とある有名な逸話がひとつ。
ある所に一人の医者がおり、彼は多くの弟子を有していました。
彼は弟子たちに問います。
「金持ちの患者と貧乏の患者、君達ならどちらを先に診察するかね?」
一人は言います。
「私は貧乏な方から診ます。金持ちなら誰でも診てくれるが、貧乏だと
そうもいかないかもしれない。だから私が診ます。」
一人は言います。
「いや、金持ちからだ。医療だってボランティアじゃない。金がな . . . 本文を読む
ベッドに転がって本を読んでるといつの間にか寝てしまってたらしく、
これから寝直す予定。
すぐ寝ないのは、夢見の悪い寝起きなので。
『冷たいとか意地悪を通り越して、何ていうか、無機質だよね・・・。』
というのは中学の頃にクラスメイトに言われた言葉。
昔の事を夢の中である程度の忠実さで再現するのは珍しい。俺にとってね。
こういわれた時、確か「お褒めに預かり恐悦至極」とか何とか返した気がする。
当 . . . 本文を読む
先日、通学途中の電車内にて、mp3プレーヤーにて音楽を聞きながら
小倉まで寝て過ごそうかとしている時に、隣に座ってたおじさんが
怪訝な、少し驚いたような顔をしてこちらをチラっと見てきました。
おや、音が漏れてたかなと思って音量を下げましたが、おじさんの反応は
「チ、最近のガキは横でシャカシャカならして鬱陶しいのぉ(# ゜Д゜)」
といった敵意丸出しというよりは、何だか俺を奇異な目で見てきていたの . . . 本文を読む
今日は朝からどうにもテンションが上がらなかった。多分寝起きが最悪だったからだろう。内容もすっかり覚えてないが、もの凄く嫌な夢を見たという実感を残したまま目が覚めた。そんな気分で電車に乗り込み、ふと去年の自分を思い返していた。俺はどうして鬱になって引きこもって、またこうして辛うじて立ち戻れたんだろう。きっかけはなんだっけ。そのきっかけは全然思い出せなかったが、今の自分が実に危うい所にいるという実感だ . . . 本文を読む
現代において、怒りを表現する言葉といったら、やはり「むかつく」だろう。というか、それ以外ない。使われない。そもそも、喜怒哀楽の中で最も表現豊かなのは、怒りではなかろうか。とりあえず「むかつく」と言っとけば済むみたいな感じだが、じゃあアンタはどれだけ怒ってるのかって話ですよ。みんな「むかつく」しか言わないから、その人が踵を踏んで歩きたい位怒ってるのか、はたまた吊革広告につっこむ位怒っているのか判別が . . . 本文を読む
俺は正義だ。それはもう何と言おうと正義だ。自分で言うから間違いない。ところで。正義って何よ?正義っつーとアレだな。悪を倒す正義の味方とか、世界制覇を狙う組織に立ち向かったりとか、そういうのだ。んじゃ。悪って何よ?現実に起こってる戦争は、正義と悪の戦いだと思うか?答えは否だ。といって、訳知り顔の奴は「どっちも悪だよ」としたり顔でのたまうだろう。それも否だ。どちらも「正義」なんだ。正義と正義のぶつかり . . . 本文を読む
俺は「無償の愛」だとか「見返りを求めない善意」っつーのが大嫌いだ。それは、まぁそういう奇麗事を並べて悦に入る人間を見るのが嫌いというのも勿論あるが、それ以前に完全な「無償」というものはないと考えているからだ。
例えば、ボランティアで清掃したり、募金したり、援助したりするだろう。ボランティアに報酬はない。報酬を払ってくれる人もいない。だが、「見返り」ならあるだろう。いい事をしたという自己満足、優越 . . . 本文を読む