まだまだ実験

2018年より短歌を載せることにしてみました。
装丁はダリアのままです。

楽しい歌も時にはあるかも。

Julian Schutting Am Morgen vor der Reise

2015年05月05日 13時18分26秒 | 
「なんと弁解しようか、苦心するこねあげる」
宿題を残念にも書くことができなかったのは、ちょうど書き始めた途端虻がわたしの手にとまり夜までそのままだったから(だって鉛筆を尖がすとき指を何本も切り落としてしまったんだもの)。

授業に出なかったのは、わたしがまずは車から溶接外しされなきゃいけなくて、そしてあ、そうか、前の座席には両親がいたんだってやっと確認できたせいです、長いことこりこりしたあとで初めて。

詩の暗誦ができなかったのは、隣の部屋から母の痛いという叫びが聞こえて集中できなかったからです。

答えは本当にわかっています、でも家でアンギーナとベッドにいるので提出できません。などなど


「ユーディット、旅立ちの朝に」
「どちらが怖い」
新しいコートで湿った石塀によりかからないでね、大きな公園の塀が背中のところで突然倒れて急に無くなってお前はうしろ向きに落ちたりしたら、どんなに怖いと思う!
そしたらこんなことになるかもよ、公園の池の鏡の面をのぞいたら下から覗き返すのが誰の顔だと思う!
別に驚かないよ、わたし慣れてるから、ママが髪をとかしているとき、鏡の中でも髪をとかしているでしょ、ママと同じに左の手で。


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