近鉄奈良線は大阪と奈良を直線で結ぶ最短路線を形成するため、多くの犠牲を払いながらも生駒トンネルを掘削したが、車両断面は小さく他の路線に比べ車体幅の狭い電車で運転を行っていた。高度成長期を迎え、大阪市内からドーナツ化現象が顕著となり奈良線の輸送力増大は近鉄路線の中でも最も重要な課題であった。大阪・奈良間に存在するトンネルは新たに断面の大きなトンネルを生駒トンネルの南側にほぼ並行して掘削することに決定するが、完成までの間の輸送力はそれまで15m級の400系、600系に代わって、18m級の中型車でスイスのシュリーレン社の技術提供の元、軽量・高性能車両を落成させ、大阪-奈良間の(特急料金無料の)特急を運転させることになった。この車両が800系で、正面2枚窓の軽快な車両として颯爽とデビューした。登場時は、3連であったがのちに中間付随車を増備し4両編成となった。奈良線の車両限界拡大とともに大型車投入によって、京都線や橿原線に活躍の場所を移し、さらに晩年は生駒線でも活躍した。一部は、2両に分割され狭軌化のうえ、伊賀線で余生を過ごした編成もいる。
模型は、Nゲージ、トミーテックの鉄コレ事業者セット
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/2f/4663d77f617f9f632467fc0886af439e.jpg)
モ800
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サ700
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/db/fd0749676114285d9d6e1161c1bdf4ad.jpg)
ク710 簡易運転台付き
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/f9/7635b802e4d7965418aed3e1d00e8508.jpg)
モ800
2014.07.27 N-0033
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