作品が書かれた時代背景も考える必要がある
・横溝との出会いがこの手鞠唄の映像、そこから私の文芸ライフがはじまった

その後も、金田一耕介の収入は?2016年は金田一イヤー、横溝先生のコンプレックスなどなどの話でずるずる。
会員のみなさん、ぜひお正月休みに最後まで読んでくださいね~

その後、11月27日に福井市内で行われた「まちライブラリーサミットinふくい」に参加したHさんから参加の報告が行われました。
かなりゆるいイベントであったと。
力を抜いて、本とまちを生かそうとするイベントであった、との趣旨の報告がありましたので、また別の機会にHさんに説明を受けたいと思います。

また、11月26日に岡山の倉敷市で開催された2016「1000人の金田一耕介」通称、『千金』に参加した会員二人から、パソコンの写真を見ながらいいだろう、行ってきたんだぜ自慢。
千金で手に入れたお土産片手に思い出話。来年はさらに会から参加者が増えるかも?

この辺でお借りしていた時間が尽きましたので閉会のあいさつをばいたしまして閉会となりました。
参加していただいた皆様、お疲れさまでした。

次回、第20回福井読書会は、平成29年1月25日(水)19時から。
課題図書は村上春樹著「風の歌を聴け」です。
皆様、お気軽に ご参加ください。

どっとはらい。



第18回福井読書会レポート

2016-09-30 11:59:23 | 読書会
 流浪の会合「星を読む会」主催、第18回読書会は、平成28年9月28日(水)午後7時から、福井市渕にある「よつばCafe」で行われました。
 新しい場所で行われる読書会。また、新たに加わった方も来られ、少し緊張の面もちで会が始まりました。  
 今回の課題図書は、松本清張著「家紋」。まずは皆さんの意見に耳を傾けてみます。

1さん
 前回の課題図書「高野聖」は高尚な文章でちょっと読みづらかった。「家紋」はまとまっていて、情景描写がうまく読みやすかった。
 犯人を暴くところが好きなミステリー好きだが、この作品は犯人、トリックを暴く点には程良く力が抜けていて、心理描写で犯人をあっさり書いているところが良かった。

2さん
 三国の本当にあった事件を基にした松本清張に、「うれしさ」を感じてしまう。ただ、題材にしてるだけで、自分が聞いている本当の事件と小説は違う点が多い。
 夜中に誰かが訪ねてくるだけで怖いのに、明かりの少ない当時はもっと怖かった はずだが、顔が分からない状態だけでも提灯の家紋だけで信じてしまうのもそういう時代なんだと感じた。
 最後はロマンティック?「羊たちの沈黙」を思い出した。
 色恋沙汰だとしたら、殺された人々は「なぜ殺されなければいけなかったのか?」という疑問がある。

3さん
 映像を先に見て「しまった」と感じた。原作の描写が映像優先になってしまった。
 田舎特有の人間関係のしがらみを感じる。この時代に生きてなくて 良かったと感じた。
 浄土真宗の衣装や慣習に興味が沸いた。
 想像する余地があるのが、読書の良いところだと思う。
 女性目線から読むと、やはり女性の地位が低く感じられた。

4さん
 課題図書が決まってすぐ本を購入した。楽しく読ませてもらった。
 不可思議な事件。恋愛がもととなっての事件だが、登場人物に「恋愛」との縁が遠く感じるが、こういったことも起きるんだろうなぁ、と余韻を残すストーリーだっ た。
 なぜこの事件が迷宮入りしてしまったのか?
 実際に共同体が加害者をわかりにくくしてしまう事件として、名張ぶどう酒事件(1961年)を思い出した。

5さん
 実際の事件を知らずに読んだが、文章が流れるようでわかりやすかった。
 文章中「あれっ?」と思うスムーズな文章の流れを断ち切るようなひっかかりは、著者から読者へのヒントになっている箇所があった。
 動機が希薄?
 雪代が犯人を想起する場面が 、読んでいて好きな文章。

 皆さんの感想のあとに、特に印象に残った箇所などについて話しました。
・テレビドラマ版との違い
・自分のものにならなかったから殺したのか?
・自分の地位を守るために
・最初と最後の文章
・雪代は誰の子であるのか?
・事件の裏にある大いなる力
・現代の事件と当時の事件の解釈の違い

 一通り出終わった感のあるところで、「まだ話してないことが!!」と提示されたのが、「なぜ雪代まで連れて行こうとしたか?」などの残された闇。
 各自もう一度読んでみましょう、とお茶を濁し課題図書は終了となりました。
 全体的に読みやすかった感がある今回の課題本。松本清張の短編ではなく長編も読んでみたい所です。

 次に 会員のみなさんがおすすめする本を紹介する時間になりました。

・百田尚樹著「風の中のマリア」
 専門学校の先生からオススメされた本。オオスズメバチの話。弱肉強食の世界を淡々と書いているように感じている。

・一条ゆかり著「有閑倶楽部」

・夢枕獏著「陰陽師 玉兎ノ巻」

・ヘンリー・スコット・ホランド著「さよならのあとで」
 詩集。一頁に一文とすてきなデザインが掲載されている。 亡くなった方からこの世に 残された大事な人へ送る一遍の詩。

 ちょうどここで時間となり、二時間の読書会お開きとなりました。参加された会員の皆様、お疲れさまでした。




第17回読書会

2016-07-29 23:16:44 | 読書会
 流浪の会合、「星を読む会」が始まりました。
 第17回読書会は、平成28年7月27日(水)午後7時から、まちよかCafeで行われました。課題図書は、泉鏡花著「高野聖」。まずは皆さんの意見に耳を傾けてみます。

1さん
 本は持っていたが、積ん読になっていた。苦労しながら読んだ。読みづらい。滝のシーンあたりで面白くなってくる。全体のイメージがつかみにくい。
 作中、女性が一人しかでてこない。泉鏡花の女性観
として、女性を魔物として捕らえた?
 もう一度じっくり読み直したい。

2さん
 最初読みづらく感じた。山奥の家にたどりついたあたりで「ああ、こういう雰囲気か」と感じた。
 滝のあたりでホラー感を感じた。「女性は美しいけど恐ろしい系」。
 色気に惑わされて動物に変えられてしまう男性たち、しかしお坊さんだけが助かるのは、話し相手になってあげたいという純粋な憐憫、女性の不憫さを感じたからこそ助かったのか?
 純愛ラブストーリーと感じる。

3さん
 作品が難しかった。ネットで粗筋を読んだが、それでも全体像をつかみ切れなかった。
 言葉は古く難しいが、草をかき分けるシーンなどにリアルさを感じ気持ち悪く書けるもんだと思った。

4さん
 読みづらく感じた。
 お坊さんの語る怪談話にした理由が分からなかった。当時は、お坊さんが怪談を普通に話したのか。時代背景も知りたいと思った。
 きわどい表現の中に「背中を洗う」などの表現から、女性に母性を求めたと感じた。

5さん
 昔読んだ記憶があったが、筋が頭に入ってこなかった。読みづらいという会員の意見を聞いて安心した。

6さん
 電車の中、降りてから、宿につくまでの話が事細かい。山中で女性に出会うまでが長い。お坊さんが女性に会ってからは早く読めた。
 文体がなじめなかった。お坊さんの語り口調も如何なものか。

 皆さんの感想のあとに、特に印象に残った箇所などについて話しました。
・「高野聖」の意味。
・「女」の象徴について
・化かした男たちのあしらい
・お坊さんがいない時に女性が動物たちにしていた行為を推測
・癒しの力を持った「女」が人間を畜生にまで落とす力
・動物を追い払うシーン
・馬飼のオヤジの話は真実か

 全体的に難しかったとの声が多かった今回の課題本。また読みたいとの少数意見もありましたが、時代の壁は厚かったか?
 個人的には他の作品も読みたいですが…

 読書会も一段落し、会員のみなさんがおすすめする本を紹介する時間になりました。

・森博嗣「スカイ・クロラ」
 各エピソードの扉で、サリンジャー「ナイト・ストーリーズ」の文章が所々差し込まれるのも雰囲気があって好き。
 きれいな文章、きれいな装丁がとてもいい。

・米澤穂信「儚い羊たちの祝宴」
 「バベルの会」と呼ばれる読書会の話。
 江戸川乱歩的おどろおどろしい感じのミステリー。

・重松清「十字架」
 映画化される作品。
 主人公が中学2年生の男の子。小学校までは中のよかったクラスメートが自殺してからの20年を描く作品。遺書の中に4人の名前があり、主人公は「親友」として書かれていた。
 とても丁寧にかかれる20年とても良かった。

・松本大洋「ZERO」
 一番好きなマンガ家として紹介。ボクシングマンガ。
 

 ちょうどここで時間となり、二時間の読書会お開
きとなりました。参加された会員の皆様、お疲れさまでした。
 また、今回で長らく会場を提供してくださっていた「まちよかCafe」様が営業時間の変更に伴い、今後読書会の場所としての使用ができなくなったため今回で最後となりました。
 今後は別の場所で読書会を行うこととなりました。良い会場があればぜひ情報提供お願いいたします。



第16回福井読書会

2016-05-28 00:06:35 | 読書会
 第16回読書会が平成28年5月25日(水)午後7時から、まちよかCafeで行われました。
 課題図書は、宮下奈都著「田舎の紳士服店のモデルの妻」。
 福井にゆかりのある女流作家で、本の舞台も福井。先日、著書「羊と鋼の森」が本屋大賞を受賞したことでも知られる話題の方の作品です。会の皆さんは、どのように読まれたのでしょうか。

●読書会 19:15~

1さん
自分にとってはなじみのない、主婦の話。怖い部分もあった。
たんたんとした文章で気持ちが下がる感じを受けたが、ラストに近づくにつれ筒石さんとのくだりで上がった気がする。
「自分が特別な人間だと思いたい」に共感した。

2さん
「羊と鋼の森」の読後に読んだ。自分もたんたんと読めた。不倫?の場面がしっくりこず、浮いている感じがした。宮下奈都は恋愛を書き慣れていない?
本の主題が見えなかった。福井弁が強すぎるように思えた。
他の本も読んでみたい。

3さん
「スコーレNO.4」に通じるのではないかと思う。
妻としての、母としての、「女」としての女性。
女性の多面性を描いていたように読めた。
各章が10年日記の状態と照らし合わせてあり、書き方、テクニックとして面白かった。

4さん
題名から、冴えない人の話かと思って読んだ。そこそこもてた女性が転落?してる話かと思った。
塩田さんが愛想笑いではなく、心から笑ってくれるまで笑わない女性として描かれていたのは自然なプロセスだと感じた。
文章にリアリティがある。「これが現実なんだな」と痛感。
やっぱり、恋愛部分が浮いてる気がした。
ストーリーはさくさく読めた。

今回の課題本オススメ者 5さん
タイトルが地味だが、ジャケ買いした作品として覚えている。
都落ちが人生の転落としたら、深く落ち込んでいく女性がどのようなきっかけでまた人生の軌道に戻るかがおもしろかった。
CDを聞き続ける没頭する行為に、共感。
壊れた人がどうやって「普通」に戻ってくるかの課程、をオススメしたかった。

6さん
作者は恋愛部分こそ書きたかったのではないか。夫婦の関係が最終的にどうなったかがもやっとした。続きがもうちょっと読みたい感じがするが、ここで終わるのがいい作品と思う。

 皆さんの感想のあとに、特に印象に残った箇所などについて話しました。
 ・文章に口語が入ってくる。「どっこい生きてる」など
 ・章立てが凝っている。10年日記の使い方が絶妙。
 ・事件→展開→日記→次への伏線の文章の繰り返し感がさくさく読める原因では?
 ・恋愛として微妙な関係。あの状況では肉体関係がない方が不思議
 ・プラトニックな恋愛と家庭を壊したくない主婦の葛藤を表した?
 ・ハッピーエンドは是か非か
 ・他の作品もぜひ読んでみたい

 今回の名言賞は、『麻婆豆腐の下りでぶち切れた』です。

●おすすめ本を紹介 20:10~
・清武英利著「切り捨てSONY リストラ部屋は何を奪ったか」講談社
 業績不振によってリストラ部屋にやられても開発を続けたサラリーマン、魂を失わなかった人々がいた!と書いてある本らしく面白そうなので今日図書館で借りてきました、との事。
 あのナベツネと喧嘩した清武さんの2冊目の本、ってだけで面白いに決まってる!との推薦。

・河野裕著「怪談島シリーズ」新潮文庫NEX
 「いなくなれ、群青」、「その白さえ嘘だとしても」、「汚れた恋を赤と呼ぶんだ」の3作品。
 おもしろかった、読みやすかった、ラノベじゃないのにラノベっぽい。

・宮下奈都著「スコーレNo.4」
 課題図書に合わせて。

・原田マハ著「楽園のカンヴァス」新潮社
 アンリ・ルソーが描いた絵画を元に起こるミステリー。大富豪のコレクターが所持していた絵の真贋をめぐって、研究家同士が争う。
 美術に興味がなかったが、ひきこまれた。会員からは「ぜひギャラリーフェイクも!」との声多数。

 ・細野不二彦著「あどりぶシネ倶楽部」小学館
 マンガ。1982年のとある大学の映像サークルの群像劇。
魅力のある部員たち、5人の部員のいろんな思いが重なりながら、映画作りが進んでいく細野劇場。
生徒や学生だったときの、無駄に熱い情熱や恋愛事情を思い出して悶絶しながら読んでいただきたいです。

 ・柳広司著「ジョーカー・ゲーム」角川書店
 諜報機関を巡る話。マンガにもアニメにもなった話題の本なので、おさらいのつもりで読んだ。


 ちょうどここで時間となり、二時間の読書会お開きとなりました。参加された会員の皆様、お疲れさまでした。


次回17回読書会は、平成28年7月27日19:00から、場所はまちよかCafeで行います。

課題図書は、泉鏡花(泉鏡太郎)著「高野聖」。
北陸が産んだお耽美ロマン主義の大家泉鏡花の代表作を読んでみたいと思います。
青空文庫に作品がありますので、お気軽にご参加ください。




星を読む会3年目記念親睦食べ会

2016-05-08 00:48:20 | 読書会

今日は、星を読む会3年目を記念して「親睦食べ会」が開催されました。

午後7時に、つくも橋ピリケン本店の瑞宝の間に集まった会員七名。
本格中華料理を食べながら、やっぱり本の話や映画の話、会員同士の情報交換から、宗教論、マンガ、アニメ、音楽、医療まで幅広い会話が飛び出る飛び出る!

あっという間に予定の二時間を越え、延長30分。
とっても内容の濃い親睦会となりました。