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さて、今回はスイングアームの加工です。 ぶっといタイヤを履くために、ちょいとエグりました。 こんな簡単な加工も得意分野です~。
簡単なフタする溶接でも、当然のごとく歪みます。 このあと、元の寸法に修正(歪みを取る)します。
特にアルミの構造物は、熱を入れると、ものすごく歪みますね~。 オートバイだと、フレーム・スイングアームが大きいところです。
構造物を製作するには「治具」という物をまず造り、溶接して組み上げていくのですが、治具が有るから歪まない、という事は無いんですね。
歪みを少なくする方法は有ります。溶接の順番だったり、擦り合わせの精度だったり・・・。
組み上がった後に、治具の寸法に合わせて修正していく、という段取りですね。
この「歪み取り」が、かなり大変だったりします。
量産する場合は、歪む方向・寸法のデーターを取って、前もって歪みを考慮した治具を作って~って方法も有りますし、「後加工」という方法も有ります。メーカー物はほとんど「後加工」ですね。
若かりし頃、ホンダ・レース系のアルミ構造物を作っている人に、こんな素朴な疑問をぶつけてみました・・・。
私「いっくら、しっかりした治具造っても、結局は歪むじゃあ~ないですかぁ~・・・治具ってなんなんですかねぇ~?」
知人「歪みは、取るもんだから。」
私「・・・・・・・カッコイイ~ぃ」
と、この時、わたしは思ったのですよ~。
歪みを取るのが、どんだけ面倒で大変か知っていたので、さらっと言いのけた知人の職人さんに、ちょいと感動した事を覚えています。
今は私も見習って、「歪みは取るもん、歪みは取るもん」と呪文を唱えながら溶接しています。
でも~、やっぱり、歪み取りはメンドウだぁ~なぁ~!!。(プチ本音)
ちなみに、上の写真レベルでは治具は造りません。 万力とジャッキでぐいぐいヤルだけです~。
てなわけで、本日は以上で。 ばいならならいば。
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マーベリック
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