こんばんは、ふじたろうです(^^)
十善とは、十悪の反対と教えて頂きます。
そこで今回からしばらく、十悪について、学びたいと思います。
十悪とは、貪欲(とんよく)、瞋恚(しんに)、愚痴(ぐち)、綺語(きご)、両舌(りょうぜつ)、悪口(あっこう)、妄語(もうご)、殺生(せっしょう)、偸盗(ちゅうとう)、邪淫(じゃいん)の十の罪です。
まずはじめの貪欲、瞋恚、愚痴の三つは心で犯す罪悪をいいます。
仏教では
「殺るよりも 劣らぬものは 思う罪」
といわれて、口や身体で犯す罪よりも心で思う罪の方が最も恐ろしいといわれます。
最初の貪欲とは底の知れない欲の心をいいます。
金が欲しい、ものが欲しい、誉められたい、認められたい、もっともっとという限りない欲に私たちは、どれだけ恐ろしいことを思い続けていることでしょう。
あいつがいなければ、こいつがいなければ、あの人が失敗したら、この人が死ねばと、どれだけの人を、心で蹴落としていることでしょうか。
親であれ兄弟であれ、子供であれ恩人であれ、自分の欲の為には、どんな恐ろしいことでも考えます。
遺産相続で、兄弟や親戚どうし、骨肉相食む争いは、この欲の心が引き起こす惨劇です。
こんな教訓的な話があります。
三人の泥棒が大金を盗んで山頂まで逃げる。山分けしようとしたとき、一人が欲をおこす。
「腹ごしらえしてからにしようじゃないか。オレは食べ物をさがしてくるからな」
と町へ出かけた。空腹にあえいでいた二人に異論はない。町へ行って満腹した泥棒は、残りのまんじゅうに毒薬を注入。我欲のためには仲間も殺す魂胆だ。
山に残った二人も悪相談ができていた。
「アイツをかたづけて、二分しよう」
町から帰った泥棒は、
「オレは、食べてきたよ」
と毒まんじゅうをそこに置き、崖の上から気持ちよさそうに放尿しはじめた。チャンスとばかりに二人の泥棒は、足音しのばせ近づき谷底へと突き落とす。
「これで安心、食べてから分けよう」
二人は枕を並べてあの世ゆきだ。山頂に残ったのは盗んだ大金だけだったという。
名声がほしい、財宝がほしい、あれもこれも、もっともっと……。きりのない名誉と利益を求めて苦しみ、すべてを置いてこの世を去る。
人間の愚かな末路を象徴する話のように思われますね(><)
十善とは、十悪の反対と教えて頂きます。
そこで今回からしばらく、十悪について、学びたいと思います。
十悪とは、貪欲(とんよく)、瞋恚(しんに)、愚痴(ぐち)、綺語(きご)、両舌(りょうぜつ)、悪口(あっこう)、妄語(もうご)、殺生(せっしょう)、偸盗(ちゅうとう)、邪淫(じゃいん)の十の罪です。
まずはじめの貪欲、瞋恚、愚痴の三つは心で犯す罪悪をいいます。
仏教では
「殺るよりも 劣らぬものは 思う罪」
といわれて、口や身体で犯す罪よりも心で思う罪の方が最も恐ろしいといわれます。
最初の貪欲とは底の知れない欲の心をいいます。
金が欲しい、ものが欲しい、誉められたい、認められたい、もっともっとという限りない欲に私たちは、どれだけ恐ろしいことを思い続けていることでしょう。
あいつがいなければ、こいつがいなければ、あの人が失敗したら、この人が死ねばと、どれだけの人を、心で蹴落としていることでしょうか。
親であれ兄弟であれ、子供であれ恩人であれ、自分の欲の為には、どんな恐ろしいことでも考えます。
遺産相続で、兄弟や親戚どうし、骨肉相食む争いは、この欲の心が引き起こす惨劇です。
こんな教訓的な話があります。
三人の泥棒が大金を盗んで山頂まで逃げる。山分けしようとしたとき、一人が欲をおこす。
「腹ごしらえしてからにしようじゃないか。オレは食べ物をさがしてくるからな」
と町へ出かけた。空腹にあえいでいた二人に異論はない。町へ行って満腹した泥棒は、残りのまんじゅうに毒薬を注入。我欲のためには仲間も殺す魂胆だ。
山に残った二人も悪相談ができていた。
「アイツをかたづけて、二分しよう」
町から帰った泥棒は、
「オレは、食べてきたよ」
と毒まんじゅうをそこに置き、崖の上から気持ちよさそうに放尿しはじめた。チャンスとばかりに二人の泥棒は、足音しのばせ近づき谷底へと突き落とす。
「これで安心、食べてから分けよう」
二人は枕を並べてあの世ゆきだ。山頂に残ったのは盗んだ大金だけだったという。
名声がほしい、財宝がほしい、あれもこれも、もっともっと……。きりのない名誉と利益を求めて苦しみ、すべてを置いてこの世を去る。
人間の愚かな末路を象徴する話のように思われますね(><)
聞くだけでも恐ろしい言い方のようですが、私たち人間が誰でも思うことなのですね。
切りのない欲のために、生死を繰り返すのは、もう終わりにしたいです。
持っているのが私たちだと知らされます!
自利利他の心でいなければならないと思い
ます♪