日々の泡&王様の耳はロバの耳

美酒&グルメ、幸運GET方法、独り言・・・何が出てくるか開けてみなければわかりません☆

ほんまもんでいきなはれ

2006-06-22 15:26:17 | 幸せget☆のいくつかの方法
「ああ、この人にはかなわないなぁ」
半ば畏れにも似た思いを抱かずにはいられない人がいます。
その人は村瀬明道尼。
大正13年生まれで、9人兄妹の真ん中に生まれて9歳の誕生日に
京都の臨済宗大徳寺派の高源寺へ。
出家がどんなものであるか、まだ理解できない年頃に剃髪して
尼として生きることが、どんなものであるか。
正直、私には想像できません。

30歳を過ぎた頃、彼女はひとりの老師様に恋をします。
20歳以上年が離れた僧侶は、それは素敵なはずです。
仏に仕え、日々修行し、澄んだ水のようでありながら
底をのぞくことが出来ないほどに深い泉のようであり。
老師様が病に倒れたことで2人は会うことも無くなり。

「尼僧が戒律を破って恋をすると、死に値する制裁が下る」
その罪の意識と怖れに苛まれて日々を過ごす明道尼は
交通事故に遭い、右半身が不自由に。

でも.....
老師様の病、明道尼の交通事故は制裁だったのでしょうか?
恋する気持ち。
これを煩悩と考えることもありますが、恋心も世に存在する
様々な欲や願いも、それはすべて人が生きる力になるものです。
それを超越することこそ仏門に入ることなのでしょうね。

60年の歳月が過ぎて。
明道尼は禅宗の尼寺・月心寺の庵主として訪れる人たちに
法話を行なったり、心づくしの精進料理をふるまっています。
季節の旬をふんだんに盛りこみ、ごま豆腐、白和え、汁ものなどと
あわせて11種類余。
これらは禅宗に伝わる料理で「斎膳(ときぜん)」と呼ばれるそうです。

月心寺の住所はこちら
〒520-0062滋賀県大津市大谷町27
交通JR東海道線大津駅下車。バス10分

波乱の人生を送ったからこそなのでしょう。
明道尼の言葉には底知れない強さと温かさがあります。
「人間はひとりで生まれて、ひとりで死ぬ」
「恋は命懸け。そうでない恋はまがい物でしかない」
「愛する人と苦労を分かち合うなどとんでもない。苦労は
自分ひとりで背負うべきもの」


目からウロコです。ウロコ、ウロコ、ウロコ
ウロコの雨
カンタンに恋を口にしてきたけれど、ただときめくための
楽しいばかりのものを恋と思い込んでいなかった?
命懸けになれないなら、それはまがい物。
だとすると私は未だ本物の恋をしていないのかもしれない。

優しくて包容力がある男性。とっても惹かれるけれど
自分が甘えてばかりでは、それは恋でも愛でもないですよね
今日は久々に写経をしようと思います。
自分にを入れなきゃ

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