インド研修日記

システムエンジニア兼空手家の2ヶ月間のインド研修の日記

研修18 & 19日目と超寝不足。。。 (10/26 & 27)

2010-10-30 03:41:06 | 日記
~研修18日目~

今日も引き続き「Cross Culture Comminicaton」の研修。
「Direct or Indirect  (直接的か、遠まわしか)」
「Task or relationship(仕事のスキルを重視か、関係を重視か)」 
「Risk or Cautio   (リスクテイクか、注意深いか)」について学習。
それぞれの国でこれらの傾向は異なるので、仕事をする国の特徴に合わせて柔軟に対応できないと、
グローバルビジネス環境では勝ち残っていけないことを痛感しました

あと、インドではプロジェクトが始まるときに関係を築くためには、ランチを一緒に行くのが定番みたいです。
もともと日本みたいにお酒を飲む文化ではないので、定時後にみんなで飲みに行くという習慣もなく、
さらに女性の開発者の割合も多く、中には子供いる人もいるので定時後に都合をあわせるのは難しいみたいです

そして、研修後のExtra Englishで日本とインドのお祭りについて話をしました。
年越しそばの意味を知らなかったり、ひな祭りのことを知らなかったり(15日までに飾りを片付けないとお嫁に行けなくなる)と
日本のこともっと勉強して、そして英語で相手に説明できるようにならないとですね
恥ずかしながら世界的に有名な富士山に登ってことがないので、ぜひ登って日本の名所として外国人に紹介できるようにしたいです

そしてアパートに帰ってきてからは、明日のプレゼンのために情報収集&資料作り。
テーマは「High Context & Low Context culture」、言葉の意味を深く考える文化とそうでない文化についてです。
一人20分という時間設定なので、聞いている人が飽きないように工夫して資料を作るのがポイントですね
(結局、なんだかんだで作業をしていたらインド最遅の4時まで作業をしてしまい、、、


~研修19日目~

今日は、午前中にインドの各州の特徴について先生から説明があり、その後に逆にこっちから日本の県について説明。
自分は小さいころに過ごした三重県について説明して、即興で英語でスモールトークをするいい練習になりました。

そして午後は各自の発表がスタート、みんなしっかりと準備してきて濃い内容の発表+先生が質問を促して予定外の質問の嵐に
私のプレゼンは最初にアイスブレークを用意したりと聞き手を意識したのですが、途中からは一方的に情報を伝えることが中心となってしまい
次のプレゼンではアイコンタクトを取りながら聞き手のペースで英語で話せるように気をつけたいと思います
あと、グラフや図で説明するのは難しい内容だったのですが、例えば写真を使ってわかりやすく&飽きないようにする工夫をすることが次へのステップです

定時後には、先週に夕食を一緒に食べたインド人と食事をするために街中に出かけました
今回は、おじさんではなく彼の弟が参加。NYでMBAをとっていた優秀な弟なのですが、
何故かお兄さんが来月日本に行って、その後を追って日本に行くつもりだと言っていました
(今度会う機会に、なぜ欧米ではなく日本に行きたいのかを聞いてみよう
そして彼はとなりのトトロやルーキーズを見て日本語を勉強していて、彼もお兄さんと同じように日本人の女性と結婚したいと言っていました
日本人の女性はインド人の女性ほど自己主張が少なく、優しくてかわいらしいというのがインド人の印象のようです
お兄さんほど日本語が話せないので、今日の食事は逆に英語での会話が多くて勉強になりました。

そして今日も前回と同じように12時近くの帰宅となり
明日はクロスカルチャーの一つで村訪問で朝が早いので、
シャワーを浴びたら何もしないですぐに就寝してしまいました

(兄弟:左が優秀で少しシャイな弟で、右が努力家でアグレッシブな兄です。似ているけど弟の方がイケメンですね


(サリー:お昼休みのサリー体験で、男ですがサリーを着てナマステポーズ。意外と歩きづらいことを発見


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最後にちょっと面白動画を紹介します。嫁とその友達と見て盛り上がったナイスな動画です
「ウェディング エントランス(去年YOUTOBEの視聴回数のベスト10の一つ)」
 http://www.youtube.com/watch?v=4-94JhLEiN0

「上の動画のパロディ版」
 http://www.youtube.com/watch?v=zbr2ao86ww0
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研修17日目とボリウッドダンス (10/25)

2010-10-26 10:44:13 | 日記
研修17日目

今週1週間は「Cross Culture Communications」と「Company Vistit(企業訪問)」です。
28日(木)には、プネ市から少し移動して田舎の村を見てインド文化を体験できるみたいで楽しみです

「Cross Culture」もこれまた話好きな女性の先生で呼吸を置くことなく延々と話すので、
頑張って全部話を拾うようにすれば自然とリスニングの力が着くようになる気がします
また、インドの先生は親切なのか話好きなのか分かりませんが、必ず質問した以上のことが答えとして返ってきます。
おそらく教えるという立場上、質問される=理解してもらっていないということなので、
しっかり理解してもらえるように精一杯説明しようという責任感がみんな強いのかと思います

あと、「Cross Culture」のIntroductionとして、文化の作られ方、文化の違いについてなど色々と学習しましたが、
結局最後に先生が言ったのは「Get your work down in any way!!(どんな手段でもいいから仕事を終わらせる)!!」が
異文化の環境では一番大切なことで、今日の1日の授業で他のことは忘れてもいいからこれだけは覚えておいてくださいって
仕事ではないけど、例えば綿棒を購入したい時に「cotton swab」と言って伝わらなければ、それで諦めてしまわないで
紙にスペルを書いて伝えるとか、耳かきをする振りをして伝えるとかして最終的に綿棒を購入できればOKという考え方です。

確かに前のプロジェクトでインド人と仕事をしていて言葉で伝わらなかった時には、
ホワイトボードや紙の裏を使って例を用いて図や絵で説明すると確実に伝わったことを思い出しました

研修後は、久々に6人でスポーツジムに行きました。
そしてスタジオプログラムのボリウッドダンスというのが面白そうだったので体験
(ボリウッド=ボンベイ・ハリウッドの省略で、ボンベイはムンバイの昔の呼び方でインドの映画の中心地です。)
日本のスポーツジムだったら恥ずかしくて参加できないのですが、インドに来てインド人みんながダンスが上手で、
ダンスは世界共通のノンバーバルコミュニケーションツールだと思いその勢いで参加

1時間いろいろなノリノリの曲が流れて、先生や他の人の動きを見よう見まねで踊り続けました
太ったインド人もいたので何とかいけるかと思ったのですがなかなかついて行けず、彼らの方がぜんぜん上手で
リズム感に合わせて体を動かすことが難しく、もっとリズム感を養わないといけないと思いました。
普段まったくやらない動きをしてとても楽しかったのですが、使っていない筋肉を沢山つかったので明日は筋肉痛でボロボロだと思います

さて、水曜日に「Cross Culture Communications」についてプレゼンをすることになっているので、
まずはそのお題を考えないといけないのですが何にしよう?明日の研修後は資料作りと練習を頑張ります

休日⑤生活環境について(10/24)

2010-10-25 00:42:34 | 日記
第三週目の週末の大切な1日だけの休日

朝は辛かったのですが、7時に起床してマガルパッタシティー内をランニング
今日は、ランニング後に洗濯、週報、お昼(そうめん)、買い物に外出、帰宅後に夕食パスタという普通な一日でした。
マガルパッタシティーをランニングした時の写真で、生活環境について書いておきます。

私が生活しているマガルパッタシティーは、プネ市にある5つのITパークの一つです。
広さは東京ドーム30個分ほどで、IT技術者を中心に約30000人の人が働いています。
場所はプネ市街から少し外れていて、いつも足にしているリキシャーで30分(80ルピー=160円)くらいの距離です。

私が住んでいるアパートはマガルパッタ内のジャスミニアムというアパート郡で、
写真のようなお洒落なアパートが20棟近く立ち並んでいます


次の写真は研修センターの概観です。ジャスミニアムからドアtoドアで約5分弱、近すぎますね


まだ、建設中のビルもありますが、プネで今まで見た中で一番近代的な建物が建っています。(恐らく他のITパークも


マガルパッタシティーのメインゲートの入り口です。普段は噴水が上がっていてゴルフ場のようです


マガルパッタシティーの中は、野球場×2くらいの公園があります。素敵な池やなぜか盆栽などもあります




ジャスミニアムから10分ほど歩くとデスティネーションセンターという大きな商店街があります。
週に2~3回、ここで食料、飲み物、おかし、ビールなどの必需品を購入したり、お金を引き落としたりします


その他にもレストランが3つあったり、前に紹介したジムがあったり、バスケットゴールがあったりと何でも揃っています

なので、あまり外に出る必要もないくらいのいい環境なのですが今日はお土産を探しに午後外出しました。
そうしたら、何故かお店の半分は閉まっていて、買いたいと思っていたお土産を一つも買うことができませんでした
代わりに授業で見たインド映画の「BLACK」が199ルピー(約400円)で売っていたので購入
明日、なんで日曜日で稼ぎ時なのにお休みだったのか聞いてみようと思います。

来週末は、1泊2日の強行で世界遺産のエローラ&アジャンタツアー。(2日とも朝5時起き&10時間近くのバス移動)
そして再来週末は、3泊4日でデリー(首都)、タージマハール、ガンジス川などを回ります。
2週連続で週末が潰れるのは厳しいですが、体調に気をつけて研修に望みたいと思います

研修15 & 16日目とインド人の文化 (10/22 & 23)

2010-10-24 23:25:43 | 日記
研修15日&16日目

前日までは「General Manegement」として「Manegement」と「Marketing」を勉強しましたが、
また先週と同じ「Business Engilish」のモジュールに戻って金曜日、土曜日と学習
再来週がディワリシーズンで2日休みになるので代わりに2回土曜日の研修があり、
ちょっと研修の復習ができなかったり、外で色々と体験したり、じっくりと休みが取れないのが微妙です

研修は、先週の残りの「Negotiation」について、合意した場合と合意しなかった場合の締め方について学習。
その後は、「Business Writing」として、基本、構想の立て方、グラフの活用、、メモ、手紙、メールについて学習。
前日までの「General Manegement」のクラスでは、座学がメインの中で他の人に比べてかなり積極的に参加することができていたのですが、
「Business Engilish」になると、みんなの積極性が増して中々参加できず、他の人との語学力の差を実感しました

15日の研修後は、先週の日曜日にお世話になった2人のインド人が美味しいインド料理のお店につれてってくれるということで、
せっかくの機会と思い予習と復習はお休みして食事に行きました
食事は「鳥の唐揚げ」、「ラム肉の炒め物」、「魚のフライ」、「野菜のてんぷら」、「チーズチキン」などなど、
全部インド料理なのですが結構日本の味に近い物もありとても美味しくいただきました
特にインドに来て魚は初めて食べたのでとてもうれしかったです

「鳥の唐揚げの写真」


「食事の様子(奥のインド人は30年前から文通で日本人と交流しているおじさん、手前が独学でITと日本語を勉強する若者)」


自分はお酒は2杯くらいにしたのですが、他の人は結構沢山飲み&話が盛り上がり家に着いたのは12時を過ぎていました。
先週の日曜日にお世話になったインド人のおじさんが、いつでも研修メンバー全員が家に来る準備ができているからぜひ来て下さいと
来週、再来週の週末は旅行なので、その次の週末に全員(10人)で家にお邪魔することになるのかな???


16日の研修後は、マガルパッタ内のレストランに入ったら開店1時間前だけど飲み物だけならOKだよということで入店
その後スタッフ全員が集まって夕礼!?みたいのをしたあとに、開店30分前なのに料理のオーダーを取ってくれてやさしいです
ここは中華料理もメニューにあり、プラム(大きい海老)炒め、酢豚、焼きそばなども注文できます。
さすがにいつも似たような味のインド料理を昼夜と食べているのでたまに違う味を食べるのには丁度いいです
レストランの後も同部屋の3人で酒とスナックを楽しみながら仕事のことやお互いのことについてまじめに話しました。
いやぁ~、2人とも本当に熱い思いがありとても刺激になります
そんな2人から私が色々と率先していることに感謝していることと、もっと周りを気にしすぎないで自由にしたらとアドバイスをもらいました。
ありがたいです

この日も気がついたら12時過ぎまで話をしてしまい…、遅い就寝になりました

研修14日目とインド人の文化(10/21)

2010-10-21 23:51:09 | 日記
研修14日目

今日は「Marketing」の残りを学習。

4Pの残りのPrice(価格)、Promotiom(広告)、Place(流通チャネル)についてと、Market Segmentation(市場細分化)、
Positioning(製品ポジショニング)やMarket Research(マーケット環境調査)について学習しました。

4日間を通してManagementとMarketingについて同じ先生から講義を受けましたが、
資料がMECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)になっていなかったり、レベル感がバラバラで唐突な内容が多かったり、
現実のビジネス環境とは異なると思うところがあったりと色々とツッコミたくなり
そういう時に「何でそうなるのですか?」「こういう場合はどう当てはまりますか?」「実際のビジネスはこうではないのですか?」
などと先生に質問をすると、大抵は同じことを別の角度や例で繰り返し説明したり、論理的に納得できない内容を堂々と説明したりと
結局は先生の考え方を押し付けられ、仕方なく「OK...」って言う結果でした

自分の質問の意図をちゃんと伝えられない自分の英語力の不足が期待した回答をもらえなかった一つの原因だと思いますが、
他の原因としてインド人は常に自分の考え方が正しいという強い自信を持っていて、それを堂々と主張する文化にあると思います
前のプロジェクトでインド人と仕事をしたときも同じようなことが何度かあり、その時は私が正しいと思うことを
しっかりと説明をしてなんとか理解してもらうのですが、結構激しい議論になり苦労したことを思い出しました
これはインド人のいい文化で日本人も見習わないといけないところで、インド人にとってはそういう議論は普通で、
もし自分の考え方が間違っていても謝ったりフォローするような一言がないので、そのGAPにも理解を示せるようにならないとです

今週の研修は土曜日までと6日間の長丁場なので、頑張って残り2日間も集中して取り組みます。