平成湘南日記...一語一絵

あせらずゆっくりのんびりと
花とニャンコとクッキング
時々俳句とデジ散歩
自称カメラ小僧の気まぐれ風まかせ日記

地デジ化

2011-07-17 17:50:47 | 最近のこと
地デジ化完了まであと1週間となりました。
小渕政権の時代、電波の有効利用を目的として(実は景気対策)始まった「地上波デジタル化」。



宮城、福島、岩手は被災地のため最大で1年間延長することが決まっていますが、地デジ化の秒読み段階に来て地デジ化による弊害がしばしば報道されています。

先ず第一に、アナログTVやブラウン管の不法投棄。
これは、悪質な回収業者が正規の処理場に持ち込まず、不正に処理費用を詐取したケースが大部分。

次に、視覚障害者が「テレビを聴けなくなる」ということ。
地デジ化されるとTV音声がFMラジオで聴けなくなるため。
つまり、FMとTVアナログ放送はともにVHF帯の電波を使うが、地デジはUHF帯なのでラジオでは受信できなくなるというわけ。

そのほか、
電波状態が悪く未だに視聴できない地域が数十万世帯レベルで存在する。
地デジ受信高齢者の方に対し地上デジタルTVを配布するためのお金を徴収すると偽って現金を詐取されたという事件が多発。
そして本当に地デジ化されるという情報から置き去りにされている。
...など。

以前、大震災における日本国民の民度の高さについて書きましたが、不法投棄や高齢者を騙すなどはこれでも同じ日本国民かと疑いたくなってしまいます。

Reiさんが、つい最近“デジタルデバイド”についてお書きになっていましたが、テレビの機能拡大につながると期待される地デジ化も、視覚障害者や高齢者の一部の方々も情報弱者と化してしまう、すなわち“デジタルデバイド”を生み出していると言えるのではないでしょうか。
地デジ化が、一種の弱者切り捨てにならなければと思います。

さて、日本では一見特需に沸いているTVだが、ソニー・パナソニックともTV部門は経常赤字だそうです。
冒頭に目的が景気対策云々と書きましたが、この国策の目的に合致しなかったんですね。

さて1週間後、いかなる地デジ化騒動が起きるのでしょうか、又は済々と地デジ化移行が進むのでしょうか。



「Flashed Face Distortion Effect」(一瞬で切り替えた顔の歪み効果)と言われる、
比較的最近発見された、目の錯覚現象というものがあります。
まずは下記の注意点を読んでから、動画を御覧ください。

1. Keep your eyes on the cross
 (動画の真ん中にある十字を見つめ、目を離さないで下さい)
2. These faces have not been altered
 (両側に現れる顔は何も加工していません。)

真ん中を見続けてると両方にいる人女の人がモンスターのように見える錯覚実験動画
Shocking illusion - Pretty girls turn ugly!


以下は、昔からある、目の錯覚を応用したいわゆる“騙し絵”の数々。



地デジ化を“騙し”に擬えているわけではありません。
誤解のありませんように。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
分かりません (nampoo)
2011-07-17 18:27:30
地デジ化されると視覚障害者がTVを聞けなくなる。
というのはつい2,3日前に聞いて驚きました。

何故、無理に地デジ化しないといけないのか、
私のようなアナログ人間にはさっぱり分かりません。

騙し絵、とても懐かしかったです。
nampooさん (fusan)
2011-07-18 19:09:24
国としては地デジに対応できない人々よりも、既定方針通り施行することを優先させたのでしょう。
しかし、我が家の場合アナログ放送の頃はノイズやゴーストがあって画質は悪かったので
デジタル化は歓迎しています。
その代わり録画しておきたい番組が増えてちょっと困った部分もあります。

コメントを投稿