我々釣りクラブ『Team BackRush』も参加した。(俺と健と友和の悪友3人組)
水イカの三匹重量を競い合う。中五島一帯を舞台に朝8時スタートの6時検量。
我々はスタートからのんびりムード。他の参加者たちは一斉に各港に散らばった。
もう9時を回った。しかしまだ店内にいる。コーヒー飲みながら。余裕の現れだ。
ようやく重い腰をあげ、超近場の有川港に向かう。遠出が嫌いだから。
タックルをセットし早速やってみる。ビュンビュンビュン!・・・軽快な音だ。
そしたら友和が「まいど~」と言いながら竿を曲げる。コウイカだった。
リリースしたが浮いたままだ。そのコウイカを引っかけながら健が遊んでいた。
そしたら知り合いの漁師さんが出港して我々に気付き船で寄ってきた。
「エギば遠くのポイントまで運んでやる」
健のエギを取り、100m以上遠くの沖で漁師さんがエギを置いてくれた。
「あんなに遠くちゃシャクっても伝わらんやろ」俺がつぶやく。
そしたら健が渾身のシャクリを見せた! ブォンッ!
「バキッ!」「・・・何?今の?」 竿がまっぷたつに折れていた。
片や友和は開始30分でエギを3個流したらしくざぁまに腹かいていた。
きっと二人にコウイカの呪いがかかっていたのだろう。怖ぇぇぇぇ!
釣れないため場所移動。相河を目指す。途中でほか弁で食料を調達。
コンビニにも寄り食料を調達。・・・もはやピクニックだ。
相河に到着。すでに二ハイ釣っていた渡辺先生がいた。
その横で我々も釣る事に。そしたら数投後に俺にHIT!840gをGET!
先に釣られて奮起した友和が得意の3段シャクりを炸裂させた!
パツンッ!ラインブレイク。本日4本目のエギとのお別れ。
健も負けじと超遠投!ビュンッ!プツッ!エギだけが無情にも飛んで行った・・・。
その後、俺と友和はメシを食っていたが健だけは仕掛けを作っていた。
セット後エギを遠投!なぜかまたもエギだけが無情にも飛んで行った・・・。
笑い転げていたら、なぜか後方でパチンとかなり良い音がした。
俺の竿が折れていた。原因不明。なぜか折れていたのだ。
3人とも大赤字である。水イカ1パイ2ハイじゃ済まないくらいに。
3人戦意喪失で場所移動。頭ヶ島を目指す。
そしたらこれが大当たりで、友和が1kg余裕越えのこの日一番の大物をかけた。
手前に寄せ、俺がギャフを振りかぶる。ギャフを掛け、たぐり寄せた刹那・・・
「ドッポーンッ!」 ・・・水イカ脱出成功!
友和にかける言葉が見つからない。二人で唖然としていた。
その隣では今逃げたばかりの水イカを掛けようと必死でエギを落とす健がいた。
TIME UP!
もう釣りという話ではなく、ただのギャグでしかない。でも事実だ。
健が「俺たち、漫画やな」と名言を残した。
グレも釣れない、イカも釣れない俺たちはどこに向かうべきか?
帰りの車中で「ワカサギ釣りしかないな」という結論に行き着いた。
俺たちのエギング大会・・・・・完。
※大会結果はHPで確認願います